記録ID: 201327
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
鷲羽岳
2012年06月23日(土) ~
2012年06月24日(日)
- GPS
- 34:55
- 距離
- 36.9km
- 登り
- 2,799m
- 下り
- 2,784m
コースタイム
●6/23(土)
04:30新穂高温泉〜05:34わさび平05:34〜05:51小池新道入口05:51〜08:40鏡平09:22〜11:26弓折岳11:26〜12:40双六小屋13:16〜15:41三俣峠付近幕営地
●6/24(日)
04:10三俣峠付近幕営地〜04:33三俣山荘04:33〜05:37鷲羽岳山頂05:48〜06:22三俣山荘06:22〜07:20三俣峠付近幕営地(朝食・撤収)08:44〜10:08双六小屋10:27〜11:34弓折岳11:34〜12:17鏡平12:17〜14:03小池新道入口14:03〜14:21わさび平14:25〜15:25新穂高温泉
04:30新穂高温泉〜05:34わさび平05:34〜05:51小池新道入口05:51〜08:40鏡平09:22〜11:26弓折岳11:26〜12:40双六小屋13:16〜15:41三俣峠付近幕営地
●6/24(日)
04:10三俣峠付近幕営地〜04:33三俣山荘04:33〜05:37鷲羽岳山頂05:48〜06:22三俣山荘06:22〜07:20三俣峠付近幕営地(朝食・撤収)08:44〜10:08双六小屋10:27〜11:34弓折岳11:34〜12:17鏡平12:17〜14:03小池新道入口14:03〜14:21わさび平14:25〜15:25新穂高温泉
天候 | 23日:晴れ 24日:晴れ そよ風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 新穂高登山指導センターが入っている建物は現在解体中なので、 こちらで登山届を出すことはできません。トイレは通常通り使えます。 登山ポストは左俣林道入口のゲートにあり。 【コース状況】 このコースまだまだ人は入っていない感じです。 実際1日目は誰とも会わず貸切。2日目も稜線より上で出会ったのは弓折岳付近ですれ違った1人のみ。 双六小屋は6/10からオープンしているが、自分が今シーズン2人目のお客さんだと言われた。 特に双六小屋より先は、小屋のスタッフも行っていないとのこと。 アイゼン/ピッケルは必要。 アイゼンは使わなかったが、双六岳の巻き道のトラバース道を使う場合はピッケルは必須。 稜線上の水場は双六小屋のみ。また営業中の小屋も双六小屋のみ。 ●新穂高温泉〜わさび平 林道をひたすら歩きます。途中の風穴からの冷気が気持ちよい。 道は舗装されているところと砂利のところがある。 笠新道入口の水場の水はまだ出ていなかった。 ●わさび平〜小池新道入口 引き続き林道を進む。 1箇所雪が残っている沢があり、乗り越える必要あり。現在除雪作業中とのこと。 ●小池新道入口〜鏡平 小池新道からは、新緑に囲まれた心地の良い登山道が続く。 しばらく進むと大きな岩が積み重なった登山道に。 秩父沢手前から雪が現れ始める。秩父沢は橋はかかっておらず、高巻して雪渓を渡る。 その後はほぼ雪道となる。トレースは無かったが、至る所にテープやリボンあり。 基本的に冬春道は赤と黄色のテープが目印となっていて、 石や木だけでなく、落ちている木の枝にまでテープは貼られてるので迷う心配なし。 イタドリヶ原を過ぎてしばらく進むと大きな雪渓に出る。 この雪渓をシシウドヶ原付近まで登っていく。途中、落石した石がゴロゴロと転がっている。 雪渓の途中で登山道は進路を右に大きくとり、尾根を巻いて隣の谷に出る。 この辺りからは先ほどと違い打って変わって目印は減るが、谷筋を登って行けば問題ない。 谷を登り詰め平坦になったところが鏡平。 鏡池は雪で覆われていて、何となく池があることが分かる程度。 ●鏡平〜双六小屋 鏡平から弓折岳まではこの時期尾根を直登し弓折岳山頂に出る春道を使う。 雪のため、鏡平山荘から弓折岳へのルートを見つけるのに手間取る。 前半は雪道。西側の崖が切れ落ちていてどこまでが雪庇か分からないので、 なるべく東側を歩くようにする。 そして後半は、まだあまり踏まれていない急登&薮漕ぎの悪路。 久しぶりの単独テン泊装備ということもあり、重いわ、引っ掛かるわで、遅々として進まず。 途中「もう今回は双六小屋まででいいや」と心も体も折れそうになった。 ただ、これでもかというくらいテープが付いているので迷う心配はない。 弓折岳から双六小屋までは、夏道が出ているのは半分位。 こちらも西側の崖が切れ落ちていてどこまでが雪庇か分からないのでなるべく東側を歩くようにする。 西側の絶景を見ながら歩けるが、何箇所か夏道に中途半端に雪が付いている箇所があり注意が必要。 双六小屋手前で、2箇所短い雪渓を渡る箇所あり。 ●双六小屋〜三俣山荘 双六山荘から少し登り分枝に出る。時間も体力もないので、一瞬の躊躇もなく巻き道コースを選ぶ。 (小屋の人からは滑落の危険性が少ない稜線ルートを勧められましたが…) ルーファイしながら、ひたすらトラバースする。 途中ところどころに顔を出しているハイマツ帯で道を遮られ、登ったり降りたりしながら道を探す。 ハイマツや石が見えている付近は雪が薄くなっているので踏み抜きに注意。 ベタベタの雪で滑りやすくなっていたが、滑落してもピッケルが利く雪質だったので、 見た目よりは安心して歩くことができた。ただガスに巻かれた時などは迷いやすいと思います。 この日は稜線/中道ルートと合流する三俣峠の手前で幕営させてもらう。 三俣峠付近からは眼下に三俣山荘とそこから続く鷲羽の稜線が良く見える。 ●三俣山荘〜鷲羽岳 三俣山荘を過ぎてしばらくは雪道となるが、その後は夏道で頂上まで行くことができます。 基本的にはガレ場の登山道。危険箇所も特に無し。 【温泉】 新穂高温泉 ひがくの湯(700円) |
写真
感想
●梅雨のひぬまの絶好の天気が予想された週末。条件が揃い久々に単独テント泊で、
雪があるうちに行きたいと思っていた鷲羽岳へ。
●しかしこのルート予想以上に人が入っていない。7月に入ってからが本番という感じなのでしょうか。
●雪も予想以上に残っていた。またこの時期の滑りやすい雪質と雪が薄くなっていて踏み抜き、
そしてルーファイと、想定していたよりも時間がかかる。
●三俣山荘で幕営を予定していたが、時間的にも体力的にもいっぱいいっぱいとなり、
三俣峠手前で幕営させてもらう。
●ゴハンの前に軽く仮眠し起きると一時、東側から沸き始めていたガスもなくなり、素晴らしい夕焼けに。
●疲れのためか歯が痛くなり、このまま痛みが続いたらどうしようと不安になるが、
バファリンを飲んで気づくとグッスリ寝ていた。
●姿は見られなかったが、テントのすぐそばのハイマツ帯で一晩中グェーグェー雷鳥が鳴いていた。
●翌日は4:00に起きて、サブサックにアイゼンと水だけ入れて鷲羽岳へ。この日も最高の天気に。
こういうとき山頂では自然と感謝の念が沸いてくるのがおもしろい。
●戻りは前日に自分で付けたトレースが残っていたので行きに比べるとだいぶラクだった。
●天気の良い週末だったためか小仏渋滞30km。いよいよ渋滞シーズンの始まりです。
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この記録に関連する登山ルート
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍 [3日]
新穂高温泉から双六岳、三俣蓮華岳、鷲場岳、水晶岳、雲ノ平(2日間)。最終日は雲ノ平から新穂高まで。
利用交通機関:
車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
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