唐松岳
- GPS
- 08:57
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,427m
- 下り
- 1,593m
コースタイム
- 山行
- 2:39
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 3:27
天候 | 晴れ〜曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
唐松岳山荘手前の、巻き道崩落により尾根道を通るところは渋滞が発生していました。高度感あり、高い所が苦手な私は爪先一点凝視をしないと怖かったです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
|
---|
感想
私「父さん、このカレンダーの印はなんだい?」
父「その日休みだからな。アルプスに行くぞ」
私「あの、ワタクシ妻子がおりますのでそうそう家を空けるわけには…」
父「白馬山荘、もう予約しといたからな」
父との登山はいつもこんな調子で決まるのですが、いつも笑って行かせてくれる妻子に感謝。
さて父と山登りと私シリーズ、唐突に決まった北アルプス山行。学生時代に山岳スキーをやり、夏のキレットや剣も経験したという父の願いで白馬山荘泊まりの山行を計画しました。したのですが…
白馬山荘で宿泊するには、まず私が自信がないから雪渓は危ない。栂池からの往復ならいけなくはないだろうけど、どう頑張っても一日に8時間行動が出てしまう。これは膝を痛めた父には厳しい。しばらく悩んだ末に「白馬は無理」との結論を出し、唐松岳ならどうだと話し合って計画を立てました。
父は元来がせっかちなもので、歩くのが早い方です。しかしその速さが災いするところもあり、山では何度かしんどそうにしているところも見てきました。そこで今回は私が先に立ってペースを作るから、としつこくしつこく話してきたのですが、さて言うことを聞いてくれるものかどうか。
それにしても素晴らしい天気に恵まれました。真っ青な空の下、白馬の山々がその美しさをあますところなく示してくれています。すげーな、俺の初めての北アルプスがこんな天気に恵まれるなんて…と、今日は感動してばかりもいられない。
私「父さん、前に出ないでくれってば。あんよが広いとバテちまうぞ」
父「だってみんな追い抜いていくだろう」
私「いいじゃないか、時間ならたっぷりあるんだ」
父の手綱を引きながら後ろをチラチラ。そら一歩がでかい、そらストックを先につかないと膝が痛むと云々カンヌンうるさく小言を言いながら、その甲斐があったのでしょうか。父も私も足の不調を訴えることなく山荘へたどり着くことができました。そしてここからは、日帰り登山の経験しかない私にとってはまったく未知なる世界です。ガスに煙る夕暮れの山々、微かにだけれども垣間見えたブロッケン現象、黎明の唐松岳を登るヘッドライトの列……どれも忘れられない経験になりました。
帰路も父の先に立ちペースを作り、心配していた膝の痛みもなく無事に下山できたことに、父も自信を持ったようです。駅から家への帰路、「こんな平坦な道なら20キロでも30キロでも歩けるぞ」とのこと。私自身の初めての小屋泊に初めての北アルプス、そして父も手ごたえを持てたようで、とても素敵な山行でした。
ところで……
私「父さん、来年の夏の予定なんてまだわからないけど、どうしたんだい」
父「室堂に行くに決まってるだろう」
私「あの、ワタクシ家族サービスという勤めもございまして……」
父「6月は入梅がなあ、5月はまだ雪山だしやはり8月だな!」
私「あの、えっとですねぇ……」
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