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Yamareco

記録ID: 2022679
全員に公開
ハイキング
白馬・鹿島槍・五竜

唐松岳

2019年09月15日(日) ~ 2019年09月16日(月)
 - 拍手
腹ぺこ丸 その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:57
距離
17.0km
登り
1,427m
下り
1,593m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:39
休憩
0:48
合計
3:27
距離 7.4km 登り 916m 下り 291m
8:11
7
8:18
8:20
12
8:32
8:36
2
8:38
8:52
65
9:57
10:15
16
10:31
10:41
57
2日目
山行
3:18
休憩
0:51
合計
4:09
距離 9.6km 登り 521m 下り 1,308m
6:26
6:42
17
6:59
7:11
49
8:00
8:06
16
8:22
46
9:08
9:10
3
9:13
9:26
10
9:36
7
9:43
9:45
12
9:57
20
10:17
0
10:17
ゴール地点
天候 晴れ〜曇り
過去天気図(気象庁) 2019年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
唐松岳山荘手前の、巻き道崩落により尾根道を通るところは渋滞が発生していました。高度感あり、高い所が苦手な私は爪先一点凝視をしないと怖かったです。
山の朝。ここまではこれまでの山行でも見たことのある景色。これからは見たことのない世界へ。
2019年09月15日 05:31撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
9/15 5:31
山の朝。ここまではこれまでの山行でも見たことのある景色。これからは見たことのない世界へ。
この空、鹿島槍。
2019年09月15日 07:06撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
9/15 7:06
この空、鹿島槍。
栂池方面は昨日から雲の中。
2019年09月15日 08:10撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
9/15 8:10
栂池方面は昨日から雲の中。
白馬、白馬鑓。
2019年09月15日 08:10撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
9/15 8:10
白馬、白馬鑓。
不帰。この空の青さ!
2019年09月15日 08:10撮影 by  F-04K, FUJITSU
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9/15 8:10
不帰。この空の青さ!
第2ケルン。この辺でGPSログを入れ忘れたことに気づいて慌てて起動しました。
2019年09月15日 08:11撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
9/15 8:11
第2ケルン。この辺でGPSログを入れ忘れたことに気づいて慌てて起動しました。
私「八方池って小さいんだね!」父「違うわ」私「おう、知ってた!」
2019年09月15日 08:34撮影 by  F-04K, FUJITSU
9/15 8:34
私「八方池って小さいんだね!」父「違うわ」私「おう、知ってた!」
こっちが本物。水面に僅かなさざ波。
2019年09月15日 08:35撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
9/15 8:35
こっちが本物。水面に僅かなさざ波。
白馬鑓と父。行きたがっていた白馬には付き合えなかったけど、こっちでも満足してくれるといいな。
2019年09月15日 08:47撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
9/15 8:47
白馬鑓と父。行きたがっていた白馬には付き合えなかったけど、こっちでも満足してくれるといいな。
見る間にガスが。ま、樹林に入ってしまえば展望に影響しないし、いいや。
2019年09月15日 09:05撮影 by  F-04K, FUJITSU
9/15 9:05
見る間にガスが。ま、樹林に入ってしまえば展望に影響しないし、いいや。
扇雪渓。どなたかお財布を落とされたようでひと騒ぎありました。心当たりの方、おそらく麓の交番に届いているかと思いますのでお問合せくださいな。
2019年09月15日 09:59撮影 by  F-04K, FUJITSU
9/15 9:59
扇雪渓。どなたかお財布を落とされたようでひと騒ぎありました。心当たりの方、おそらく麓の交番に届いているかと思いますのでお問合せくださいな。
丸山ケルン!少し疲れの見え始めた父と、ピーク2554を求めている最中での邂逅でした。その後、山荘手前のう回路の渋滞と高度感にビビりまくる私の泣き言を経て、
2019年09月15日 10:35撮影 by  F-04K, FUJITSU
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9/15 10:35
丸山ケルン!少し疲れの見え始めた父と、ピーク2554を求めている最中での邂逅でした。その後、山荘手前のう回路の渋滞と高度感にビビりまくる私の泣き言を経て、
唐松岳山荘の上の広場へ。父「剣を見るのも50年ぶりか…」
2019年09月15日 11:44撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
9/15 11:44
唐松岳山荘の上の広場へ。父「剣を見るのも50年ぶりか…」
そして無事山荘着。ザックを開けたら非常食のタッパーがバラけてしまい困惑する私。気圧差で膨れたアルミ包装が中からタッパーを押し上げてしまったのでしたが、これも高山ならでは。
2019年09月15日 12:29撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
9/15 12:29
そして無事山荘着。ザックを開けたら非常食のタッパーがバラけてしまい困惑する私。気圧差で膨れたアルミ包装が中からタッパーを押し上げてしまったのでしたが、これも高山ならでは。
その後、ガスに巻かれる立山連峰を眺めて、ゆっくりと時間が流れていきます。
2019年09月15日 17:14撮影 by  F-04K, FUJITSU
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9/15 17:14
その後、ガスに巻かれる立山連峰を眺めて、ゆっくりと時間が流れていきます。
ブロッケン乞いの舞を踊ったり、
2019年09月15日 17:55撮影 by  F-04K, FUJITSU
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9/15 17:55
ブロッケン乞いの舞を踊ったり、
ガスの中から剣が姿を現すごとにどよめきが上がったりして、
2019年09月15日 18:21撮影 by  F-04K, FUJITSU
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9/15 18:21
ガスの中から剣が姿を現すごとにどよめきが上がったりして、
ついに訪れた、私の見たことがない世界。夕と夜のコントラスト、山々の王、遥かな雲海。すべてが揃ってくれた。
2019年09月15日 18:35撮影 by  F-04K, FUJITSU
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9/15 18:35
ついに訪れた、私の見たことがない世界。夕と夜のコントラスト、山々の王、遥かな雲海。すべてが揃ってくれた。
翌朝。唐松に登る人々のなす光。
2019年09月16日 04:41撮影 by  F-04K, FUJITSU
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9/16 4:41
翌朝。唐松に登る人々のなす光。
父「ご来光なんて小屋前でいいじゃねえか」私「まーたそんなこと言う」
2019年09月16日 05:12撮影 by  F-04K, FUJITSU
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9/16 5:12
父「ご来光なんて小屋前でいいじゃねえか」私「まーたそんなこと言う」
ねぼすけをした父と、改めて唐松岳へ。アルペンロードのイデアのような稜線。
2019年09月16日 06:12撮影 by  F-04K, FUJITSU
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9/16 6:12
ねぼすけをした父と、改めて唐松岳へ。アルペンロードのイデアのような稜線。
振り返ると、美しすぎる五竜岳。牛首の鎖場、俺でも行けるんだろうか。
2019年09月16日 06:23撮影 by  F-04K, FUJITSU
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9/16 6:23
振り返ると、美しすぎる五竜岳。牛首の鎖場、俺でも行けるんだろうか。
父と剣と五竜岳。
2019年09月16日 06:28撮影 by  F-04K, FUJITSU
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9/16 6:28
父と剣と五竜岳。
帰路、雷鳥を見ました。
2019年09月16日 06:47撮影 by  F-04K, FUJITSU
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9/16 6:47
帰路、雷鳥を見ました。
高山のアイドル!きゃー、こっち向いて!
2019年09月16日 06:48撮影 by  F-04K, FUJITSU
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9/16 6:48
高山のアイドル!きゃー、こっち向いて!
さらば剱岳。初めてこの山容を見た瞬間に脳裏に去来したのは、「山々の王」という言葉でした。
2019年09月16日 06:57撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
9/16 6:57
さらば剱岳。初めてこの山容を見た瞬間に脳裏に去来したのは、「山々の王」という言葉でした。
昨日はビビりまくった高度感でした。何故だろう、帰りはこれっぽっちも怖くない。
2019年09月16日 07:19撮影 by  F-04K, FUJITSU
9/16 7:19
昨日はビビりまくった高度感でした。何故だろう、帰りはこれっぽっちも怖くない。
白馬の山々が見送ってくれました。
2019年09月16日 07:19撮影 by  F-04K, FUJITSU
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9/16 7:19
白馬の山々が見送ってくれました。
美しすぎる山々に圧倒されっぱなしで、帰りに思い出しました。八方ケルンのかわいらしいお顔を見忘れるところでした。
2019年09月16日 09:33撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
9/16 9:33
美しすぎる山々に圧倒されっぱなしで、帰りに思い出しました。八方ケルンのかわいらしいお顔を見忘れるところでした。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック

感想

私「父さん、このカレンダーの印はなんだい?」
父「その日休みだからな。アルプスに行くぞ」
私「あの、ワタクシ妻子がおりますのでそうそう家を空けるわけには…」
父「白馬山荘、もう予約しといたからな」

 父との登山はいつもこんな調子で決まるのですが、いつも笑って行かせてくれる妻子に感謝。
 さて父と山登りと私シリーズ、唐突に決まった北アルプス山行。学生時代に山岳スキーをやり、夏のキレットや剣も経験したという父の願いで白馬山荘泊まりの山行を計画しました。したのですが…
 白馬山荘で宿泊するには、まず私が自信がないから雪渓は危ない。栂池からの往復ならいけなくはないだろうけど、どう頑張っても一日に8時間行動が出てしまう。これは膝を痛めた父には厳しい。しばらく悩んだ末に「白馬は無理」との結論を出し、唐松岳ならどうだと話し合って計画を立てました。
 父は元来がせっかちなもので、歩くのが早い方です。しかしその速さが災いするところもあり、山では何度かしんどそうにしているところも見てきました。そこで今回は私が先に立ってペースを作るから、としつこくしつこく話してきたのですが、さて言うことを聞いてくれるものかどうか。
 それにしても素晴らしい天気に恵まれました。真っ青な空の下、白馬の山々がその美しさをあますところなく示してくれています。すげーな、俺の初めての北アルプスがこんな天気に恵まれるなんて…と、今日は感動してばかりもいられない。

私「父さん、前に出ないでくれってば。あんよが広いとバテちまうぞ」
父「だってみんな追い抜いていくだろう」
私「いいじゃないか、時間ならたっぷりあるんだ」

 父の手綱を引きながら後ろをチラチラ。そら一歩がでかい、そらストックを先につかないと膝が痛むと云々カンヌンうるさく小言を言いながら、その甲斐があったのでしょうか。父も私も足の不調を訴えることなく山荘へたどり着くことができました。そしてここからは、日帰り登山の経験しかない私にとってはまったく未知なる世界です。ガスに煙る夕暮れの山々、微かにだけれども垣間見えたブロッケン現象、黎明の唐松岳を登るヘッドライトの列……どれも忘れられない経験になりました。
 帰路も父の先に立ちペースを作り、心配していた膝の痛みもなく無事に下山できたことに、父も自信を持ったようです。駅から家への帰路、「こんな平坦な道なら20キロでも30キロでも歩けるぞ」とのこと。私自身の初めての小屋泊に初めての北アルプス、そして父も手ごたえを持てたようで、とても素敵な山行でした。
 ところで……

私「父さん、来年の夏の予定なんてまだわからないけど、どうしたんだい」
父「室堂に行くに決まってるだろう」
私「あの、ワタクシ家族サービスという勤めもございまして……」
父「6月は入梅がなあ、5月はまだ雪山だしやはり8月だな!」
私「あの、えっとですねぇ……」

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