水殿川〜小嵩沢山
- GPS
- 22:20
- 距離
- 29.1km
- 登り
- 3,613m
- 下り
- 3,614m
コースタイム
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:10
- 山行
- 13:20
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 13:40
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
小嵩沢山は徳本峠の東に位置する藪山です。
二週間ほど前に島々谷のわさび沢を遡行したとき、時間さえあればこのまま進み小嵩沢山まで行けそうだと思った。
その後、反対側の水殿川を遡行するのも面白いと思い、調べてみると時間的には厳しいが何とかなりそうだ。
ということで、早速出かけてみました。
1日目
水殿ダムの駐車場に車を止めダムの上を歩き、対岸の水殿川に通じるトンネルに入る。中は真っ暗、入口のスイッチを入れると点灯、少し進むと出口、水殿川がかなり下に見える。
この道は電力施設の管理用道路として整備されているようで歩きやすい。
道路は途中から対岸に渡り1時間ほどで取水施設に到着、ここから先は管理用道路はなく川に沿って渡渉を繰り返して進むことになる。
水殿川は水量は多く、川幅が狭まるところでは水嵩が深くなるので、なるべく広く浅いところで渡渉し先へ進む。
水の中を歩いたり、藪の中を遡行していくと、川に沿って石垣があったりトロッコレールが現れたりする。森林伐採に使用したものと思うが、いつ頃までトロッコが走っていたのか、機会があれば調べてみたい気がする。
今日の宿泊予定地である大東沢出合に到着し、水場に近い場所にテントを設置。
2日目
いよいよこれからが本番、気合を入れて暗いうちからヘッデンスタート、
いくつかの沢が流れ込む大東沢本流を遡行していくと、唯一の関門である二段の滝へ到達、見上げてみてもなかなか迫力のある見事な滝、正面突破は困難、右へ大きく迂回し先へ進む。
滝を過ぎ、小嵩沢山方面へ沢を詰めると水が切れて源頭へ到達、ここから急斜面の笹薮を稜線目指して藪漕ぎ。笹薮は薄いが傾斜はかなりきつい、腕力で体を引っ張り上げる。
西からの稜線に到達するとすぐそこに山頂が見える。しかし山頂との間にシラビソノ蜜藪が立ちはだかる。
迂回しようと思ったがすぐそこに山頂が見えるので、強引に突き進む、なんとか倒木を利用して蜜藪を乗り越え山頂を踏むことが出来た。
山頂は笹藪に覆われており、東側の視界が明けているだけ北アルプスは木の間から穂高連峰がかろうじて見ることが出来た。二等三角点 小嵩澤を探したが笹藪に埋もれたのか見つからない、探している時間が無いのであきらめて帰路に着く。
シラビソノ蜜藪はもうたくさん、山頂から笹藪を直接下ることにし、大東沢源頭を目指す。沢靴での笹藪下山は滑るのなんの滑り台を下るようなもの、最後の急斜面はロープを出して沢に降り立つ。
二段の滝はロープで下ろうとしたが、20mロープでは無理、あきらめて左岸を巻く。
日没までの時間との競争、必死になって沢を下り大東沢出合のテン場に着き、あわただしくテントを撤収、昼飯をビールで流し込み水殿ダムを目指す。
この沢の水勢からすると場所によっては渡渉困難な箇所もあり、雨が降って水量が増した場合は渡渉困難なことも予想される。
今回は雨が無くてラッキー、感謝です。
何十回の渡渉を繰り返し取水口に到着、何とか明るいうちにここまで来ることが出来一息、ここから先は一応管理された道がある。
トンネルまでに暗くなったので、ヘッデンを装着し、何とかトンネルまで
来ることが出来一安心、トンネルに入ると、帰着を祝って頭の上をコウモリが飛び回ってくれた。
疲れました。
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