甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根ピストン
- GPS
- 10:45
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 2,671m
- 下り
- 2,680m
コースタイム
天候 | 曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
尾白キャンプ場発・着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
笹ノ平分岐までは歩き易い道で特に危険箇所はありません。 その後も同じような道ですが、刃渡りで鎖に頼るのでそれなりに注意が必要です。 五合目を過ぎるとハシゴ、鎖が多数ありますが慎重に進めば特に問題ありません。 下りは本格的に雨が降り出し、岩場で滑りやすい所がありました。 五合目からは泥濘がありズルッと滑る場所がかなり有り疲れました・・・。 下山後は白州・尾白の森名水公園内にある温泉(入浴料700円、尾白キャンプ場宿泊者は500円に割引)で疲れを癒し、再びキャンプ場に戻って雨の中テントの中で宴会です。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
しんどかった・・・
ただひたすらしんどかった!!!
S氏に誘われて甲斐駒ヶ岳に行くことになりましたがこんなにハードやとは・・・。
6月30日に大阪を出発し、快調に車を走らせていると時折フロントガラスを雨が叩いてきます。
週間予報では曇りになっていたのが、日が経つにつれて怪しくなってきてたのでちょっと不安でしたが現実になってきました。
それでも雲ってはいるものの雨も上がり、スーパーで今夜の宴会用品(食材&ビール)を買い込みキャンプ場に到着、テントを建てて無事の到着と明日の健闘を願って乾杯!
酩酊して21時にはテントに潜り込んで寝てしまいました。
未明にテントを叩く雨音で目が覚めましたが前夜のワインのせいで再び夢のなかへ・・・。
テントを叩かれ起床した時にも小雨が降っていました。
生憎の天気となりましたが駒ヶ岳神社に無事をお祈りして出発!
出だしから結構な登りが続きますがドンドン高度が上がりテンションも上がってきます。
だけどなんか変やな?
いつもよりしんどい・・・。
昨日の深酒のせいかな??
しんどいなりにも足が動いていたのが前に出なくなってきました。
結構がんばって歩いて笹ノ平分岐に1時間半で到着しましたがその標識に愕然!
登山口から1時間30分と書かれています。
こんなに頑張ったのにコースタイム通り???
おまけに山頂まで7時間と・・・。
一気に気持ちが萎えてしまいます。
気をとり直して歩き出しましたが一度萎えた心は簡単には取り戻せません。
刃渡りで気合が入りましたがその後の登りでもちょっと進んでは立ち止まり、再び歩き出してもすぐに止まってしまうを繰り返します。
五合目を過ぎたあたりから、今日は登頂を断念して引き返そうか、と弱気が頭を過ぎります。
なんとか七丈小屋に辿りついた時には本気で下山しようか、と思いました。
湧き水で喉を潤し、ジュースを飲んで休憩するうちに、時間も早いのでゆっくり行ける所まで行こうか、と考え再びのろのろと歩き始めます。
足もあがっていますが息も上がりハァーハァーと息が荒くなってきます。
10歩進んでは止まり、10歩進んでは深呼吸する、を繰り返し6時間かけてようやく山頂に到着!
眺望はありませんが登りきった達成感で自然と笑顔になりました。
しかし若干風があるのと気温が低かったため登りで滝のようにかいた汗が一気に冷えてきます。
立ち止まっていると余計に体が冷えてくるのですぐに下りだしました。
下っても元気になるわけではなく、相変わらず足が頼りなく前に出る状態です。
おかげでより慎重に下ることができましたが・・・。
七丈小屋まで下りてきて一服しようかと思いましたが、登りで立ち寄った時にあまりにも愛想の無い従業員(小屋主?)に会いたくなかったので水だけ飲ませてもらい素通りしました。
もくもくと下り標高を下げていきますが雨が、降り続き足元が滑り易いので神経を使います。
それでも登りよりはまだ足が前にでます。
ヘロヘロになりながらなんとか下りきり、沢の音が聞こえ出す頃には既にロボットの様にしか足が動きません。
吊橋を渡り漸くキャンプ場が見えなんとか無事に帰る事ができました!
ずぶ濡れのウェアを着替える気力も起こらず、カッパを着たままS氏の運転で近くの温泉に直行!
温泉に浸かり人心地ついて今日の登山を終えました。
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