北岳・間ノ岳 キタダケソウにライチョウに


- GPS
- 13:35
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 2,454m
- 下り
- 2,462m
コースタイム
10:17広河原山荘-11:53白根御池12:33-13:50小太郎山分岐13:55-14:19北岳肩-14:57北岳15:37-15:48吊尾根分岐16:08-16:27北岳山荘
2日目:歩行時間 5時間15分、行動時間 6時間52分
4:10北岳山荘-4:33中白根山4:38-5:25間ノ岳5:44-6:37北岳山荘7:35-8:25北岳8:35-8:55北岳肩-9:10小太郎山分岐-9:55白根御池10:00-11:02広河原山荘
天候 | 初日 曇り 2日目 曇りのち雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
6/30までは奈良田発広河原行のバスは8:50が始発です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●広河原〜白根御池 完全に夏道です。全く問題ありません。 ●白根御池〜北岳肩 草すべりの出だしに200mくらい雪渓が残っていますが、緩斜面なのでアイゼンは不要です。また小太郎山分岐にも若干雪が残っていますが、こちらもアイゼンなしで全く問題ありません。 ●北岳肩〜北岳〜北岳山荘〜間ノ岳 北岳から北岳山荘への下りで数m雪が残っているところを除けば、稜線上の登山道に雪は残っていません。北岳山荘の周りには雪がたまっています。トラバース道は通行止めです。 ●二俣〜八本歯のコル こちら歩いていませんが、この日滑落事故があったようです。血だらけでヘリで運ばれていったとか・・。このコースを行かれる場合必ずアイゼン・ピッケルを携行しましょう。 ●間ノ岳以南 農鳥岳〜大門沢下降点は雪渓が残っていて道が不明瞭になっているとの話を聞きました。行かれる方は要確認です。 |
写真
感想
計画では白峰三山から白峰南嶺の笹山まで縦走の予定。しかし、7/1は午後から天気が崩れそうなので白峰三山縦走しか無理かなという気はしていました。まぁそんな感じの登山計画。
自宅を23時ちょっと前に出て奈良田に着いたのは午前3時。外に出ていた方に挨拶をされましたが、どうやらこの方がricalojpさんだったようです。知らない方に向かって僕の強力なヘッドライトを照射するわけにも行かず、ろくに挨拶もできずすみませんw
暑かったり眩しかったりで何度か目を覚ましますが、午前7時40分に完全起床。朝食を済ませ、奈良田8時50分発のバスに乗って広河原へ向かいます。出発遅すぎですが仕方がないのです。6/30までは休日だろうが8時50分が始発なんです。
広河原に到着した時点では北岳山頂は見えていました。登山開始は10時17分。初めから膝が痛んでいて不安ですが、サクサクと急坂を登って行き、1時間半ちょっとで白根御池小屋。ここで昼食を済ませました。
さて、白根御池からもまだまだ急登は続きます。でも草すべりの急坂は個人的には登りやすい。標高差も600mちょっとしかないのに、小太郎山分岐までコースタイム3時間の意味が正直分からない。1時間17分で尾根に出ました。
その後北岳山頂までもサクサク。流石に膝を故障しているので昨年10月よりは圧倒的に遅いですが、それでも歩行時間4時間弱で山頂まで上がってくることができました。
山頂付近にはライチョウが何羽かおりました。登山道外の謎のピーク辺りでライチョウの動画を撮っていたためか、「あの赤い人のいるところにライチョウがいるっぽいぞ。」、「ライチョウ何処にいるんですか?」などと言われ、何人かの方にライチョウの案内をすることになりまして、中々面白かったです。
それと今回初めてライチョウの飛ぶ姿を見ることができました。鳴き声に気づき目をやった瞬間こっちに飛んできてくれたんですよねー。あれは動画に収めたかったw
山頂からは仙丈ヶ岳のみが見え、他は雲の中に消えていました。その後北岳自体も雲の中に突入。何も見えなくなったのでした。
さて、不安の下りに入ります。北岳山頂直下の危険箇所らしいところは鋭敏な痛みなしに下ることができました。
キタダケソウは吊尾根分岐のところを少し下っていったところにあるお花畑にたくさん咲いています。ただし、ハクサンイチゲもたくさん咲いているので注意w 葉っぱで見分けるのが一番分かりやすいと思いますが・・、そうまでして見分ける必要があるのかは不明。よく見ると他の部分でも分かると思います。
北岳山荘に着く頃には早くも右膝が逝ってしまいました。これは果たして明日の大門沢の下降に耐えられるのでしょうか。
山荘で夕食を食べ終わった後外に出てみると、先ほどよりは若干晴れていて、遠くの高山 富士山、中央アルプスなどが見えました。そして何よりこちら側から見る北岳がかっこよすぎて死にました。また、明日日の出前に歩く間ノ岳までの稜線も目に焼き付けておきました。
翌日は午前3時に起床。外はガスガスでしたので間ノ岳で御来光などという計画は止めて北岳山荘は4時10分に出ました。間ノ岳山頂には5時25分に到着。この時点ではまだ誰も登ってきていないようでしたが、すぐに一人の登山者が登ってこられました。
そのまま農鳥岳まで縦走するのか聞いてみると、「その予定だったけど、農鳥岳〜大門沢下降点までの尾根に雪渓が残っていて道が不明瞭らしいから間ノ岳で止めておくことにした。そっちに向かった人も大体は引き返してきてると聞いた。」と言われ、僕らも進むか引き返すか迷っていましたが、この話を聞いて引き返すことにしました。そもそもこの膝では農鳥岳から奈良田までの下りは不安でしたしね・・。
さて、ここからが大変。北岳山荘に戻った後、朝食を済ませ、まずは北岳に登り返します。北岳山頂は8時35分に出発。広河原発奈良田行のバスは11時10分と14時にあります。11時10分に間に合うか間に合わないか微妙なのが嫌な感じ。
そして下山しているうちに雨がパラつき始め・・。そんなことよりずっと右膝の痛みとの戦いでした。草すべりは滑るように下れたのであまり痛まずに済みましたが、白根御池からの下りはただの苦痛でした。左足3:右足1くらいの負荷で下りましたが、それでも痛い。というかバスの時間にギリギリで間に合いそうなのが逆に辛いw これで間に合わなかったら泣きますよ?w
バスには何とか間に合いました。下山2時間半かかりませんでした。自分でも右膝が逝ってるとは思えません。
下山後の温泉は当然の奈良田温泉。確かに評判通りのいいお湯でした。右膝の痛みも今日の分だけは治ったかな?w
ほんと、申しわけない事をしました。
「あいの岳で、逢いましょう。」とオヤジギャグを用意していたのですけど。
白根南稜の方まで、念頭に置いていたとは、びっくりです。
また、南アでお会いしましょう。
フーフで連投、シツレイ致します。
ホント、今回はせっかくの再会のチャンスだったのに、モノにできなかったのは
全て私の責任でして...。
しかし、膝の痛みを抱えておられるにも関わらずのスピードのEvergreenさん、
そして、彼について行けるmajinakaさん、ご両人とも素晴らしい
若いっていいなぁ...。
膝が治ったら、大門沢下降点から奈良田への道を是非!!
ある意味、非常に南アの魅力が凝縮された道を楽しめること請け合いです
ワタシもリベンジの機会を狙ってます。
もう下りは何度か経験済みなので、モチロン登りで
今年は雷鳥とキタダケソウを見れましたね
私も同じ日に北岳に行く予定でしたが、仕事のために無理でした
登ってたら再開出来てたかもしれないですね。
膝は労わって下さいよ
またどこかで会いましょう
majinakaさん、随分久しぶりの山行でしたね。でもEvergreenさんの登りの速いペースについていけるから、相変わらずの健脚ぶりです
Evergreenさん、ご苦労様でした。まだ膝は辛そうですね、というか登山の間隔が短すぎますね。もう少し下りの楽な所にするか、間隔を空けた方が良いとは思うのですが。
30日、尾瀬の方は天気が良かった様ですが、南アルプスだと丹沢同様に午後はガスって展望無だったんですね。そんなに距離は無いと思うのですが、結構変わるものですね。
ricalojpさん
静岡浅間神社から北岳まで縦走するのが夢の一つでもありますので。
はい、また南ア南部などで逢う機会もあると思います。
ricalonさん
いやー、まだまだですw 早く膝を治して以前同様バリバリ縦走できる足に戻したいですけどね。
そうですね。今回歩けなかった奈良田〜農鳥岳〜広河内岳〜笹山〜奈良田はそのうちやってみるかもしれません。
リベンジ楽しみにしています。
gryffonさん
結局最近までライチョウを見る機会には恵まれなかったのですが、一週間前の白馬岳に引き続いてライチョウを見ることができてよかったです。
今回はヤマレコユーザーがたくさん登られていましたね。誰一人として顔は分かりませんでしたがw
また南アや八ヶ岳ででも会いましょう。
Futaroさん
majinakaはやはり3ヶ月ぶりの山行でこの速さでしたので登山中は足が怠だる、登山後は激しい筋肉痛に悩まされているそうです。
そうですね。今回はどうしても行きたかったので白峰三山を選択しましたが、本来は下りの楽なところ、もしくは標高差の小さいところを選択するべきでした。再開後ここまではそんな感じの山行をしてきました。でも色々な山に登ってるとやっぱり縦走したい熱も上がってきてしまうんですよねw
太平洋側は天気がいいと思ったのですが、残念でした。今回はバスの都合上無理でしたが、やはり登山は早出ですね。
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