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Yamareco

記録ID: 203808
全員に公開
沢登り
札幌近郊

小樽内川・岩魚沢左股から定山渓天狗岳

2012年06月30日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:07
距離
10.7km
登り
1,113m
下り
1,144m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

自宅6:10-円山公園駅6:30-真駒内駅7:00-定山渓-8:00小樽内林道入口8:08-8:42入渓点9:07-9:12 430m二股-9:43 490m二股9:48-9:59 520m付近・二段の滝-10:20 575m付近・6mの滝-10:53 660m二股-10:55スノーブリッジ-11:02くの字滝-11:19巨岩帯-11:25 770m二股-13:30定山渓天狗岳I峰・II峰間コル-13:50定山渓天狗岳I峰頂上14:18-15:40登山口(林道)-15:57林道ゲート16:07-自宅
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス タクシー
定山渓からのタクシーの車窓に、目指す定天(定山渓天狗岳)が見えてくる
2012年07月02日 23:39撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 23:39
定山渓からのタクシーの車窓に、目指す定天(定山渓天狗岳)が見えてくる
定天のI峰(左)とII峰(右)
2012年07月02日 23:41撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 23:41
定天のI峰(左)とII峰(右)
さっぽろ湖の向こうに定天。右にIII峰も見えてくる。手前の谷間が入渓点
2012年07月02日 00:21撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 0:21
さっぽろ湖の向こうに定天。右にIII峰も見えてくる。手前の谷間が入渓点
ここでタクシーを降りる。左の小樽内川林道に入る。右は滑沢の林道
2012年06月30日 08:05撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
6/30 8:05
ここでタクシーを降りる。左の小樽内川林道に入る。右は滑沢の林道
林道には早速
2012年07月01日 23:42撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/1 23:42
林道には早速
小樽内川右岸の林道を下流方向へ
2012年07月01日 23:36撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/1 23:36
小樽内川右岸の林道を下流方向へ
また
2012年07月01日 23:53撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/1 23:53
また
またまた
2012年06月30日 08:31撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
6/30 8:31
またまた
小樽内川の対岸には、送電線が走る四ツ峰付近の稜線
2012年07月02日 23:42撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 23:42
小樽内川の対岸には、送電線が走る四ツ峰付近の稜線
行く手に定天が見えてくる
2012年07月02日 00:25撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 0:25
行く手に定天が見えてくる
真ん中のコルに突き上げる沢を溯るのだが、かなり急に見える
2012年07月02日 00:29撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 0:29
真ん中のコルに突き上げる沢を溯るのだが、かなり急に見える
入渓点(白い看板の当たり)近くから見た定天I峰
2012年07月01日 23:41撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/1 23:41
入渓点(白い看板の当たり)近くから見た定天I峰
定天I峰。こう見ると、頂上付近も岩ばかりではなく、かなり木が生えている
2012年07月02日 00:33撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 0:33
定天I峰。こう見ると、頂上付近も岩ばかりではなく、かなり木が生えている
入渓点近くの岩塔?
2012年07月01日 23:59撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/1 23:59
入渓点近くの岩塔?
林道から入渓点を見下ろす
2012年06月30日 08:35撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
6/30 8:35
林道から入渓点を見下ろす
入渓点の林道をはさんだ下流側。右に林道下のトンネルが見える
2012年06月30日 08:36撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
6/30 8:36
入渓点の林道をはさんだ下流側。右に林道下のトンネルが見える
入渓点の目印となる岩塔?
2012年07月02日 23:45撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 23:45
入渓点の目印となる岩塔?
これも目印
2012年06月30日 08:38撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
6/30 8:38
これも目印
林道下のトンネル
2012年06月30日 08:39撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
6/30 8:39
林道下のトンネル
入渓点付近の川原
2012年06月30日 08:39撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
6/30 8:39
入渓点付近の川原
ここが入渓点
2012年06月30日 08:42撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
6/30 8:42
ここが入渓点
川岸が崩れている
2012年06月30日 09:08撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
6/30 9:08
川岸が崩れている
このワイヤーは何?
2012年06月30日 09:11撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
6/30 9:11
このワイヤーは何?
すぐに430m二股に着く
2012年07月02日 00:44撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 0:44
すぐに430m二股に着く
ここは、水量の多いこちらの右股ではなく
2012年07月02日 00:43撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 0:43
ここは、水量の多いこちらの右股ではなく
こちらの左股へ。何だか心許ない流れで心配になる
2012年07月02日 00:44撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 0:44
こちらの左股へ。何だか心許ない流れで心配になる
水の中から生えているシダ
2012年06月30日 09:20撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
1
6/30 9:20
水の中から生えているシダ
このあたりは滝と言っても、こんなものや
2012年07月02日 00:42撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 0:42
このあたりは滝と言っても、こんなものや
こんなもの程度
2012年07月02日 00:38撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 0:38
こんなもの程度
2012年06月30日 09:26撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
6/30 9:26
ちょっと大きめのナメ滝?
2012年07月02日 00:48撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 0:48
ちょっと大きめのナメ滝?
箱庭風
2012年07月02日 00:50撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 0:50
箱庭風
残雪が出てくる
2012年07月02日 00:46撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 0:46
残雪が出てくる
これがF1か?
2012年07月02日 00:39撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 0:39
これがF1か?
2012年07月02日 01:08撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
1
7/2 1:08
490m二股はもちろん?右へ。以後の二股はすべて右。滝も出てきて、楽しくなってくる。
2012年07月02日 01:04撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 1:04
490m二股はもちろん?右へ。以後の二股はすべて右。滝も出てきて、楽しくなってくる。
ようやっと現れた滝らしい滝
2012年06月30日 23:26撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
6/30 23:26
ようやっと現れた滝らしい滝
高さ5〜6mか。左の木の陰を登る
2012年07月02日 01:01撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 1:01
高さ5〜6mか。左の木の陰を登る
木漏れ日を浴びて
2012年07月02日 01:17撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 1:17
木漏れ日を浴びて
この左側を登る
2012年07月02日 00:56撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 0:56
この左側を登る
水流の方を見る
2012年07月02日 01:10撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 1:10
水流の方を見る
柱状節理。この沢では結構見られた
2012年07月02日 01:14撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
1
7/2 1:14
柱状節理。この沢では結構見られた
二段のナメ滝。一段目
2012年07月02日 01:07撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 1:07
二段のナメ滝。一段目
ナメ滝の二段目。幅広だが水流は細め
2012年07月02日 00:56撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 0:56
ナメ滝の二段目。幅広だが水流は細め
一段目を上から見る
2012年07月02日 01:32撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 1:32
一段目を上から見る
二段目を登ると、さらに上に小さい滝?
2012年07月02日 01:31撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 1:31
二段目を登ると、さらに上に小さい滝?
サイハイラン。この花だけ光が当たっていた
2012年07月02日 01:28撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 1:28
サイハイラン。この花だけ光が当たっていた
倒木の下を潜ってナメ滝
2012年07月02日 01:25撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 1:25
倒木の下を潜ってナメ滝
2mほどの幅広・末広がりのナメ滝
2012年06月30日 09:57撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
6/30 9:57
2mほどの幅広・末広がりのナメ滝
2mほどの幅広・末広がりのナメ滝。どこでも登れる
2012年07月02日 01:41撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 1:41
2mほどの幅広・末広がりのナメ滝。どこでも登れる
その上にもナメ滝
2012年07月02日 01:35撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 1:35
その上にもナメ滝
ナメ滝は続く
2012年07月02日 01:27撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 1:27
ナメ滝は続く
アイヌネギ(ギョウジャニンニク)の花
2012年07月02日 01:38撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 1:38
アイヌネギ(ギョウジャニンニク)の花
2mほどの滝が見えてくる
2012年07月02日 01:40撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 1:40
2mほどの滝が見えてくる
上の滝は少し傾斜が急
2012年07月02日 01:32撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 1:32
上の滝は少し傾斜が急
右から楽に登れる
2012年07月02日 01:26撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 1:26
右から楽に登れる
ここも柱状節理
2012年07月02日 01:48撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
1
7/2 1:48
ここも柱状節理
右から越える
2012年07月01日 21:40撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/1 21:40
右から越える
倒木帯に突入
2012年06月30日 23:29撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
6/30 23:29
倒木帯に突入
土砂がかなり堆積している
2012年06月30日 10:09撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
6/30 10:09
土砂がかなり堆積している
水流が細くなる
2012年07月02日 01:49撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 1:49
水流が細くなる
樋状と言えるかな
2012年07月02日 01:50撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 1:50
樋状と言えるかな
残雪が現れる。左=右岸の斜面を土砂とともに滑り落ちてきたように見える
2012年06月30日 23:36撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
6/30 23:36
残雪が現れる。左=右岸の斜面を土砂とともに滑り落ちてきたように見える
残雪と滝
2012年06月30日 10:18撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
6/30 10:18
残雪と滝
高さ6mほど。この沢で一番立派な滝か。倒木の上から右へ斜上し、そこから上部は左へ
2012年07月02日 01:51撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 1:51
高さ6mほど。この沢で一番立派な滝か。倒木の上から右へ斜上し、そこから上部は左へ
上部は意外とホールドが少ない
2012年06月30日 10:19撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
6/30 10:19
上部は意外とホールドが少ない
さきほどの残雪を見下ろす。右の土砂崩れ?の跡がはっきり
2012年06月30日 23:36撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
6/30 23:36
さきほどの残雪を見下ろす。右の土砂崩れ?の跡がはっきり
上部に定天第II峰の頂上岩壁が見えてくる
2012年07月02日 02:05撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 2:05
上部に定天第II峰の頂上岩壁が見えてくる
第II峰を目指して沢を詰める
2012年07月02日 01:58撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 1:58
第II峰を目指して沢を詰める
このあたりまで来ると、タニウツギが咲いている
2012年07月02日 01:59撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 1:59
このあたりまで来ると、タニウツギが咲いている
タニウツギと沢
2012年07月02日 01:56撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 1:56
タニウツギと沢
こちらは第I峰かな?
2012年07月02日 01:58撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 1:58
こちらは第I峰かな?
チシマフウロ
2012年06月30日 23:39撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
6/30 23:39
チシマフウロ
水量も減って
2012年07月02日 02:05撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 2:05
水量も減って
滝の規模も小さくなっていく
2012年07月02日 01:57撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 1:57
滝の規模も小さくなっていく
二股が見えてくる
2012年07月02日 02:06撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 2:06
二股が見えてくる
660mの二股
2012年07月02日 02:09撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 2:09
660mの二股
2mの滝で合流する右股を登る。左股はスノーブリッジ
2012年06月30日 10:50撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
6/30 10:50
2mの滝で合流する右股を登る。左股はスノーブリッジ
右股の滝
2012年06月30日 23:40撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
6/30 23:40
右股の滝
左股のスノーブリッジは、上を行くのも怖いが、下は通り抜けられるのだろうか?
2012年07月02日 02:38撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
1
7/2 2:38
左股のスノーブリッジは、上を行くのも怖いが、下は通り抜けられるのだろうか?
右股の滝の上は樋状のこんな感じ
2012年06月30日 23:41撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
6/30 23:41
右股の滝の上は樋状のこんな感じ
細い流れを行くと、上にスノーブリッジが
2012年07月02日 02:34撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 2:34
細い流れを行くと、上にスノーブリッジが
2012年06月30日 23:41撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
6/30 23:41
やはりこちらにもあったスノーブリッジ
2012年07月02日 02:23撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 2:23
やはりこちらにもあったスノーブリッジ
下は立ったまま通り抜けられそう
2012年07月02日 02:43撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
1
7/2 2:43
下は立ったまま通り抜けられそう
崩落しないことを祈りながら足早に通り抜ける
2012年07月02日 02:46撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 2:46
崩落しないことを祈りながら足早に通り抜ける
振り返ると
2012年06月30日 10:56撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
1
6/30 10:56
振り返ると
上は階段状
2012年07月02日 02:47撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 2:47
上は階段状
先ほどのスノーブリッジ
2012年06月30日 10:56撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
6/30 10:56
先ほどのスノーブリッジ
二段の滝
2012年07月02日 02:45撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 2:45
二段の滝
少し上から見たスノーブリッジ
2012年06月30日 23:43撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
6/30 23:43
少し上から見たスノーブリッジ
柱状節理の滝
2012年07月02日 02:37撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 2:37
柱状節理の滝
オオバミゾホオズキ
2012年07月02日 02:31撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
1
7/2 2:31
オオバミゾホオズキ
ジグザグの滝が見えてくる
2012年07月02日 03:01撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 3:01
ジグザグの滝が見えてくる
上部はくの字滝
2012年07月02日 03:07撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 3:07
上部はくの字滝
くの字滝
2012年07月02日 02:59撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 2:59
くの字滝
オオバミゾホオズキ
2012年07月02日 03:00撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 3:00
オオバミゾホオズキ
オオバミゾホオズキ
2012年07月02日 02:53撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 2:53
オオバミゾホオズキ
くの字滝の上部は独立した別の滝で、これ自体くの字
2012年07月02日 03:09撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 3:09
くの字滝の上部は独立した別の滝で、これ自体くの字
振り返ると烏帽子岳が見える
2012年07月02日 03:12撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 3:12
振り返ると烏帽子岳が見える
ナメ滝
2012年07月01日 22:16撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/1 22:16
ナメ滝
これもナメ滝。横から
2012年07月02日 03:10撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 3:10
これもナメ滝。横から
同じナメ滝を正面寄りから
2012年07月02日 03:13撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 3:13
同じナメ滝を正面寄りから
また堆積物が
2012年07月02日 03:02撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 3:02
また堆積物が
この巨岩は怖い。落ちてこないことを祈りながら急いで通り過ぎる
2012年07月02日 02:55撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 2:55
この巨岩は怖い。落ちてこないことを祈りながら急いで通り過ぎる
巨岩帯を越えると770m二股
2012年07月02日 11:21撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 11:21
巨岩帯を越えると770m二股
古いビールの空き缶が落ちていた
2012年07月02日 11:21撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 11:21
古いビールの空き缶が落ちていた
770m二股では既に水はちょろちょろ。巨岩に気を取られて忘れていたので、あわてて水を汲む
2012年07月02日 11:16撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 11:16
770m二股では既に水はちょろちょろ。巨岩に気を取られて忘れていたので、あわてて水を汲む
こちらが右股
2012年07月02日 11:31撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 11:31
こちらが右股
缶の口はこのタイプ。いつ頃の物だろう?記念に(何の?)持ち帰る
2012年06月30日 11:29撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
6/30 11:29
缶の口はこのタイプ。いつ頃の物だろう?記念に(何の?)持ち帰る
サンリンソウ
2012年07月01日 02:26撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/1 2:26
サンリンソウ
サンリンソウ
2012年06月30日 11:31撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
6/30 11:31
サンリンソウ
770m二股からこの右股を詰める
2012年07月02日 11:30撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 11:30
770m二股からこの右股を詰める
あれは、2月に登ったXP873ではないか?
2012年07月02日 11:19撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 11:19
あれは、2月に登ったXP873ではないか?
ほとんど水がなく、涸れ滝の様相
2012年06月30日 23:45撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
6/30 23:45
ほとんど水がなく、涸れ滝の様相
ここはガリー(岩溝)状
2012年07月02日 11:33撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
1
7/2 11:33
ここはガリー(岩溝)状
振り返る。XP873が見える
2012年06月30日 23:45撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
6/30 23:45
振り返る。XP873が見える
まだサンカヨウが咲いている
2012年07月02日 11:48撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 11:48
まだサンカヨウが咲いている
巨岩と残雪
2012年07月02日 11:45撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 11:45
巨岩と残雪
沢身が光っている
2012年07月02日 11:50撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 11:50
沢身が光っている
光っているのはナメというかスラブというか
2012年07月02日 11:42撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/2 11:42
光っているのはナメというかスラブというか
まだ咲いているシラネアオイもある
2012年07月02日 11:43撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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まだ咲いているシラネアオイもある
2012年06月30日 11:47撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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まだ滝はあります
2012年07月02日 11:51撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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まだ滝はあります
ミネザクラが咲いていた
2012年07月02日 11:54撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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ミネザクラが咲いていた
ちょっと傾斜が強い涸れナメ滝
2012年07月02日 11:40撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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ちょっと傾斜が強い涸れナメ滝
ナメ
2012年07月02日 11:55撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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ナメ
この岩が落ちてきたら一巻の終わりか
2012年06月30日 11:56撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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この岩が落ちてきたら一巻の終わりか
さらに上へ、ナメというよりも
2012年07月02日 11:53撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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さらに上へ、ナメというよりも
スラブの様相
2012年07月02日 11:54撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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スラブの様相
この
2012年07月02日 13:36撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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この
上が開けて
2012年07月02日 13:39撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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上が開けて
定天第II峰の頂上岩壁が目に飛び込んでくる
2012年07月02日 13:13撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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定天第II峰の頂上岩壁が目に飛び込んでくる
あとはI峰とII峰のコルへ向かって、こちらへ登っていけばいいはずだったが…
2012年07月02日 21:37撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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あとはI峰とII峰のコルへ向かって、こちらへ登っていけばいいはずだったが…
百松三山
2012年07月02日 13:34撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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百松三山
手稲山から迷沢山付近の山並み
2012年07月02日 21:35撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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手稲山から迷沢山付近の山並み
定天第II峰
2012年07月02日 21:39撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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定天第II峰
今日登ってきた沢を見下ろす
2012年07月02日 21:30撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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今日登ってきた沢を見下ろす
第II峰の頂上岩壁
2012年07月02日 13:16撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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第II峰の頂上岩壁
第II峰の頂上岩壁
2012年07月02日 22:11撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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第II峰の頂上岩壁
2012年07月02日 22:14撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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コルも近い
2012年07月02日 22:01撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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コルも近い
定天第II峰
2012年07月02日 22:04撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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定天第II峰
コル付近から見た定天第II峰
2012年07月02日 22:18撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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コル付近から見た定天第II峰
右に定天第II峰と第III峰の頂上岩壁。中央奥には余市岳。残雪が見える
2012年07月02日 22:23撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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右に定天第II峰と第III峰の頂上岩壁。中央奥には余市岳。残雪が見える
2012年07月02日 22:24撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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定天第II峰、第III峰の向こうにヒクタ峰と白井岳、股下山
2012年07月02日 22:17撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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定天第II峰、第III峰の向こうにヒクタ峰と白井岳、股下山
定天第I峰の頂上から小天狗岳(右)と烏帽子岳、百松沢山南峰、神威岳
2012年07月02日 21:57撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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定天第I峰の頂上から小天狗岳(右)と烏帽子岳、百松沢山南峰、神威岳
百松三山と砥石山
2012年07月02日 22:20撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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百松三山と砥石山
小天狗岳とさっぽろ湖
2012年07月02日 22:24撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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小天狗岳とさっぽろ湖
展望のいい東側の頂上の山名板
2012年07月02日 21:55撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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展望のいい東側の頂上の山名板
二等三角点・天狗岳
2012年06月30日 23:50撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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二等三角点・天狗岳
二等三角点・天狗岳
2012年06月30日 23:50撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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二等三角点・天狗岳
二等三角点・天狗岳
2012年06月30日 14:06撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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二等三角点・天狗岳
三角点近くの山名板
2012年07月02日 22:41撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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三角点近くの山名板
三角点近くの山名板
2012年06月30日 14:06撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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三角点近くの山名板
無意根山(右)
2012年07月02日 22:54撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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無意根山(右)
定天第II峰、第III峰の向こうにヒクタ峰と白井岳、朝里岳、股下山
2012年07月02日 22:48撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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定天第II峰、第III峰の向こうにヒクタ峰と白井岳、朝里岳、股下山
山頂方向を振り返る
2012年07月02日 22:56撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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山頂方向を振り返る
2012年06月30日 23:50撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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チシマフウロ
2012年07月02日 22:44撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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チシマフウロ
2012年07月02日 22:55撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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2012年07月02日 22:50撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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2012年07月02日 23:19撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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2012年06月30日 23:51撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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定天第II峰
2012年07月02日 23:20撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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定天第II峰
定天第II峰
2012年07月02日 23:17撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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定天第II峰
2012年07月02日 23:17撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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2012年07月02日 23:13撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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2012年07月02日 23:21撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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2012年07月02日 23:27撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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定天I峰の北西面の岩壁
2012年07月02日 23:16撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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定天I峰の北西面の岩壁
定天I峰の北西面の岩壁
2012年06月30日 14:33撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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定天I峰の北西面の岩壁
ガマズミ
2012年07月02日 23:20撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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ガマズミ
2012年07月02日 23:15撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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2012年07月02日 23:22撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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サイハイラン
2012年06月30日 23:52撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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サイハイラン
サイハイラン
2012年07月02日 23:18撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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サイハイラン
サイハイラン
2012年06月30日 23:52撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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サイハイラン
熊の沢の登山道を下る
2012年07月02日 23:35撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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熊の沢の登山道を下る
2012年07月02日 23:36撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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固定ロープも何カ所か
2012年07月02日 23:33撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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固定ロープも何カ所か
2012年07月02日 23:30撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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有名な?ドイツトウヒの林
2012年07月02日 23:32撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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有名な?ドイツトウヒの林

感想

「札幌近郊の忘れられた登山コースを行く」シリーズの第2弾・沢登り編は、百松沢山の常次沢とどちらにするか迷ったが、定山渓天狗岳の岩魚沢に決定。

地形図では天狗沢となっている、この定山渓天狗岳東面の沢は、昭和4〜50年代まではガイドブックにも載るほどポピュラーだったようだが、最近は登ったという話をとんと聞かない。どこかで「定山渓ダムの完成とさっぽろ湖の誕生によってアプローチが不便になり、あまり行く人がいなくなった」という趣旨のことが書かれているのを読んだが、林道入口から入渓点まで30分ほどなので、それほどのこととも思えないし、それ以前からあまりポピュラーではなかった気がする。

そんなことを考えながら、アルパインガイドの「北海道の山」(昭和52年版)を見たら、この沢が紹介されていて、「小さい沢だが、滝も函もあっておもしろい」の後に、だが「近年造林のための林道や歩道が多数つけられ、流入土砂などで荒れてきている」と書かれていた。そのあたりにも不人気の原因があるのかもしれない。

近年人気がないからにはそう多くは期待できないが、まったく楽しめないこともないだろう。何よりも定山渓天狗岳(通称:定天)に登れるのがこの沢の魅力だ。ピークへの直登沢ではないが、左股はI峰とII峰のコルに突き上げている。それに定天に登ったのは高校生のときが最後なので、36年ぶりの登頂になる。ということで、天気も好さそうなこの週末に、岩魚沢左股から定天に登ることにした。

定山渓までバスで行き、そこからお馴染みのつばめタクシーを呼んで、札幌国際スキー場方面へ。途中から、さっぽろ湖の向こうに、目指す定天が見えてくる。小樽内川林道と滑川林道のゲートが並んでいるところで車を降りる。ここから小樽内川の右岸につけられた小樽内川林道を下流方向へ。林道上には熊の糞が散見され、ちょっと緊張する。

しばらく行くと、道は右に曲がって岩魚沢の沢筋に入っていく。正面には目指す定天が大きく見えてくる。I峰とII峰のコルと、そこに突き上げる沢もはっきり見える。正面から見ているせいもあるが、かなり急に見える。「あそこを登れるかな?」と不安にもなるが、何とかなるだろう。

林道の屈曲点、白い植物群落保護林の看板が立っているあたりから、道を外れて入渓。道の反対側には大きな岩塔のようなものがある。沢は林道の下をコンクリート製のトンネルで潜っている。入渓点付近の川原はかなり土砂が堆積しており、この沢への期待感がちょっと薄れる。すぐに430m二股に達する。右股はII峰、III峰間のコルに突き上げる沢で、I峰に登頂するには、上部の岩壁の基部をかなりトラバースしなければならないようなので、ここはやはり左股へ。しかし、右股に比べて水量が少なく、ちょろちょろの流れで、さらに期待感がしぼむ。

それでも、1m内外と小さいながらも、ナメ滝めいたものもあり、ゴーロ歩きよりは面白い。まあ、こんなものかと思っているうちに、490m二股に着く。ここは、ちょっと楽しそうなところ。左股は日陰、葉陰にちょろちょろの水量だが、右股は木漏れ日の中に、0.5m、0.5m、5mの三段の滝が白く浮き上がって見え、登行意欲をそそる。ここはもちろん右股へ。これ以降はすべて右。

5mの滝を左から越えると、その後も1〜2mのナメ滝が現れ、快適に越えていく。木漏れ日を浴びたサイハイランや、滝や側壁に見られる柱状節理が目を楽しませてくれる。530〜540m付近で倒木がかなり溜まったところを越え、その上の土砂が堆積したところを過ぎると、水流が少し細くなる。

570m付近で、右岸の斜面が崩れて土砂とともに雪渓が落ちてきたようなところに出る。そのすぐ上には6mほどの滝。この沢で一番立派な滝か。傾斜もこの沢にしてはきついが、細かいホールドは多い。倒木も使って中段まで登ると、傾斜が緩くなるが、ホールド外傾している上にぬめって滑り、かえって登りにくい。慎重にジグザグに登る。

上には、たぶん第II峰の頂上岩壁が見えてくる。沢沿いには、下流部では既に散っていたタニウツギの花がちらほら見かけられるようになる。チシマフウロも咲いている。だいぶ水量も減ったきたように思われる頃、二股が見えてくる。660mの二股だ。左股は二股のすぐ近くまでスノーブリッジが迫っている。右股は、高さ3mほどの傾斜の強いナメ滝で合している。もちろん、ここは右股へ。左股は行こうにも、ちょっと怖くて行けない。スノーブリッジが薄くなっていて上は怖いし、下も低くて通り抜けられるかどうかわからない。迂闊にもスノーブリッジのことは何も考えていなかったが、考えてみればまだ6月だ。

しかし、右股にスノーブリッジがないという保証はないぞ、と気を引き締めていたら、案の定、すぐに右股にもスノーブリッジが現れた。幸いこちらは、天井部分の真ん中が一部落ちていることもあって、中を立ったまま通り抜けられた。それでも、崩落しないことを祈りながら、早足で通り抜けた。このスノーブリッジは場所を選べば、まだ上も歩けたと思う。

傾斜が緩めの階段状の滝、ナメ滝が続き、周囲にはオオバミゾホオズキの花。振り返ると烏帽子岳、百松沢山が見える。720mぐらいからまた堆積物が現れ、740m付近には、いつ落ちてきてもおかしくないように見える巨岩がいくつも。スノーブリッジ同様、落ちてこないことを祈りながら、なるべく落ちてこないところを、急いで通り抜けるしかない。

巨岩に気を取られていて、水量がかなり少なくなっていることに気づかなかった。770m二股であわてて、ナメ滝をちょろちょろ流れる水を汲む。ここで、サッポロビールの空き缶発見。「誰だ!?こんなところに捨てたのは!」と見ると、何だか懐かしいデザインの缶。しかも口のプルトップ?が完全に切り離されるタイプ。20年以上は前の缶だろう。記念(何の?)に持ち帰ることにする。

当然、この770m二股も右へ。ナメはスラブの様相を呈し、ガリー状のところも出てくる。傾斜も強まり、涸れ滝を乗り越えていくと、950m付近で沢型が浅くなり、周りの木々もなくなって開け、II峰の頂上岩壁が右前方に大きく立ちはだかる。ここまで来れば、もう大丈夫。前方の一番低く見えるところ、I,II峰間のコルへ向かって登ればいいのだ。

と思ったのは甘かった…?傾斜が強くなって、滑る斜面をコル目指して登っていったのだが、ふとGPSを見ると、I峰の山頂に向かって直登していることになっているではないか!どうも方角がおかしいし、地形から考えても直登しているはずはなく、コルへ向かっているとしか思えないのだが…。GPSも急におかしな挙動を示したのではなく、自然な軌跡を描いている。うーん、おかしい。まさかII峰だと思っていたのが実はI峰だったりして?いや、そんな筈はない。しかし、とりあえずII峰(と思ったピーク)寄りに戻ってみることにして50mほど下る。だが、やはり先ほどのルートが正しかったとしか思えない。そこで再び登り始めると、急にGPSの軌跡が激しく動いてあらぬ方向へと動き出した。やはりGPSがおかしかったのだ。GPSを盲信するのも問題、事故にもつながりかねないと再認識し反省。結局、30分以上のロスとなる。

先ほどは使わなかったが、どうしても足元が滑る。足袋のフェルトが剥がれてきている。そこでアイスハンマーを出し、斜面にピックを打ち込んで、これを支点にして登る。ときどきピックが岩に当たって跳ね返るが、かなり有効だ。少々笹薮をこいで、I,II峰間のコルに出る。地形図で見るのとは違って割と細い尾根。薮をこいでこの尾根上を行くが、なかなか夏道に出ない。尾根の向こう側にあるようなので、斜めに下っていくと道に出た。

ここからI峰の頂上へ向かって急登。下から登山者が登ってくる音が聞こえる。見覚えのあるガリー状のところで下山者とすれ違いながら、固定ロープを使って登ると、右手にはやはり見覚えのある岩塔。頂上は左だ。かつてこの岩塔に埋め込まれていた遭難碑(プレート)はなくなっていたが、それがあったらしい痕跡は見て取れた。このあたりで、後から来た人に先に行ってもらう。II峰,III峰の向こうに白井岳が見える。そこから頂上はすぐだった。36年ぶりの登頂。しかし、三角点のある場所は視界が効かず、東にちょっと行ったところが展望台になっていた。先ほどの人の他にもう一人いて会話を交わす。霞んではいるが、小天狗だけでなく一応札幌近郊の山はひととおり見渡せる。羊蹄山もうっすらと。

三角点のところに戻って、昼飯の残りを食べ、下山の途につく。この道も36年ぶりだ。見覚えがあるというよりも、昔撮った写真で覚えている景色を眺めながら下る。
固定ロープが2,3ヶ所あり、かなり下ったナメ滝のあるところでひと休み。また歩き始めると、後ろから、先ほど頂上手前で会った人が追いついてきた。そのまま下り、林道に出たところで、定山渓まで車に乗せてもらえないかとこの人に頼む。快諾してもらい、一緒に林道を歩く。今年、札幌に転勤してきた人で、かつては谷川岳の厳冬期のアルパイン・クライミングなど本格的に山をやっていたとのこと。車の中でもいろいろ山の話をし、住まいが我が家の割と近くとわかって結局家まで送っていただくことになってしまった。

アルパインガイドによると、右股には20mの滝や、1時間弱続くナメ滝があるという。今もあるかはわからないが、いつか行ってみたいものだ。

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