足尾はアルプス?(尾根ルートで中倉山から庚申山へ)
- GPS
- 10:54
- 距離
- 23.0km
- 登り
- 1,817m
- 下り
- 1,820m
コースタイム
- 山行
- 9:11
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 10:47
天候 | 曇り一時晴れ間 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
足尾銅山親水公園から中倉山、庚申山までの今回歩いたコースは正規のコースではありません。ルートファインディングの技術が必要です。特にオロ山、庚申山間は安易に立ち入ってはいけない領域だと感じました。 中倉山への尾根ルートは全く目印も見当たらず途中雑草の藪漕ぎもあります。片側切れ落ちの狭い尾根もあり注意が必要です。上の稜線に出るところも分岐が多く迷いました。ルートファインディングが必要です。 中倉山から沢入山は比較的歩きやすい稜線ですが岩々の上を歩いたりちょっと注意は必要です。沢入山から先、歩けそうないい尾根が見えますが、実際歩いてみると開けた場所はよいですが笹の箇所でルート探しが必要です。オロ山は見えているのでそちらへ向かうルートを探しながら歩いて行きました。 今回の山行の核心部はオロ山から庚申山でした。最初の下りはどこも歩ける森の中、次は一面の笹の藪、コースアウトしては地図とコンパスで現在位置を確認しながら肩ぐらいの笹薮漕ぎで何とか庚申山手前までたどり着きました。GPSを駆使したとしても楽なルートがあったとは思えません。庚申山への上りは開けた箇所も多く比較的歩きやすかったですがルートがわかりにくいところもありました。 (初めてなので)庚申山山頂は思わず横を素通りしそうになりましたが一気に目印が増えたのでそれでわかりました。庚申山からの下りは、初めてだと間違えそうになりそうな箇所もありました。分岐では標識があるのでその他の箇所はしっかりしたコースの方に進みます。下りは急で鎖やはしごがあり、危険個所も多いので注意して通行する必要があります。庚申山荘から先は問題ないと思います。 ※舟石峠から足尾銅親水公園までは、自転車を利用しています。 ※ルートログは、道迷いの部分も含んでいますのでそのまま参考にはしないでください。 |
その他周辺情報 | 立ち寄るなら水沼駅温泉センターあたりでしょうか。 |
写真
感想
9月28日の土曜日は、足尾の中倉山から庚申山までの稜線歩きに行ってきました。
今回計画を立てていて足尾銅親水公園から庚申山まで周回で周ってくることができそうだとわかりましたが林道と車道歩きが長いのでどうしようかと考え、舟石峠から親水公園までは自転車を利用することにしました。
それで最初自転車で親水公園まで行きそこにデポして歩き始めました。今回は中倉山への上りも前回わからなかった尾根ルートで行くことにしましたが、取付きで最初沢沿いを行ってしまい後から尾根に乗り上げることになりちょっとだけ危険な思いもしました。^^; そうして尾根に乗り上げてあとは順調かと思いきや途中藪漕ぎがあったり簡単には行かせてはもらえませんでした。それでも尾根からの眺めはとってもよかったです。道に迷ったところもありましたがルートログを見るとすんなり行けていたのでほぼ合ってたのかなと思います。
久しぶりの中倉山山頂は誰もいなくて貸切で休憩できました。そうして2度目の一本ブナ、青々と元気に葉を茂らせた姿を見ることができ安心しました。ここからは気持ちのよい尾根歩き、松木渓谷をはさんで木々の少ない山肌がまるで日本アルプスへ来たように感じられます。ちょうど日も差してきて紅葉を始めた木々も輝き出します。山々の景色も明るく見えて気持ちよい尾根歩きとなりました。
意識しないまま気がつけば沢入山、ちょっと先のビューポイントで一休みして、その先に続く魅力的な未知のルートへ足を踏み入れました。その先もしばらく開けた感じの場所を歩いて渓谷越しの山々、深い谷が迫力的です。時折りある色づいた木々もまた華を添えます。そうして急登を上がった樹林帯の高い場所がオロ山山頂でした。
そこで小休憩してリボンのところから下って行きましたが、笹薮に入ってから何だかルートが怪しくなりここで地図とコンパスで確認すると庚申山とは反対方向へ向かっていました。Σ(゜Д゜) はじめ状況がよくわからずコンパスが狂っているのかと思いました^^;が、よく考えるとコースを外れていることにようやく気付き向こうに見えている尾根に合流しないとと考え、笹藪の通れそうな場所から最後は強引に藪漕ぎで本来のコースと思われる場所に復帰しました。^^;
その後もまたコースを外れては復帰して何とか庚申山の見える手前まで来てようやくホッとできました。登って行った先の眺めのよい場所で少し遅めのお昼ご飯にしました。ここからは皇海山がすぐ前に見えて、行ってみたいなあと思いましたが日帰りは無理です。お昼を食べて(人の話し声が聞こえていたので)すぐ先がもう庚申山だと思っていましたが、その後もしばらく歩いて行き、ようやく目印がいっぱい出てきてここが庚申山?と思って上がった先が庚申山山頂でした。記念写真を撮っていたら私の来たのと同じ方向から1名来ましたが、どこから来たのかはわかりませんでした。
そうして私も下りに入りました。結構急な下りで危険な岩場もあって、はしご、クサリありで慎重に下って行きました。初めてのコースでちょっと迷った箇所もありましたが、前を歩いているグループの方々がいたので庚申山荘までは無事下ってこられました。ここからはまた一人旅で黙々と石段の続くコース(参道)を一の鳥居まで下ってきました。そこからは長い林道(車道)歩きで途中休息を入れながら峠の駐車場まで戻りました。
今回は奥袈裟丸以来久々の難コースでしたが、道に迷いながらも自力で何とか無事戻ってくることができホッとしました。尾根ルートなのでここまで難コースだとは思っておらず、事前の準備確認も不足していたと思います。今回の山行きをよく反省して次に生かせればと思います。でも足尾の山からの眺めは何だかアルプスに来たような感じがしませんか。庚申山の紅葉もこれからがきれいだと思います。
コメント
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iwanobさん こんばんは
自分も一度だけ周回したコースですが、オロ山から庚申山までの藪漕ぎが
大変だったのを覚えています。笹薮トリップが多数ですし、まずハイカー
さんには会いませんし、緊張しますね。もう少し遅い時期には、一の鳥居
からの林道沿いが紅葉でとっても綺麗なので、是非もう一度…笑。
埼玉のchii
chiiさん、おはようございます。
chiiさんも同じコース歩いていたんですね。私もコメントしていましたがすっかり忘れてました。(^-^; オロヤマから庚申山までの笹藪がひどいですね。尾根にそってを歩いていたつもりが油断してしまいました。もう少し遅い時期だと展望も開けて楽に行けたのですかね。まあ無事戻ってこられてよかったです。足尾アルプスは眺めもよくていい感じの稜線の尾根が続いていていいですね♪ また辛さを忘れた頃、次は紅葉のきれいな時期にもう一度行こうかな。笑
iwanobさん、こちらでもこんばんは。足尾の山、奈落丸見えですね。谷川岳の西黒尾根でもお尻ムズムズする身からすると、見えすぎちゃって困りそうです。足尾界隈の山、なかなか手強そうですね。おさるさんは、庚申山の下山路で大勢の集団にとり囲まれたのを思い出しました。怖いときは笑ってやり過ごすしかないですね(・_・;
yamaonseさん、おはようございます。笑
足尾の山からの松木渓谷の深い谷底へ落ち込む眺めにはいつも圧倒されます。なので中倉山から沢入山まではきもちのよい稜線歩きを楽しめます。歩くルートにさえ気をつければここまではそれほど危なくは無いかなと思います。お尻はムズムズするかもしれませんが。(笑) 庚申山を下るのもちょっと危なそうな箇所もありますが、おさるさんに囲まれるのもまた怖いですね。
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