燕岳テント泊〜今年も絶景を求めて

2012年07月08日(日) ~ 2012年07月09日(月)

コースタイム

7/8（1日目）
07:45　中房温泉登山口
08:13　第一ベンチ
08:38　第二ベンチ
09:09　第三ベンチ
09:49　富士見ベンチ
10:22　合戦小屋　10:52
11:55　燕山荘

7/9（2日目）
06:10　燕山荘
06:32　燕岳
06:45　北燕岳　06:55
07:46　燕山荘　09:00
09:35　合戦小屋
11:00　中房登山口

天候

7/8 晴れ(下界)のちガス(稜線)
7/9 晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

松本6:00大糸線　穂高駅6:28
穂高駅：中房線乗合バス6：40〜中房温泉7:35　1700円
松本BC⇔名鉄BC　往復割引5000円

コース状況／危険箇所等

・全行程通してよく整備され特に問題なし
・合戦小屋から上に、一部残雪あり。アイゼン必要無し
・燕山荘直下は夏道未開通、尾根を上がる冬道を通行(7/9に夏道開通済み)
・登山ポストは中房温泉にあり
・中房温泉\700、有明荘は燕山荘泊で割引\500

写真

7/8 6:10

大好きな大糸線の車窓より。晴れるかなー♪

7/8 6:19

ガラガラ。こんなの初めて。ぼんやり外の景色を眺めていると、上から鳥の○ンがピンポイントで座ってる席の窓へ！もうこれで晴れること間違いなし！

7/8 6:31

穂高駅着いた。あれ、ここ来るの、実は初めてじゃないかしら。

7/8 6:31

バス来たよ。

7/8 6:34

最初にお金を払って乗車券を買いました。1700円。

7/8 7:24

中房温泉到着。ふっふっふ、晴れているよ！

7/8 7:24

さて、頑張って登ります。しかし日曜日はさすがに人の少ないことで・・・。

7/8 7:27

帰りのバスチェック。めちゃ手書きやん。

7/8 7:46

それではそれでは、行ってきます♪

7/8 7:46

あ、忘れてましたが、立派なトイレがありますよ。

7/8 7:49

ん？少しガスってきたかな。ちょっと幻想的。

7/8 8:13

第一ベンチ。誰も居ない。笑

7/8 8:38

第二ベンチ。このあたりから虫との闘いが始まるのだ。

7/8 8:42

湿度高い・・・。汗なんだか、霧なんだか、顔から滴り落ちる。

7/8 9:09

第三ベンチ。

7/8 9:16

とっても細かい霧雨がしっとりと森を包む。ようやく少し虫がマシになってきた・・・。

7/8 9:49

富士見ベンチ。見えない。もちろん見ようともせず通過。

7/8 10:00

コイワカガミのピンクが無かったら、心折れてたよ。虫にたかられるの、精神的にきついわ。

7/8 10:07

だいぶ上がってきたかな。岩岩してきた。

7/8 10:09

これは地衣類ですか。

7/8 10:12

おぉっ！？何か看板が見えるぞ！

7/8 10:12

やったー！スイカまで10分ー！

7/8 10:17

しっとりな葉っぱに癒されつつ、あと10分頑張ろう。

7/8 10:18

あと5分。スイカ！スイカ！

7/8 10:22

小屋見えた！って、うどん？？

7/8 10:26

いえいえ、スイカ。寒かったけど、完全に冷えたけど、ネタ的に食べない訳にはいかない。ちなみにパイナップルもあったよ。

7/8 10:52

こんなの去年もあったっけな？

7/8 10:53

さて新緑がきれい〜なんて思ったのもつかの間・・・

7/8 11:12

残雪すごい！トラバース道ですが、雪切りがきちんとされておりアイゼン無しで全く問題なし。ただ、右手のがけっぷちに落ちないように注意。

7/8 11:13

雪道は続く。

7/8 11:26

雪の上は楽しい！

7/8 11:33

なんちゃって鎖場。

7/8 11:37

まだ桜が。季節が分からない・・・笑

7/8 11:38

平らなところをふふん♪と歩いていくと・・・

7/8 11:40

あれ？矢印が左を向いているということは・・・

7/8 11:42

冬道（尾根道）を通れということか！

7/8 11:50

またこの階段がきつかった。ガスってて燕山荘見えないし。

7/8 11:53

で、裏手に飛び出る。なにこのジョーズの背びれみたいな雪の塊は。

7/8 11:55

というわけで玄関に到着！おつかれさまー。テントテント！・・・と思ったけど・・・

7/8 12:09

あ、テン場は雪上なのね。山荘スタッフが一生懸命作業中。テン場の整備ではなく、夏道を作っているもよう。

7/8 12:12

めちゃくちゃ大変そうです。雪がガチガチに固まり、スノーソーも投入。頑張ってます。

7/8 12:15

いきなり脈略ないけど、お気に入りの岩も今日はガスの中。

7/8 13:18

なんとか端っこの雪をどけつつ、今夜の我が家設営完了♪

7/8 13:36

そしてこれを食べに来たのだ。燕山荘特製、ビーフシチュー♪

7/8 13:50

ケーキもいただきました。とても山の上とは思えない。

7/8 14:42

さて、やることも無くなったので、我が家に帰り、干したり地図眺めたり、そしてウトウト・・・

7/8 16:21

起きた！まだガスガス。これはテント場のトイレ。まだ使えないので燕山荘のトイレを使わせていただきました。

7/8 16:22

凄く頑張って作業されてる横で昼寝とかして、ホントすみません。。。

7/8 16:25

だいぶ道らしくなってきた。

7/8 16:26

呑気にこんな写真撮ったりしてて、ホントすみません。。。てか、何これ。

7/8 16:26

テント場を上から。

7/8 16:29

散歩に出かける。ハクサンイチゲ。きれいね。

7/8 16:35

コマクサ。まだまだつぼみも多く、見頃はこれからって感じ。

7/8 16:36

群生。

7/8 16:44

再びテント場を見下ろす。ちょっとガスが薄くなってきたか！

7/8 16:49

燕岳方面、ようやく姿を現し始めた。

7/8 17:03

おお！青空も。私の頭上だけ。

7/8 18:39

太陽の位置もわかるようになってきた。これは晴れる予感♪

7/8 19:09

みんなで槍が現れるのを待つ。なんかしあわせなひととき。願いはひとつ。

7/8 19:09

一瞬だけ、裏銀座の影！！！雪渓模様が見えた！

7/8 19:36

ついにその時がきた！燕岳が全景を見せた。感動だね〜。みんな小屋から外に出て眺めてた。

7/8 19:38

槍ヶ岳！一瞬の輝き。

7/8 19:39

暮れゆく燕岳。それじゃまた明日。おやすみなさい。

7/9 4:12

おはよう！夜中3時に月明かりで槍も裏銀座も丸見えだったんだ。あんなの初めて！

7/9 4:13

みんなで太陽を待つ。少しずつ明るくなっていく世界。

7/9 4:21

雲海がとってもきれいで。

7/9 4:23

もちろん丸見えな槍ヶ岳。

7/9 4:24

笠ヶ岳方面。

7/9 4:33

刻々と色を変える空。もうすぐもうすぐ。

7/9 4:35

来るか来るか！

7/9 4:37

御来光！なんて眩しいんだろう。

7/9 4:38

見つめているといつも涙が出そうになるんだよ。

7/9 4:42

モルゲンロート。輝く槍ヶ岳。

7/9 4:43

縦走路もどこまでも。歩きたいなぁ。

7/9 4:44

槍ヶ岳アップ。

7/9 4:46

あっという間に昇る太陽。おはよう、今日もよろしくね。

7/9 4:49

裏銀座の峰々。

7/9 4:56

この時間、世界が不思議な色に包まれて。

7/9 5:42

明るくなった槍ヶ岳。

7/9 5:42

もうこの辺りから写真も脈略無し。

7/9 5:42

だってどこ見渡しても素晴らし過ぎて。

7/9 5:42

どこ撮っていいか、どこ見ていいかわからないんだもの。

7/9 5:44

歩きたいよー。歩きたいよー。槍まで、また歩きたい。

7/9 5:44

大天井岳。夏道が開通しているのがよく見える。雪切りありがとうございます。

7/9 5:45

蛙岩と槍ヶ岳。後から考えたら、蛙岩ぐらいまでは余裕で行けたじゃん。

7/9 6:11

さて、燕岳までお散歩に行きましょう。

7/9 6:12

お決まりの槍ヶ岳とイルカさん。

7/9 6:22

ドキドキするくらいの快晴。快適なお散歩道。

7/9 6:24

メガネ岩。

7/9 6:32

燕岳山頂！

7/9 6:35

北燕岳まで行ってみようっと。剱岳・立山がかっこよくて。

7/9 6:35

少ない人が、さらに少なくなるお散歩道。

7/9 6:43

北燕岳はここでしょうか・・・？

7/9 6:44

この岩を登れば・・・

7/9 6:47

素晴らしいね〜この絶景。剱・立山行きたいなぁ。

7/9 6:48

大好きな鹿島槍ヶ岳もきれい。

7/9 6:53

輝く雲の世界が本当に美しくて感動。

7/9 7:00

雲がまるで生きているかのように、刻々と姿を変えて。

7/9 7:08

ハクサンイチゲ。

7/9 7:09

ハクサンイチゲと槍ヶ岳。

7/9 7:14

このモコモコは何でしょう・・・？？

7/9 7:15

イワヒバリさんでしょうか・・・？

7/9 7:26

完全に夏の景色だよね。だけどまだ梅雨明けしてないんだよね。

7/9 7:43

信州側に雲。よく見る光景。

7/9 9:10

それじゃ名残惜しいけどそろそろ下ります。冬道はこんな感じで。

7/9 9:11

夏道はこんな感じで。雪切り本当にありがとうございます。

7/9 9:25

こんなの初めて見た！雪渓の上のトンボ。君、冷たくない？

7/9 10:25

ギンリョウソウ？不思議な植物。

7/9 10:59

無事下山完了。楽しかったー♪

7/9 12:28

そしてこのピッカピカな天気にも、ありがとう。

7/9 12:29

中房温泉。貸切状態でノンビリ出来ました。そしてこれでおしまい。また来るね♪

撮影機器：

Canon IXY DIGITAL 930 IS Canon

感想

srazm

2004年お盆休み、初めての北ア縦走は、燕〜南岳だった。終日全く雲の沸かない日が2日間続き、当時北アとはこんなものかと思ったが、どうやら珍しいことだったらしい。その時に見た常念岳が美しく、どうしても燕〜常念を歩いてみたかった。久しぶりに3連休が取れたので計画していたが、予報が悪く快適な稜線散歩は望めそうも無かったので、あっさり諦めて燕テント1泊に変更した。

静かな燕岳は誰もがゆったりと笑顔で過ごす、とても銀座の入り口とは思えないほどのノンビリ感に溢れていた。3回目の燕岳、いつもどおりの快晴の大展望、本当に最高だった。そして最も感動したのが、真夜中の月に照らされる槍ヶ岳と裏銀座の峰々！誰も居ない静かな夜の稜線に独り佇んだあの瞬間は忘れられない。さらにいろんな人に出会いたくさんお話させていただいた。みなさんとっても素敵な人ばかり。ありがとう、楽しいひと時だった。もちろん合戦小屋のスイカも、燕山荘のビーフシチューもケーキも最高でした♪（むしろこれがメインかしら・・・）