強風の蓬莱山へ
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- GPS
- 08:19
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,223m
- 下り
- 1,214m
コースタイム
- 山行
- 5:48
- 休憩
- 2:31
- 合計
- 8:19
天候 | 曇り時々雨,強風 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:JR湖西線・志賀駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道は特に問題はなかったが,台風19号の影響かかなり風が強く慎重に歩いた。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
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感想
大型の台風19号が通過した翌日の2019年10月13日(日)に,友人たちと蓬莱山に登った。天気予報では午後から晴天ということだったので山登りに挑戦したが,びわ湖バレイが休業でロープウェイで下るプランは使えなくなった。それでもせっかくだから登ってみようとなった。
JR 蓬莱駅まで行き,9時頃登り始めた。琵琶湖のそばから徐々に斜面を登っていき,国道161号線のバイパスを越えて,アスファルト道をさらにどんどん上と登っていった。舗装路が林の中に入ると,路面は落ち葉や枯れ枝だらけだった。やはり前日通り過ぎた台風19号の風で沢山枝が落ちたりしたみたい。この台風は雨もひどくて関東から東北にかけて21河川で氾濫したらしいし…。
ぐいぐい登っていくと,やがて堰堤のところで舗装は終わり,急に山道に入った。登りはそこまできつくはなかったが,やはり路面は落葉や落枝だらけだった。時々ある大きめの枝を横にどけながら登っていくと,やがて薬師滝という標識が立っていた。見ると,左の奥の方に滝が見え,それが薬師滝みたいだった。登山道からは見えにくいが,滝の正面まで行くことができた。前日の台風で沢山雨が降ったので,まあまあの迫力の滝となっていた。
薬師滝から先はどんどん傾斜が急になっていく感じだった。つづら折りを登り,沢沿いを歩き,沢を渡り,時に沢の中を歩いて上に向かった。途中,雨がぱらついてきたのでみな念のためにザックカバーをつけておいた。そこからも急勾配は続き,急登をまっすぐ登る感じの場所をすぎると,急に高い木がなくなった。そして雨水で深く掘れた水路状の区間をすぎると,やがて上の方に峠っぽい感じが見えてきた。そこが小女郎峠だった。しかし,周りは霧だらけだったし,峠のすぐ近くまで行くとすごい風が吹いていた。急なことで女性陣は動けなくなってしまった。
仕方なく少し下がった風を避けれる場所まで戻り,時間もお昼頃だったのでお昼ごはんのおにぎりを食べておいた。さらに,おやつも食べてエネルギー補給をしておいた。また,みなが寒気を感じ始めたので,登山のシャツの上に重ね着をし,一番上にレインウェアを着てウィンドブレーカーとして使った。30分ほど停滞していたが,少し元気が出てきた感じだったので,頑張って小女郎峠から小女郎ヶ池まで進んでみた。小女郎ヶ池は霧の中で少し幻想的だったが,そこでもまあまあ風が強くて,景色を楽しむ時間はあまりなかった。
小女郎ヶ池にいると,多少風がましになった感じがしたので,進むことにした。 風を考えると元の小女郎谷を下る選択肢もあったが,かなり急な斜面だったので,びわ湖バレイのロープウェイ山上駅付近から下るキタダカ道で下ることにした。そのために,まずは少しきつめの風の中を蓬莱山目指して出発した。小女郎峠から一度登り,笹原の中を横に移動する感じで蓬莱山を目指す。途中,右が崖のところでは,左から来る風が強くなると怖い感じだった。なので,少しでも風が弱い瞬間にさっさと通過するように心がけた。やがてお地蔵さんが3体立ててある岩の辺りをすぎると少し長めの登りがあり,そこを登り切ると蓬莱山山頂にたどり着いた。
蓬莱山山頂は遮るものがないので,風はきつかった。飛ばされるほどではなかったが,風に当たり続けているとそれなりに疲れるぐらいの強風だった。また,しっかり防寒をしておかないとどんどん体温が下がりそうな感じだった。夏場のびわ湖バレイは芝生状のゲレンデにテーブルや椅子が置いてあり,滑り台などの遊具がいろいろ置いてあった。しかし,当日はびわ湖バレイは休業ということで,強い風が吹く雲の中で誰もいないゲレンデをとぼとぼと下った。蓬莱山から北に向かうと鞍部にレストハウスがあり,そこを過ぎて緩めの坂を登ると打見山山頂付近に着く。そこはびわ湖バレイのロープウェイ山上駅付近であり,びわ湖バレイの玄関口のような場所となっている。しかし,レストランなどは全く営業してなく,台風で壊れた設備を撤去したり直したりする職員の人達だけが急風の中で作業をされていた。
我々はロープウェイ乗り場横から建物に入って,トイレに寄り温かい缶コーヒーや紅茶を買ってしばし休憩して体を温めておいた。下山は打見展望台横から下り,ロープウェイ乗り場下を通過するようなルートで JR志賀駅を目指して下った。下り始めは木も少なく明るい感じだったが,下っていくと徐々に林の中を歩く感じになり,少し薄暗い感じの道を下っていった。道はこぶし大程度の石がゴロゴロとしていて,歩きにくい感じだった。ルートは延々とつづら折りが続く感じで,さすがに皆つづら折りには飽きてしまうぐらいだった。
やがて大きな堰堤のそばを通り,しばし下るとルートが二手に分かれた。右手はびわ湖バレイの山麓駅辺りに向かうルートで,JR志賀駅までは少し遠回りになるみたいだった。そこで,JR志賀駅にまっすぐ向かう感じの左手のルートを下ってJR志賀駅を目指した。分岐後もしばし林の中を行くが,徐々に傾斜はゆるくなり,国道161号線のバイパスをくぐると後はのんびりした行程だった。そして,午後5時半頃に無事に JR志賀駅にたどり着くことができた。
JR志賀駅からは各駅停車で京都駅まで行き,そこで途中下車して軍鶏のお店で反省会をした。その後,京都駅の地下でお土産を買ってから,JR や市バスを使って帰宅した。
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