山頂入山可能最終日に御嶽山剣ヶ峰に登る
- GPS
- 04:50
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 972m
- 下り
- 976m
コースタイム
- 山行
- 4:09
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 4:49
天候 | 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雨が降った後でぬかるんでいたが、登山路は良く整備されており、道標もしっかりしている。ただし、行場山荘と女人堂の間でシラビソの木が倒れて登山道を遮っている個所がある。また、登山路は、材木を階段状に固定してある部分が滑りやすいことと、細かくジグが切ってあるものの殆ど真っすぐな形のため、下り時にスリップや捻挫を起こさないように注意して通行する必要がある。9合目から上は、石が積み上げられた登山道になるため、同様にスリップや捻挫に注意したい。 |
写真
感想
山仲間のAさんが御嶽山に登れば、本州にある百名山を完登することになるので、是非一緒に登りましょうと誘われた。私も、日本百名山を目指して登っていたが、2014/9/27の御嶽山噴火により山頂部が立ち入り禁止となってしまったため、その後御嶽山で登れる最高到達地点とされている摩利支天山に2017/9/17に登って百名山完登としていたので、Aさんの提案に即賛同した。
当初10/12に登山を計画し、宿泊施設の予約等を完了していた。しかし、超大型台風19号が10/12に本州直撃のコースをとっていたため、10/16に日程変更を行った。
しかし、台風19号による災害で中央自動車道が八王子〜大月間で通行止めになってしまい、現地到着が10/16の11時になってしまった。
御岳ロープウェイ山麓駅で御嶽山噴火で犠牲になった方々への献花を行い、犠牲者の方々のご冥福をお祈りした。その後、ロープウェイで標高2015mにある飯森高原駅に移動した。11:34に登山を開始した。
7合目行場山荘から20分程登ったところ12時だったため、昼食休憩をとった。天気は、麓は晴れていたが、登山路にはガスがかかっており、山頂は見えなかった。細かなジグザグになっているものの、ほぼ真っすぐ山頂に伸びている登山路を登って行った。この時間帯になると、次から次への登山者が下山してきた。下山してきた方に様子を聞くと「山頂は晴れていた」という方が多かったため、晴れを期待して一生懸命登った。
12:35〜12:40に八合目女人堂、13:33に石室山荘に到達した。石室山荘でココアをいただき、13:46に剣ヶ峰を目指して出発した。3000mを越えると空気も薄くなっており、急いで登ってきた疲れもあり、足が重くなったが、黒沢十字路の先の尾根筋に出ると、上空に青空が見え始め、剣ヶ峰の輪郭が見えてきた。これで、元気を回復し、14:13に剣ヶ峰に到達した。山頂直下には、新設されたシェルターが3基設置されており、その隣に御嶽山噴火犠牲者慰霊碑が設置されていた。ここで、不慮の噴火により犠牲になられた登山者の方々へのご冥福をお祈りした。
山頂に続く階段を登り山頂に立つと、ガスが切れ始め、噴火口となった地獄谷や火山灰で埋まった一ノ池が眼下に広がっていた。また、2017年に登った摩利支天山〜継子岳が見渡せた。時間とともに、王滝頂上も見えるようになった。ただし、この時点では、北アルプスや中央アルプスにはガスがかかっており、眺望という点ではイマイチだった。しかし、360度開けた単独峰の剣ヶ峰からの眺望は、すばらしく、広大な裾野を広げた御嶽山のスケールの大きさに圧倒された。
帰りのロープウェイの営業終了時刻が16:30 という制約があったため、後ろ髪をひかれる思いで、14:25に下山の途に就いた。しかし、下るにつれて、遠方の峰々にかかっていたガスが晴れ始め、黒沢十字路にくると、乗鞍岳が姿を見せ始めた。夕方に近づき、外気温も低くなり、石室山荘を出たあたりで既に1℃になっていた。
石室山荘も女人堂も10/16が小屋締めの日になっていたそうで、宿泊客はみな下山し、山小屋の関係者は小屋締めの片づけに追われていた。石室山荘を14:59に出発し、途中休憩をとらずに下山を急ぎ、女人堂を15:35に通過し、行場山荘に16:12に着いた。これで、ロープウェイに間に合うことが確信できたため、ゆっくり歩き、16:19に飯森高原駅が見える場所に着いた。すると、北の方向に乗鞍岳が綺麗に見えており、更に槍ヶ岳〜奥穂高岳〜前穂高岳のシルエットがくっきりと見えていた。また、東の方向の中央アルプスも木曽駒ケ岳〜宝剣岳の姿が見えていた。そこで、飯森高原駅の展望テラスに登り、北アルプスや中央アルプスの山々の眺望を楽しんだ。いつまでも見ていたかったが、ロープーウェイの営業終了時刻が迫っていたので、展望台を後にしてロープーウェイに乗り込んだ。ロープウェイの中からも恵那山を確認することができた。
今回の御嶽山登山は、いろいろなドラマがあった。今回は、駆け足の日帰り登山となってしまったが、また、ゆっくり登りたいと思いながら帰路にた。
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