赤岳を真教寺尾根から県界尾根へ
- GPS
- 08:11
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,402m
- 下り
- 1,396m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
真教寺尾根 ●美し森ファームから牛首山 特に危険個所はありません。登りだしてすぐの羽衣池の周遊歩道(木道)が一部池側に傾斜しています。木道が濡れていると滑るので注意。(実際コケた・・・) ●牛首山から核心部 しばらくなだらかな道を行くのでリラックスできます。危険個所はありません。 ●核心部からキレット合流 核心部が始まると鎖付きの岩場が約35分続きます。登りは手がかり足がかりがあるので慎重に行けば問題ないと思いますが、落石をしない様に注意が必要です。また雨やガスで濡れていると鎖が滑ります。グローブ類は必携だと思います。 ●キレット合流から赤岳山頂 今回は一気にここから風の強度が変わりました。ものすごい強風でした。飛ばされない様に注意が必要です。また山頂へのハシゴ付近で渋滞が発生します。 県界尾根 ●赤岳山頂から核心部 真教寺尾根の岩場とはなんか感じが違います。手がかり足がかりが少なく感じられ、下り時は鎖が頼りになるところが多いと思いました。ガレやザレっぽいところが多いので落石を起こさない様に注意が必要です。鎖が長くかかっているところが多く、一気に下るところが多いです。核心部の最後はハシゴ→鎖下り→鎖トラバース→鎖下りで終わります。ここが一番大変だと思います。 ●核心部から小天狗分岐 なだらかな尾根道になり楽に歩くことができます。所々に展望の良いところが現れ、隣の真教寺尾根と後の赤岳、天狗尾根の大天狗、小天狗が見れます。 小天狗を越えて少しすると野辺山と清里分岐に出ます。 ●小天狗分岐から美し森 一気に尾根から下ります。笹の斜面を下りきると大門沢に出ます。沢沿いに歩いて行くと県界尾根登山道入り口(サンメドウズスキー場の入口)に出ます。そこから車道を歩いて美し森駐車場に到着です。 |
写真
感想
いつかは行きたいと思っていた八ヶ岳の一般道で最強と呼ばれる真教寺尾根と県界尾根、今回は両方を一気に行くことにしました。自分の実力で1日でクリアできるのか心配でしたがチャレンジしてみました。この3連休、土曜日と月曜日に仕事が入ってしまい、なんとか中日で決行です。
朝の天気予報では野辺山は昼前から晴れの予報でしたが、現地に到着すると、車を運転するのに気を使うほどの濃霧で裏切られた感満載でした。
5:30頃に美し森ファームに到着、30分ほどで準備をして登山を開始します。
登り始めて15分ほどで羽衣池に到着します。池の周囲に木道が設置されています。一部が池側に傾斜していて濡れていると滑ります。。。というか見事にコケました。初っ端からコケるとは、なんとも先行き不安な山行です。おまけにまだ開けてもいない500mlのポカリがないことにしばらくして気づきました。羽衣池で落としたな。。。不安だ。
おまけに今回はペースが上がらない。どうやら先週今週と休日出勤で疲れているようだ。なんだか本当に先行きが不安な山行だ。
牛首山まで登ると核心部まではなだらかな尾根道で少し楽になりましたが、いよいよ核心部へと近づくと、傾斜が増し始めます。いよいよか・と思われる岩が現れ、ストックをしまいましたが、実はこれはダミーでした。騙された・・・疲労の体にストックなしが非常に堪えます。
そしてついに現れた第一の鎖場、ここから30分ほど鎖場が続きます。相変わらず周囲はガスで真っ白、おまけにやたら強風でしたが、鎖場一帯は風も当たらず慎重に登ればクリアすることができました。でも下りは嫌だなあと思い、頂上に着いたらそのまま真教寺尾根を下りるか、県界尾根を行くかを判断することにします。
キレットからの道と合流し稜線上に出ると、風の雰囲気が変わります。一気に強風度が増し、しっかりしていないとふらつきます。15〜20m/sはあったのでしょか?
山頂手前のハシゴ付近で、人が急に増えます。ハシゴ渋滞でしばらく待つ間、しゃがんで強風を耐えます。
人が切れると登りの数人で一気に登り、山頂に到着しました。
核心部手前までは体調悪でしたが、核心部が始まって緊張感が出たのか、なんとかここまで来ることができました。
とにかく強風で風に当たっていたくなかったので、山頂標を写真撮ってすぐに頂上小屋へと向かいました。こんなに山頂滞在時間が短かったのは、初めてです。
頂上小屋で食事を済まし、小屋番さんに県界尾根の様子を聞き、県界尾根を下ることに決めました。県界尾根の初っ端は、ガレから始まりザレの鎖場へと続きます。真教寺尾根の鎖場とは何だか感じが違います。同じような長めの鎖が掛かった岩盤がいくつも現れ、だんだん疲れてきます。
というのも、鎖に頼りきって下っているからです。これは今回の大きな反省点として残りました。ここはもう一度、県界尾根の下りをやってリベンジが必要です。
県界尾根の核心部の最後はハシゴから3連鎖へとつながります。3連鎖の真ん中はトラバースしていて、鎖に頼りきった私は、あろうことか、バランスを崩して宙づりに・・・とにかく今回の大きな反省点です。おまけにここで拳大の岩を落石、危うく下から登ってきた御夫婦に当ててしまうところでした。
もうとにかく反省です。すれ違った御夫婦の方々、本当にすみませんでした。
核心部を終えるとなだらかな道へと変わり、楽になります。
しばらく行くと、天狗尾根の大天狗と小天狗の写真を撮っているおじさんと出会いました。ここまで来てようやくの晴れ間でしたが、山頂はまだ雲の中でした。この日は結局山頂を望むことはできませんでした。おじさんと少しの会話をして、先に進みます。小天狗を越えて少し行くと、いよいよ尾根から下りることになります。
笹の斜面を下りきると大門沢で沢沿いを道なりに進み、途中で沢の水で顔を洗い少し歩くと県界尾根登山度入口に到着です。
美し森ファームまでは車道歩きとなります。
美し森ファームで白いチーズケーキと桃のロールケーキをお土産に買って、帰路に着きます。今日は3連休の中日、大渋滞です。R246は激混みで足柄峠を抜けて。
最後に、真教寺尾根は登りに、県界尾根は下りに使うといい感じかなと思います。
県界尾根での宙づり、最悪です。本当に反省。リベンジです。
落石させてしまったこと、本当に申し訳ありませんでした。
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