岩木山 遠征3、4日目


- GPS
- 32:00
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 1,465m
- 下り
- 1,167m
コースタイム
- 山行
- 3:55
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 4:05
猛烈な西風だったが、百沢コースは風の陰となり比較的穏やか。
9合目からは強風に煽られる、危険を感じるほど。
岳温泉コースは変化なく単調で面白さに欠ける。
天候 | 霧、強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
西側露岩帯は強風のため危険 |
写真
感想
午後からは天気回復傾向で、翌日は晴との予報。そこで弘前を午後出発し途中の山小屋に泊り明日山頂に登ることにした。
弘前BSでバス待ちしていると、自分より少し上の女性に声を掛けられ、これから岩木山に登ると話した。話し込むうちに、女性が弘前市合併前に岩木山の観光大使をしていたとのこと。お世辞じゃないけれどいい山ですよねなどと話していた。すると別れ際にバックの中を探し始めて、小分けされたおかき2袋を、感動したと言って差し出した。一応荷物になるからと遠慮申し上げたのだが、腹に入れていけばいいとのことで頂いた。米どころ弘前なので弘前名物かと思いきや「越中のおかき」とあった。これだからローカル線の旅は面白い。
午後のバスで岩木神社に行き、安全登山を祈願し登山開始。
雨ぱらつき西風が強い悪天候の中、翌日の予定もあり少しでも登って時間を稼いでおこうと焼止まり小屋まで歩いた。到着間近になり雨が降り出し焦る。夜小屋からは弘前の明かりがきれいに見えた。夜中雨と風の音がすごかった。
翌朝は雨やむが、依然風は強く大木の枝葉がごうごうと唸っていた。計画通り西側の岳温泉に下るかどうか決断ができず、縦走荷物を担いで出発した。小屋を出てすぐに沢沿いの道を登る。景色はよく快適でコースタイムよりも早く鳳鳴ヒュッテに着いたが、小屋手前から猛烈な風。
小屋でカッパを着て出発するも、猛烈な風に煽られて前に進めない。体を低くし地面に張り付くようにして、風をよけながら前進した。ピーク東に入り一息つくも頂上直下は西側の露岩帯の登りだ。まともに風に当たり風の陰もない。吹き飛ばされないようほふく前進。そんなところを5分くらい登るとようやく頂上に到着。奥宮に参拝し頂上小屋に逃げ込む。一服したがこの短時間では状況が変わる訳もなく、再び猛烈な風の中に。登りは風を背に受けたが、下りは正面からだ。みぞれ交じりの雨が顔に激しく当たり痛い。更に下から吹き上げられ、ふらつきながら慎重に下る。
鳳鳴ヒュッテに着いて出発準備をしてると、頂上ですれ違った客が寒い寒いと言って入ってきた。荷物をほとんど持ってないので聞くとトレランとのこと、寒いはずだ。死ぬほどの寒さではないので、下っていけば暖かくなる。
岳温泉側に下り始めると、再び露岩帯。ザックカバーは飛ばされ役に立たず、荷物も煽られる。我慢で下ると低木帯に入り風からようやく逃れられた。8合目スカイライン駐車場は閑散。後は樹林帯の単調な下り、粘土質でよく滑る道を慎重に下ったが、案の定転んで泥だらけ、ガックリ。
岳温泉バス停でカッパなど洗って干し、さんぽ館で足湯に浸かった後、10時30分のバスに乗車。客3人。
独立峰なので晴れれば素晴らしい景色だろうなと想像しながら、再挑戦を誓った。昔の観光大使の方ありがとうございました。また来ます。
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