岩手山、八幡平縦走 遠征5、6日目
- GPS
- 56:00
- 距離
- 46.5km
- 登り
- 3,357m
- 下り
- 2,035m
コースタイム
- 山行
- 9:25
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 10:10
- 山行
- 12:55
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 13:15
天候 | 10/9快晴 10/10快晴 10/11晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
一般登山道であり、危険箇所なし 案内板あり迷うことなし 大倉山前後にぬかるみあり |
写真
感想
今回山行のメイン縦走。
計画時は網張温泉行のバスで御神坂登山口から入ろうと思っていたところ、なんと今年初めに廃線になっていることが分かった。う〜ん残念。
そこで安比高原駅から歩きだし八幡平に登り、今回と逆コースを2泊3日で歩こうと考えた。しかし遠征中に台風の東北接近が確実となり、かつ12日は大雨予報で大幅変更を余儀なくされ、1泊2日の今コースとした。まあ安全登山を目指すなら当然ですが。
一時は八幡平温泉から入ることも考えたが、ここまで来たら滝沢駅から歩くか!登山地図で見ると10勸未澄がんばれば2時間だと甘く見積もったのが大きな間違い。歩いた感覚ではどうも12匐瓩あったようだ。そのうえ標高差は400m。
弘前から乗り継いで滝沢駅に着いたのは16時過ぎ、駅前のコンビニ弁当で晩飯を済ませ、いざ出発したのは16時半。甘い予想では18時半馬返し登山口到着だ。いや頑張ればもっと早く到着し夕暮れ前にもと、捕らぬ狸の皮算用は果てしなく膨らむ。
舗装された交通頻繁な道を、黒く浮かび上がる岩手山に向かって歩き始めた。しばらく行くと牧草地が広がる道となり、歩けども歩けどもという感じ。1時間経ったのにようやく国道4号線。甘く見積もっていたことが分かりだす。日は暮れ家の明かりもまばらな暗い道を「遠いな、まだかな」と思いながらとぼとぼと歩く。横を車が勢いよく走りすぎていく。むなしく寂しい。2時間歩いて岩手神社、ここからは自衛隊演習地を右に見ながら車も通らない街路灯もない暗い一本道をひたすら歩く。歩いても景色も変わらず一向に着かない。月に照らされた一本道を無心になって歩いていると何やら看板が見えてきた。いよいよかと思いきや第3駐車場。行止りになった所が第1駐車場で車中泊と思われる車が数10台駐車していた。キャンプ場と水場を探すも見当たらない。もう少し先かと思い仕方なく歩き出す。前方に明かりが見える。そこまで行くか。疲れた早く寝たい。やはり明かりはキャンプ場、ようやく着いた。やったー!と力なく喜ぶ。湧き水はざあざあと流れ出ていた。冷たくてうまい。休憩所にテントを張って早々に寝た。結局滝沢駅から3時間、この山行の中で精神的には一番疲れた。
ここからは一般登山道であり、他のレコと同じなので掻い摘んで記載。翌朝は暗いうちに出発。日帰り客にどんどん追い抜かれる。7時ちょうどに演習場から大砲の音が轟いてビックリ。時報かと思ったが昼頃までは続いた。自衛隊の皆さん訓練ご苦労様です。8合目小屋は素晴らしく立派、驚いた。山肌には所々雪、昨日は寒かったとのこと。
頂上では今回一番の快晴で八甲田山、岩木山、早池峰山などの大展望が楽しめた。登山客は多いものの皆ピストンらしく、鬼ヶ城への縦走者は見当たらなかった。岩尾根も鬼ヶ城だけで後はゆったりした尾根歩きが楽しめた。
三ツ石山荘も大きくて新しいきれいな山荘だ。今夜も一人だろうと思っていたら仙台の方2名と地元の方1名であった。その地元の方が薪を担ぎ上げてきて、ストーブを焚いてくれたおかげで暖かくぐっすり眠ることができた。ありがとうございました。
翌日は午後から曇り予報で雨が降り出す虞もあったので、ペースを上げて八幡平に向かった。どんどん小さくなる岩手山が歩いた距離を物語っていた。
八幡平は全くの観光地であり、頂上への道もコンクリートに覆われ、場違いなところに来た感じがした。山登りというより散歩かな。三角点はあるが頂上とは呼べない感じがした。
ともあれ予定した百名山4座を登ることができ喜ばしい。ただ日数の割に歩き足りなかった。
下山後、須賀川の友人宅に台風から避難のつもりで立ち寄ったのだが、夜が明けてみれば被災地の中であった。電車もバスも運休で帰るに帰れず、お世話をかけただけの立ち寄りとなってしまったことを、この場をお借りしてお詫び申しあげたい。被災地の早期復旧を心からお祈り申し上げます。
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