前鬼川孔雀又谷右俣遡行(釈迦ヶ岳)
- GPS
- 33:30
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,397m
- 下り
- 1,403m
コースタイム
08:40遡行開始
(黒谷を誤って遡行→戻り)
10:20前鬼川分岐
13:00垢離取場
16:00右俣・左俣分岐
16:30幕営(林業小屋跡付近)
7月16日(月)
05:30幕営出
11:30孔雀岳直下
13:30釈迦ヶ岳
15:00太古辻
17:30前鬼宿坊
18:00林道P
天候 | 7月15日 晴れ時々曇り 7月16日 曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車地からは鎖で封鎖されており、前鬼宿坊へは徒歩30分程度。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
入渓地点はゲートより5分ほど下った道路より見えるガレ場を下降し前鬼川と黒谷の出合へ。 登山届はゲート手前にボックスあり。ボックス横から黒谷へ降りるための吊り橋につながる小道がある。 奈良方面へ帰る際は、上北山温泉・薬師湯が便利(20時まで営業)。 ただし、ホテル上北は閉鎖中。 |
写真
感想
海の日の連休を利用して、前鬼川を遡行してきました。
日帰りだと垢離取場で引き返すルート取りですが、今回は上部の孔雀岳に繋がる孔雀又谷を右俣から遡行。
写真はナメがほとんどですが、実際はゴーロ状の大岩を乗り越していく場面が何度もありました。ザイルを出すほどではありませんでしたが、シュリンゲはもちろんのこと10m×6mmのお助け紐が重宝しました。
7月15日
8:30
何の疑いも無く閉鎖された吊り橋の下から左側に遡行を開始。
が、約1時間後に10m大滝を確認するもこれが偽であると判明。真逆方向を遡行していました。いわゆる前鬼川に繋がる黒谷です。進むうちに上部に前鬼宿坊に繋がる車道が見えて来たので、ここでいったん遡行を打ち止めして駐車場へ戻ります。
10:10
気を取り直して前鬼川と黒谷の出合い地点へ。ウォーミングアップにはちょっと時間かけすぎでしたね。
本流の前鬼川に入るとナメが続出。水量は普通程度。上空の樹林帯も開けており、全体的に明るい沢です。初手からの核心部は2段10mの大滝です。ここはお助け紐で確保して通過。
三重滝は上部を巻けば垢離取場までハイカー用登山道に繋がっていますが、リーダーYさんは何度か藪漕ぎを繰り返しながら出来る限り沢遡行をたどりました。
エメラルドグリーンの垢離取場へ。プール状になっているので泳ぎたくなります。
16:00
右俣と左股の分岐へ。地獄の塔と呼ばれる特徴的な岩峰が目に飛び込んでくる。いわゆる五百羅漢の前衛です。
16:30
幕営適地へ。軽量化の為、今回はツェルト泊。沢泊は水場に困らないので助かります。川沿いで晩飯を取った後19時には就寝。快眠とはいえませんが、オッサン2人泊まりでした。
夜中にポツポツと雨が降って来たので本降りに成らないうちに、乾かしていた衣類、ギアをツェルトの中に持ち込みます。ヘッデンを照らしたとたんにショウジョウバエのような1〜2mm程度のコバエがワンサカと集まって来たのには辟易しました。翌朝に嘘のように一匹も虫達が消え失せていたのも不思議でなりませんでしたが。
7月16日
5:30
朝食後、行動開始。雨も止んでいました。ここから11時に大峯奥駆に詰め上がるまでの写真は1枚も残っていないのが残念。ザイル出しは一箇所もありませんでしたが、とにかく大岩のおおいこと。リーダーYさんが浮石で足を踏み外して姿をけしたのでヒヤヒヤしましたが(結果は小さな出血)、徐々に沢がガレに代わり、前鬼川の最初の一滴が伏流となるまでをほぼ確認できるほどの遡行となりました。
11:20
大峯・孔雀岳直下へ。沢靴から登山靴へ履き替えます。ここでようやく今月頭に購入したガルモントの登場。容積を取らないアプローチシューズを持ってくればよかったのに、靴慣らしと思い担いだのは歩荷以外の何物でもありませんでした。
13:30
釈迦ヶ岳へ。先月も赤井谷から遡行してきているのでもう写真もパスです。
18:00
下山。太古辻から前鬼宿坊への下山中、本降りに。雨合羽を着こんでの下降となりました。木道が整備されているのだけれども、雨中ではスリップするので逆に神経を使います。2011年9月の台風に依ると思われる崩落地があり、木道が空中回廊になっている箇所もありました。また暗がりのなかでは1000m地点から道標のテープ(赤と黄)はじっと目を凝らして識別しないと判りにくいでしょう。
下山後は、上北山温泉薬師湯に浸かってのんびりと帰りました。稜線に出てからは体力勝負のロングトレイルですが、充実した沢山行となりました。
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