【台風の爪跡】小仏城山一般道



- GPS
- --:--
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 643m
- 下り
- 570m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:小仏バス停 → JR高尾駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
★危険個所多発★ 今回は,全て一般道(通常時は,特に緩い道。)を歩いてきたが,台風の影響により豹変し,バリエーションルート並みの悪路となっていた。特に,沢沿いの道は,あふれ出た水により,道が削られ,足場が悪くなっているので注意を要する。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
雨具
靴
ザック
昼ご飯
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
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感想
久し振りのヤマレコ登載となった。さぼりがちであったものの,山には行っていたが,ヤマレコに載せるほどの大した山行はしていなかったので,このように久し振りとなった次第である。今回の記録も,それほど大したものではないが,おそらく数十年に1回あるかないかの台風による登山道の劣化の記録を残しておきたいと思い,ヤマレコ登載とした。元々ヤマレコに搭載する予定がなかったため,GPS記録をせず,写真撮影も少ない。
今回は,山行が初めてという方を気楽なハイキングとして連れて行った。もちろん,気楽ではなくなったが。
まず,日影バス停から小仏城山東尾根ルートに入ろうとしたのであるが,入口がかなりの増水と崩落により,通常の方法では入ることが出来なかった。山行初心者を連れていることもあり,早々に断念し,日影林道コースを歩くことにした。
日影林道コースも地割れのような水の流れ跡ができていたり,大きな石がごろごろ転がっており足場が悪かったり,また,崩落により歩行スペースが30cm程度しかない場所もあった。極め付きが,道が寸断され,そこに勢いのある川が流れており,向かって左側の山肌を強引にトラバースしなければならない状態の箇所があった点である。その場所では,4名くらいの作業員が何やらロープを取り付けて作業をしていた。通行するときに怒られるのではないかと危惧したが,「お気を付けて。」と声をかけられた。
連れの山行初心者は,普通のスニーカーで臨んだため,所々の道に流れる水に対処できなく,裸足で歩いたりした。私は,登山靴であったが,それでも,つま先立ちしなければ水が靴の中に入るような状態であった。通常,道の下を流れる沢が,増水等により,道の上に出てきているのであろうか。
沢沿いをこなすと,道は一気に平穏になり,多少のゴロゴロした石あるものの,自動車も通行可能な程度であった。自動車といえば,ここを通行する茶屋の方々は,どうしているのだろうか。いつもお世話になっている城山茶屋の方々が気の毒でならない。復旧まで相当時間がかかりそうである。これからの紅葉シーズンに・・・。
(※後日談として,茶屋は,歩荷により,営業再開しているとのこと。ひとまず良かった。)
小仏城山山頂に着くと,それなりに人がいた。高尾山からの登山客だろう。当然茶屋はやっていない。知り合いがいたので,しばらく雑談をした。
その後,下山路として,510m峰を通る宝珠寺尾根か小仏バス停までの一般道(小仏峠越えコース)かで迷った。前者は沢沿いを歩かないので崩落の度合いは低いものの,連れの山行初心者との関係で難易度が高い。後者は,崩落のおそれがある。結局,後者とした。
案の定,小仏峠からの入口には,「崩落により立入禁止」の札が掛けられていたが,先ほどの山頂で会った知り合いの話を伺い,歩行可能とのことであったので,通行することとした。
序盤から巨木の倒木が行く手を阻み,台風の強さを実感させられた。しばらくは平穏な道を歩き,沢沿いに達すると,予想通り,崩落が始まった。道の真ん中に川が流れ,左右に歩行場所が分断されているのである。それ以外にも,完全に道が川に飲み込まれ,渡渉をしなければならない場所もあった。ややアクロバットな歩行が求められる。通常時は,極めて平穏なハイキングコースであるが,この時は,バリエーションルート並みの注意力を要した。
一般車道に出て小仏バス停に向かった。
今回は,充実感とともに,登山道が台風によりここまで酷くなるのかと驚かされた山行であった。
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