表妙義 鷹戻し後に想定外のエスケープ（リベンジ決定）

2019年11月09日(土) [日帰り]

• GPS: 08:49
• 距離: 8.9km
• 登り: 1,286m
• 下り: 1,269m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:13
• 休憩: 1:34
• 合計: 8:47

6:22 道の駅みょうぎ
6:33 6:35 妙義神社
7:17 7:23 大の字
7:52 8:17 見晴
8:37 8:49 大のぞき
9:12 9:14 天狗岳
9:40 9:46 妙義山
10:38 10:40 バラ尾根のピーク
10:50 10:51 堀切
11:28 11:53 鷹戻し
13:09 13:10 第四石門
13:15 13:15 第三石門
13:32 13:43 第二石門
13:49 13:49 第一石門
13:55 13:56 名勝石門群登山道
14:09 14:09 一本杉
15:09 ゴール地点

天候

快晴無風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

相馬岳からは半バリエーションルートといっても過言ではないくらい危険な縦走路でした。両側・片側が切れ落ちた足場の狭い稜線歩きが続き、一瞬のミスが命取りになります。下山するまで緊張を強いられ心身共に疲労困憊しました。途中何度も警告の立看板が出てくるのですが、本当に「絶対に落ちない」という強い意志と十分な装備がなければ立ち入ってはいけない山域だと思います。鎖場の連続で手が痛くなるので手袋（滑り止め付き）はあった方が良いです。鎖場の岩場は基本的にホールドとスタンスが豊富なので落ち着いて登れば問題ないと思います。むしろ鎖がない所の方が危険だと感じました。

写真

11/9 6:20

道の駅みょうぎ。第2駐車場には登山客らしき車が既に3台ほど

11/10 20:37

朝焼けに染まる妙義神社と白雲山。大の字が見える

11/9 6:28

味のある登山地図

11/9 6:34

登山口には登山届けポストと豚コレラ対策の消毒用石灰が置いてありました

11/9 6:35

とても見やすい登山マップ

11/9 6:37

倒木のため通行禁止と書いてあります

11/9 6:44

迂回路はこっち、ピンクテープがあるので直ぐに分かります。ここでハーネスとヘルメットを装着しました

11/9 7:17

30分ほどで大の字に到着。鎖2段15m（困難ならここから戻る）

11/9 7:18

ででーん！

11/10 20:37

展望抜群！

11/9 7:19

今からあの稜線を歩くと思うとドキドキします

11/9 7:33

大きな岩に黄色のペンキで「キケン」の文字が

11/9 7:39

奥の院に到着

11/9 7:41

安全登山を祈願します

11/9 7:44

いよいよ上級コースに突入です

11/9 7:46

4連30mの鎖場。ホールドも足場もしっかりあるので、鎖に頼り過ぎず落ち着いて手と足も使って登った方が安全で疲れません

11/9 7:56

お次は7m外傾鎖。時には腕力勝負で

11/9 8:06

確かに物凄い見晴良いです

11/10 20:37

眼下に広がる安中市の町並みと奥のお山は…何処かな？めっちゃ気持ち良い〜！

11/9 8:08

しもさん、岩の間に挟まれそうになっていました

11/9 8:12

ビビリ岩

11/9 8:14

鎖を掴んで右斜め上に大きく回り込むと

11/10 20:37

下が切れ落ちたトラバースです。念のため鎖にパスをかけて安全確保

11/9 8:25

目の前の岩峰に人が張り付いています

11/9 8:28

背ビレ岩。ホールドは豊富ですが左側がスパッと切れ落ちています

11/9 8:30

鎖場の下りで渋滞中

11/9 8:30

後ろを振り返る。高度感満載のリッジ歩きが続きます。ここで「早く下りたい」と本音がポロリ

11/9 8:38

大のぞき

11/9 8:38

お次は長い鎖場の下り。滑り台状10m2本と30m

11/9 9:07

天狗岩。本当に天気が良いのだけが救いです

11/9 9:22

タルワキ沢からのエスケープルートは崩落により通行止めとなっていました

11/9 9:22

何度も目にする「体力・技術に自信がない人は引きかえせ」の看板。ここから引き返すのも大変だけど

11/9 9:36

相馬岳（1104m）。向こうに浅間山が見えます

11/9 9:39

行く手には金洞山、星穴岳？が見えます。ギザギザしててカッコいい！

11/9 9:55

国民宿舎分岐

11/9 9:56

立て看板の見た目・内容が危険度を増している…

11/9 10:02

それでも行くしかないのです

11/9 10:28

巻き道

11/9 10:34

木の根っこを掴んで登ります

11/9 10:51

堀切

11/9 10:51

十分承知しております

11/9 10:54

ちょっと濡れてて嫌らしい。8m外傾鎖

11/9 10:57

いよいよあれが鷹戻しか？

11/9 11:06

違ったようです

11/9 11:26

トラバース

11/9 11:28

いよいよか？！

11/9 11:31

梯子が出てきました。という事はここから鷹戻しスタート

11/9 11:35

とりあえず行ってみます

11/9 11:38

3段くらいの60m鎖場。高度感はありますが足場はしっかりあります。鎖を掴んでグイグイ高度をあげました

11/10 20:37

最後ちょっとだけ腕力要りました。ここで下りてくる人とすれ違い待ち、こんな時はパスを鎖に繋いで自己確保。装備があると安心・安全ですね

11/9 11:48

鷹戻しを無事通過

11/10 20:37

愛でる余裕はなかったけど綺麗でした

11/10 20:37

縦走のラストパートが大分近づいてきました

11/9 11:56

駐車場が見えます。あそこまで無事に下山できますように

11/9 12:01

立ち入り禁止のトラロープかと思って通過する所でした。掴む用のトラロープです

11/9 12:13

ルンゼ内2段25mの鎖。ここは懸垂します

11/10 20:37

この方が安全・確実・早いです

11/9 12:25

振り返ると後続のパーティーが懸垂中。こうして見ると凄い構図ですね

11/9 12:27

東岳へ向かうトラバース。途中で下降する鎖があったので

11/9 12:32

そのままドンドン下る。古びたザイル・トラロープだけが頼りのエグい激下りでした

11/9 12:36

途中、ルートを外れた事に気づいたけどもうこの急登を引き返す気力もなかったので

11/9 12:54

不本意でしがそのままエスケープルートを下山して観光客で溢れかえる一般道に合流

11/9 12:56

来年また来よう。観光して帰りますか

11/9 13:09

立派なアーチ型の岩、第4石門

11/9 13:28

すれ違いで渋滞していました

11/9 13:43

裏っ側から見るとこんな感じです

11/9 13:46

第一石門

11/9 13:48

地図で東岳と中ノ岳をスルーしてしまった事を再確認。ちーん…

11/9 13:55

石門入口の車道に出ました

11/9 14:03

とぼとぼ

11/9 14:07

1本杉から大人場までは林道歩き

11/9 14:25

絶対また来るからね！

11/9 14:32

大人場

11/9 14:44

ここからまた車道に出ました

11/9 15:09

無事下山、お疲れ様でした♪

撮影機器：

iPhone SE Apple

PowerShot G7 X Mark II CANON

装備

個人装備

ヘルメット・ハーネス・ATC・デイジー・手袋（滑り止め付）

共同装備

30m補助ロープ×2本・ヌンチャク×4本・長ヌン×2本・安環×2個

感想

climb4478

素晴らしい秋晴れの空の下、3年越しの念願であった憧れの縦走路を歩く事ができました。想像以上の危険な縦走路に途中で何度か「もう下りたい」と弱音を吐きましたが、何とか己を鼓舞して歩き続け無事に下山。生きてて良かった、そう思えるくらい最初から最後まで緊張の連続でした。最後、鷹戻しの後間違えてエスケープルートに迷い込んでしまい東岳と中之岳を踏まずに下山してしまったので、またいつか挑戦したいです。