霧島山(小林市街〜夷守岳〜大幡池〜獅子戸岳〜韓国岳〜大浪池〜大浪登山口)
- GPS
- --:--
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 2,040m
- 下り
- 1,177m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
飛行機
小田原〜宮崎\16,060(運賃)+\10,880(新幹線自由席+ソニックグリーン+にちりん指定席) 宮崎駅〜小林営業所前\1,750(宮崎交通) 大浪登山口〜霧島いわさきホテル\240(鹿児島交通) 霧島いわさきホテル〜鹿児島空港\720(鹿児島交通) 鹿児島〜成田\9,770(Jetstar/手荷物オプション込) 空港第2ビル〜横浜(京成本線+都営+京急)\1,530 横浜〜平塚\590 |
写真
感想
今年の9月・10月は週末の天気がほぼ全滅で那須をちょっと歩いただけで終わってしまいました。
余りに淋しくて、急遽九州遠征。規制が新燃岳から1kmまで緩められている霧島山に行って来ました。
ベストは高千穂を越えて韓国岳まで縦走ですが、新燃岳に行けないのでこれはNG。そこで夷守岳か夷守台から大幡池・獅子戸岳を経て韓国岳が浮上。この縦走をやってる人がいそうでいないのが気になりましたが、小林駅から歩いても何とかなりそうなコースタイムなので、基本韓国岳からえびの高原にしておいて、余裕あれば大浪池を盛り込むことにしました。
行きはこだわりで鉄道、帰りは飛行機です。霧島山、鹿児島空港はアクセス良好です。調べたところ、Jetstarで10,000円弱。夜遅い便なので成田に下りてその日帰れませんが、JAL・ANAでも鹿児島か成田に泊まらないと厳しいので、Jetstarにしました。
さて、今回も平塚に車を置いてスタート。今回、JR九州のグリーン料金は他社に比べてお得と聞いたので、特急のグリーン車を買ってみました。小倉〜大分間だと指定席に約1,000円上乗せで乗れます。座席は快適でしたが、大分からにちりん乗ったら指定席でも十分だなと思ってしまったのでコスパはどうですかね。ギリギリ払ってもいいラインでしょうか。
宮崎駅からは小林駅までバスに乗ります。渋滞もあり2H近くかかって小林市内へ。駅の一つ手前、小林営業所前でバスを降りました。この日の宿はゲストハウスHotaruさん。3,000円未満とリーズナブル。こういう施設だとほぼ2段ベッドですが、こちらは個室もあるのが良かったです。
さて、翌朝は4時過ぎに起床。まだ真っ暗の中出発です。線路を北から南に渡ると田園風景というか街灯もなくなってしまい、懐中電灯片手に歩きます。遠かった夷守岳のシルエットも生駒高原に近付くとかなり大きくなって、やっと明るくなってきました。幸が丘小の手前で小道に入り、山に真っ直ぐ向かいます。ゴルフ場の端を通って、少し登山道を歩いて、林道に出て赤リボンを頼りに林道沿いに少し登ると登山口発見。いよいよ登山開始です。
勾配は「普通の急坂」というレベルですが、とにかく全く緩まず続くのがここのすごいところ。それでも標高の標識に慰められながら頑張ると頂上部へ。ピークが実は3つあって、山頂としては最後という、絶望感を高めてくれる設定となっていました。
夷守岳からはまず登りに負けないくらいの下りがしばらくあって、歩きやすくも少し分かりづらい道になります。赤リボンを忠実に追います。九重もそうでしたが、火山群だと単独峰がポコポコできて結果として連山になった感じでしょうか。隣の山が近くにあっても鞍部が相当深くにある感じで、こんなに下りていいの?というリボンもありますが、とにかくひたすら従って大丈夫です。丸岡山と大幡池の間でも夷守台への道に迷い込んだかと思うくらい下りますが、分岐には大小はともかく標識はきちんとあるので心配いりません。
大幡池から縦走路に戻るところ、登り口の標識はちゃんとあります。そこから谷をひたすら登っていったら、ジグザグにつけられた道がちゃんとありました。ちょっとおかしい感じはしたんですけど。最悪、この時期ならどこを上っても戻ることはできそうです。
ということで大幡山を過ぎて一気に展望が開けます。新燃岳の噴煙もすごいですが、高千穂峰の姿に凄く感動しました。完璧な円錐に見える山頂部とともに、前後に火口を従えた全体のかっこよさだと思います。何かに似てる、そうだ戦艦だ、気づいて改めて感動しました。
ここまでくればルート的に問題はなく、獅子戸岳を過ぎて韓国岳へ。最後の登りは標高差もありなかなか厳しいですが、一歩一歩登り、大きな土留工の横を歩くようになればもう少しです。韓国岳までの距離標識がしばしば置かれていて、その距離をみるとまだこんなに登らないといけないの、と思ってしまいますが、最後の0.5kmはもう火口縁なので、0.5引いた数字まで頑張れば大丈夫です。
さすがに山塊で抜けた最高峰だけあって、展望は格別。今まで歩いてきた道が遥か下になります。山塊としてのスケールは大きくありませんが、いろいろな表情があるのが改めて分かります。紅葉も少しピーク過ぎた感はありましたがまずまずでした。
時間に余裕あったので大浪池を通って下山。想像以上の青さで、「青すぎ」と思うほど。本当にきれいでした。
帰りの飛行機はもともと遅い便がさらに出発遅れて成田着が22:50ごろ。もともと泊まり予定だったので焦る必要もなく良かったです。
これで91座になりました。来年も素晴らしい山行ができますように。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人