鳳凰山(地蔵ヶ岳・観音岳・薬師岳)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 2,165m
- 下り
- 2,163m
コースタイム
天候 | 晴れ、一時にわか雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2005年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 青木鉱泉 |
写真
感想
お盆休み前半の南アルプス・白峰山行より戻ったが、余りの蒸し暑さのために再び神奈川脱出を図る。今回は大樺沢より望んだ鳳凰三山。
初日は青木鉱泉よりドンドコ沢を使って鳳凰小屋を目指す。青木鉱泉からは沢沿いの比較的なだらかな林道風の道を行く。途中から急に斜度が上がり、樹林帯に突入する。途中、幾つか滝へ向かう分岐に出くわす。ドンドコ沢には”南精進滝”、”鳳凰の滝”、”白糸滝”、”五色滝”と名瀑が並んでいる。これらの滝を見るためには鳳凰小屋に向かう登山道よりチョイと外れ、遠回りをしなければならない。まあ、結構余裕もあったし、急ぐ旅でもないのでそれら全てを見るために寄り道をする。
出発から4時間、鳳凰小屋に到着する。鳳凰小屋は小じんまりした簡素な山小屋である。小屋裏にあるテント場にテントを張る。このテント場は平坦な砂地で岩も無く快適である。しかも、周囲を多くの花や木の実で囲まれ、高山植物の宝庫でもある。
テントを張り終え、地蔵岳を目指す。森林限界を超えて樹林帯を抜けると、細かい砂礫の坂となる。この登りはグリップが効かず非常つらい。それでも鳳凰小屋から30分ほどで地蔵岳・オベリスク直下に到着する。ここには幾つものお地蔵さんがある。オベリスクを往復した後、賽の河原と呼ばれる場所に出る。ここに地蔵岳の標識がある。
地蔵岳より鳳凰小屋に下る途中、にわか雨に降られる。ダッシュで鳳凰小屋に戻り、その後はテントの中で過ごす。因みに鳳凰小屋には生ビールはなく、缶ビールを購入する。前回の山行で北岳に向かう決断をしたリーダーの判断は正しかった。
翌朝、日の出とともに鳳凰小屋を出発し、近道を使って鳳凰三山の主峰・観音岳を目指す。30分ほどで樹林帯を抜け、そこからは稜線歩きとなる。鳳凰小屋から1時間も経たずに観音岳に到着する。とりあえずここで鳳凰三山登頂記念撮影を行う。チョイと雲が多く北岳や間ノ岳はスッキリとは見えなかった。その後、薬師岳に向かうが、薬師岳山頂は平坦な場所で明確なピークはなかった。観音岳から薬師岳までの稜線は細かい砂礫の比較的安全な道で初心者の方にも推薦できる。
薬師岳からは樹林帯の道を一気に青木鉱泉まで下る。途中、御座石と呼ばれる巨大な石の脇を通り過ぎる。近辺の様子とは余りにもかけ離れたデカ過ぎる石は何処かの山の噴火で飛んできたものであろうか?
さて、10時前には青木鉱泉まで下りてくることができた。余りにも順調すぎる山行であった。下山後は登山口にある青木鉱泉で汗を流す。青木鉱泉はひなびた感じの一軒宿で、風呂もシブい雰囲気である。ここでゆっくりと汗を流した後、13時過ぎには蒸し暑い神奈川に戻った。
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