【函北作戦】金時山〜矢倉岳【丁36.1】
- GPS
- 07:29
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 1,173m
- 下り
- 1,720m
コースタイム
- 山行
- 5:51
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 7:29
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:JR御殿場線山北駅 |
その他周辺情報 | 金時山:登りも足柄峠方面の下りも急傾斜。 金時山下山後半〜万葉公園:ほぼ車道で歩きやすい。 万葉公園〜矢倉岳:大中小の崩壊地あり、通行ほぼ不可能(規制線が無いので、注意書を見落とすと進んでしまう。) 矢倉岳からの下山:概ね歩きやすいが、最終局面では道が荒れている。 河村城址:南側、日向集落からの入り方が若干分かりにくい。 |
写真
感想
【南足柄市内ハイキングコースの通行止め】
自分のようにハイキングコースの通行止めに気づかず、進んでしまう人の無いように、以下、お知らせする。
山中で他の山行者から聞いて知ったのだが、南足柄市がホームページ上で「ハイキングコース通行止マップ」を公開している。
ファイル名からして、10月21日時点の情報と思われ、やや情報が古いようだが、今回、私が歩いた動線上では4つの×印があった。しかし、現地では「通行できません」の貼り紙はあるものの、規制線を張って通れないようにしていないので、貼り紙に気がつかないと、そのまま崩壊地まで進んだ後に引き返すことになり、無駄に体力と時間を浪費することになる。
いや、引き返すという賢明な判断ができる人、引き返せる余裕のある人であればまだ良い方で、中には私のように強行突破を図る人もいるだろう。
しかし、不用意に危険箇所に足を踏み入れることは、自分自身の生命身体を危険に晒すのみならず、下手をすれば、関係各位に大迷惑をかけることにもなる。
今回、大崩壊地の危険な状況について私が説明しても、なお通行したいという気持ちを捨てきれていない感のある人が何人もいたが、彼等が内心どう考えているかは明瞭だ。
「危険かもしれないが、通行できた人がいる。」
「危険」という主観的判断よりも「通行できた人がいる」という客観的事実。ただそれだけでも彼らの背中を押す十分な理由となる。
そういう意味では、私も通行すべきではなかったし、誰も通行できないようにしっかり規制した方がよい。
◆足柄万葉公園〜山伏平間
万葉公園脇の車道に「車両通行止」の看板があり、車両だけかーと歩を進めたところ、大崩壊地出現。大崩壊跡は手つかずのようで、本来なら引き返すのがベストな選択。元が火山灰なので急斜面の砂浜をトラバースするような感じ。また、倒木の枝等も信仰を阻害する。ようやくわたり終わったと思った先にもう一つ大崩壊地があり、合わせて幅何十mにもわたって崩壊している。
大崩壊地の後にも沢となっている箇所で幅数mの中小規模の崩壊がある。
◇山伏平〜浜居場城跡
道が大きく抉れた箇所、落石跡、ガレガレの箇所あり。
◇セントラル広場〜酒水の滝に下る手前
セントラル広場に至ってようやく「通行できません(矢倉岳・足柄峠方面)」の貼り紙を認める。これは万葉公園の方にも貼ってあるのだろう。酒水の滝へはいくつかルートがあるようで、その一つが通行できないのでテレビ塔を経由して行くように書いてあった。
◇最勝寺・酒水の滝に下るジグザグ道
倒木、落石、土砂流出、路肩崩壊と道の状態は酷い。なんとか歩ける程度には片付けたような感はあり。
【金時娘と金時茶屋の作法】
★注文と会計は金時娘へ。金時娘がいない時はオーダーストップ。
★注文後はウロチョロせず、座って待つこと。
金時茶屋の金時娘については、山行直前に知ったのだが、いろいろと書かれている内容に戦々恐々。慎重に店内の様子をうかがったうえで中に入る。
しかし、厨房の中には中年男性が一人。おかしいなと思っていたら部屋の隅におばあさんが一人座っていて、「座ってお待ちください」と声を掛けられる。
前評判とは打って変わって、穏やかな感じだ。この人が金時娘かと拍子抜けしながら厨房内の男性に注文しようとすると、注文と会計は金時娘の担当で、自分はお金にタッチしないのだという。したがって、金時娘が席をはずしている間、オーダーはストップする。この日は手伝いの人がいないということで、手伝いの人がいるとまた違うのかもしれないが、おそらく、最初の接客は金時娘が必ずすることになっているのだろう。
その後に来た人の多くは、そのあたりよくわからないまま男性に注文したり、お金を出したりして、そのたびに男性が大声で注意していた。
注文後は、大人しく座って待つこと。注文後に店内をウロウロしていると、厨房内の男性が、「「座ってお待ちください」ってお客さんに言うように言ったよね!」と金時娘に注意し始めたので、「すみません」と詫びて急いで空いている椅子に座る。
食後、金時娘に会釈すると、他の客もいる中、にこやかにお礼を返してくれた。昔の金時娘がどんなだったか、実際に体感したことは無いが、年を取っても穏やか、にこやかであることは素晴らしいことだ。
自分もかくなりたいものだと、ほっこりした気持ちになって、茶屋を辞したのだった。
〜おしまい〜
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