ヤビツ峠から塔ノ岳・丹沢山・蛭ヶ岳・鍋割山
- GPS
- 30:18
- 距離
- 32.3km
- 登り
- 2,828m
- 下り
- 2,828m
コースタイム
- 山行
- 7:32
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 8:01
- 山行
- 11:53
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 12:09
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
台風の影響はあるものの整備されています。ただし危険な箇所が数か所あり通過には十分な注意を! |
写真
感想
1日目
真っ白で真っ暗闇の中、ヤビツ峠に到着。パラパラと雨が降っていたので、すぐには歩き出せず、外の様子をうかがいながら6:30頃に出発。
雨具は登山口に入る前に上だけ脱いで下は履いたまま歩き出す。分かっているけど最初の二ノ塔までの急登が辛い。直ぐに汗が噴き出る。雨上がりの為か湿度も高い。相変わらずの真っ白の中を進むが、時折、思わせぶりに陽が差す(笑)。
二ノ塔で2人組と出会う。お互いに「真っ白ですね、何も見えん(笑)」。三ノ塔も真っ白、烏尾山も真っ白。行者ヶ岳も真っ白。
行者ヶ岳の鎖場は濡れていて慎重に下る。かなり怖かった。が、しかし、それよりも怖かったのが、政次郎の頭の近くの痩せ尾根!こっちの方が大分怖かった。
新大日を過ぎても真っ白、木ノ又小屋でも真っ白、もう、今日はダメかと少し諦めかけていた塔ノ岳山頂直下手前で空が晴れてきて、ようやく丹沢ブルーのお出まし!
塔ノ岳に着くと360°まではいかないが山々を見渡すことができた。が、すぐに真っ白け!
丹沢山を目指す。もうこれからは半分やけくそ(笑)でもなんか楽しくなってきて、独りであーだー、こーだー言いながら進む。予定よりも1時間近く早くみやま山荘に到着。蛭ヶ岳まで往復約4時間!十分時間はある!晴れを信じて進む!
しかし、相変わらずの真っ白け、そして風が少し強くなってきた。さらにおかしくなって笑いながら進む。鬼ヶ岩に着いても富士山は拝めない。もうダメかと諦めかけていたら蛭ヶ岳手前から嘘みたいに晴れて再び丹沢ブルーのお出まし!蛭ヶ岳山頂で本当は夜に飲むつもりのビールで乾杯!
蛭ヶ岳からの帰り道は気分上々で進む。あの鬼ヶ岩からは見事な富士山を拝むことができた。アップダウンも何のその。日差しが強かろうが風が吹こうがもう笑いが止まらない!なので、4時間かからず3時間半ちょっとで戻ってきた。
小屋番の人に挨拶をして手続きをして部屋に。「今日は2人だから個室を使っていいですよ」なんともラッキー!(後で1人来て3名の宿泊)早速、部屋で荷物を整理し、夕食まで昼寝。
夕飯の少し前に談話室で雑誌などを読み、夕飯。温かく美味しいご飯を食べ、再び消灯まで本を読む。なんと贅沢な時間。消灯後はあっという間に落ちて朝まで熟睡。
2日目
冷え込むと思ったが思ったほどではなく、朝食後直ぐに出られるように準備を整える。朝食も美味しく腹いっぱい食べ、小屋番の人に挨拶をして出発!富士山が今日も出迎えてくれる。予定通り塔ノ岳まで戻る。すでに何人かとすれ違ったが、山頂はほぼ独り占め。足早に鍋割山を目指す。バカ尾根との分岐を過ぎるとさっきまで歩いていた稜線が見える。鍋割山までのアップダウンもなんだか楽しい。正面にはずーっと富士山が見えている。振り返れば塔ノ岳の尊仏山荘が見える。
鍋割山では前回見ることができなかった富士山とご対面!そしてまた塔ノ岳へ戻る!バカなコースを組んだものだと思いながらも楽しくてしょうがない!すべてこの晴天のせいだろう。すれ違う人とも「今日はいい天気で最高ですね」と言葉を交わす。そんなこんなで戻ってきて、バカ尾根との分岐を少し過ぎた所で、あのチャンプに遭遇!ヤッパリ凄い!写真を撮るのを忘れるほど。
また塔ノ岳に戻るともう人がいっぱい。補給をしてヤビツ峠へ下り始める。相変わらず気持ちがいい稜線歩きで楽しくてしょうがない。調子に乗り過ぎて転ばないように注意しながら下る。
1日目と同じ政次郎の頭付近の痩せ尾根がやっぱり1番怖かった。歩数にすればほんの2〜3歩だけど。行者ヶ岳の鎖場は乾いていたので安心して登る。少しずつ、少しずつ近づく三ノ塔。でもその前には長い登りが!辛いけどなんだか笑えてくる。お地蔵さんに挨拶して三ノ塔に到着。もうこんな登りはないので一安心。一呼吸おいて二ノ塔へ。だんだん人が多くなってくる。すれ違いで止まるのでなかなか進まないが別に構わない。二ノ塔で補給を取って最後のひと頑張り!長〜〜〜い下りが待っている。降り始めて20分位した頃、下の方から犬の吠える声が聞こえる!野犬!聞いたことが無い!でも耳を澄ますとなんか動いている感じ。近くなったり遠くなったり。ちょっと不安を感じながらも下っていく。登山口まで戻り車道をヤビツ峠に戻る途中でその謎が解ける。狩猟の為の犬が何頭か放たれていたようだ。途中何人か猟銃を持った人と会った。ヤビツ峠には予定より約1時間早く到着。
秋の丹沢の山々と丹沢ブルーを十二分に楽しんだ山行だった。
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