記録ID: 21171
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積雪期ピークハント/縦走
道北・利尻
ウエンシリ岳(1142m)
1992年04月14日(火) ~
1992年04月15日(水)
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 852m
- 下り
- 838m
コースタイム
4月14日札幌(4:00)→林道途中まで(8:00)→尾根末端(10:00)→標高800でイグルー
4月15日イグルー(7:00)→ウエンシリ(8:00ー9:30)→イグルー(10:00ー12:00)→車(13:30)→岩尾内温泉→札幌
4月15日イグルー(7:00)→ウエンシリ(8:00ー9:30)→イグルー(10:00ー12:00)→車(13:30)→岩尾内温泉→札幌
アクセス | |
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コース状況/ 危険箇所等 |
午前4時に札幌発。ハヤブサ号でサックル原野に聳えるウエンシリのふもとへ。 とりつきの尾根は、いかにもスキーを拒否しそうな傾斜だったが、べたべたの春の雪のためか思いのほかシールが良く効き、出だしは快調だった。しかし標高700mを越えたあたりで尾根はぴしっと細くなり、小さな岩稜が現われた。シートラして行くのもうっとおしいのでデポとする。もくもくと霧の尾根を登り詰め、嫌気がさしたところでイグルーを作る。ギンジはピークに泊まりたそうだったが、久しぶりの山登りで僕のほうがくたびれてしまった。焚火をつけ、ビールが飲みてえと思っていたところにギンジが隠し持ってきたビールを出し、深く感動した。夜はスキヤキを喰っておおいに話す。細かく刻んで仕込んできた野菜やビニール入りのタレの手法はワンゲルの知恵だそうだ。 翌朝、気圧の谷なのに樹氷を照らす日が眩しい。せわしく行き交うガスの切れ間にほんの10分ほど、めざすピークがみえた。これで一応満足。氷のトンネル沢の源頭はこんもりと雪が積み重なり、道北の豪雪ぶりを見せていた。握手のときの彼の手のひらは、足の裏のようにごつい皮膚だった。 |
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