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記録ID: 2123625
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雪山ハイキング
北海道

十勝岳ナイトハイク

2019年11月26日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:54
距離
11.5km
登り
1,157m
下り
1,144m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:32
休憩
1:19
合計
8:51
2:04
35
2:39
2:40
23
3:03
3:04
17
3:21
3:27
80
4:47
4:53
100
6:33
7:36
109
9:25
9:25
29
9:54
9:55
17
10:12
10:13
13
10:26
10:26
29
10:55
登りは時間調整のため避難小屋からゆっくりペース、調整ミスってすり鉢火口から急ぎペース。下りはかなりのんびり。足回りは登りスノーシュー〜すり鉢火口でアイゼン、下りアイゼン〜避難小屋からツボ足。
天候 晴れ −12℃〜−20℃ 風速10m程度
過去天気図(気象庁) 2019年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
望岳台〜吹上温泉 10月24日〜4月23日閉鎖
望岳台防災シェルター(トイレもかな?)12月27日〜閉鎖
白金温泉〜望岳台 1月4日〜閉鎖
コース状況/
危険箇所等
ラッセルは一部、深くても20冂度。大半はくるぶし以下なのでツボ足でも大丈夫。
避難小屋から先の急登は雪の下が氷なのでアイゼン必要。
ルートを示す見出し棒は見えるが、岩のマーキングは埋まったりしているので
GPSとコンパスは必須。
5:22 薄明始まり。美瑛岳と後ろに旭岳。(日の出は6:35)
11/27 18:25追記:写真が自動縮小でひどかったのでリサイズして再アップしました。
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5:22 薄明始まり。美瑛岳と後ろに旭岳。(日の出は6:35)
11/27 18:25追記:写真が自動縮小でひどかったのでリサイズして再アップしました。
同時刻、十勝岳。この日は星があまり見えず薄明が始まっているのでこの程度。
最近はコンデジのG7XMK2しか持って登らないがここまで写れば十分。天の川もしっかり写るのは別の場所でテスト済み。
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同時刻、十勝岳。この日は星があまり見えず薄明が始まっているのでこの程度。
最近はコンデジのG7XMK2しか持って登らないがここまで写れば十分。天の川もしっかり写るのは別の場所でテスト済み。
5:57 結構明るくなって歩きやすい。月の出5:39月の入15:53月齢29で上記2枚の写真を撮ろうにも山のシルエットが見えず苦労するほど道中真っ暗だった。
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5:57 結構明るくなって歩きやすい。月の出5:39月の入15:53月齢29で上記2枚の写真を撮ろうにも山のシルエットが見えず苦労するほど道中真っ暗だった。
同時刻山頂。道中ー15℃以下の寒さで山頂滞在時間減らそうとゆっくり登ってきたら日の出ギリギリな事に。
山頂目指して直登するルートで時間短縮。
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同時刻山頂。道中ー15℃以下の寒さで山頂滞在時間減らそうとゆっくり登ってきたら日の出ギリギリな事に。
山頂目指して直登するルートで時間短縮。
6:07 マジックアワー
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6:07 マジックアワー
日の出間近、山頂直下。
石狩山地とニペソツ山。
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日の出間近、山頂直下。
石狩山地とニペソツ山。
6:35 ご来光。
山々が焼ける焼ける。
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山々が焼ける焼ける。
右下の縞々が綺麗だ。
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右下の縞々が綺麗だ。
この日はかなり焼けた。カメラの設定スタンダード、WB太陽光でこの色。
右奥には日高山脈も見える。写真中央の雲みたいなのは噴煙。
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この日はかなり焼けた。カメラの設定スタンダード、WB太陽光でこの色。
右奥には日高山脈も見える。写真中央の雲みたいなのは噴煙。
富良野岳方面も美しい。
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富良野岳方面も美しい。
三峰山と富良野岳、冬に登ってみたいが風の強い山域で距離の長い稜線歩きはリスク高いなあ。
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三峰山と富良野岳、冬に登ってみたいが風の強い山域で距離の長い稜線歩きはリスク高いなあ。
山頂標識撮り忘れるところだった。
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山頂標識撮り忘れるところだった。
ニペソツ山の奥に阿寒の山々。
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ニペソツ山の奥に阿寒の山々。
この日は空気が澄んでて遠くの山々もくっきり写る。
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この日は空気が澄んでて遠くの山々もくっきり写る。
撮影中に足の指が凍傷になりそうだったので、ツエルト被って靴脱いで貼るカイロ。ツエルトから出てきたらすっかり青空。
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撮影中に足の指が凍傷になりそうだったので、ツエルト被って靴脱いで貼るカイロ。ツエルトから出てきたらすっかり青空。
−20℃風速10m以上の山頂で1時間以上過ごしてしまった。カイロの力は偉大だ。
ちなみにー20℃はこの写真を撮った時なのでご来光中はもっと寒かったと思われる。
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−20℃風速10m以上の山頂で1時間以上過ごしてしまった。カイロの力は偉大だ。
ちなみにー20℃はこの写真を撮った時なのでご来光中はもっと寒かったと思われる。
条件が良ければ上ホロ、三峰山辺りまで行きたかった。『てんきとくらす』『tenki.jp登山天気』の予想が2000mでー10℃風速6mのはずなのに大外れでやめた。
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条件が良ければ上ホロ、三峰山辺りまで行きたかった。『てんきとくらす』『tenki.jp登山天気』の予想が2000mでー10℃風速6mのはずなのに大外れでやめた。
あと雲のように見える手前の霞は十勝岳の噴煙。上ホロ方向に流れていてこれも上ホロ行きやめた理由。
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あと雲のように見える手前の霞は十勝岳の噴煙。上ホロ方向に流れていてこれも上ホロ行きやめた理由。
7:36 下山開始。日が当たらない、真正面から風が当たるので山頂より寒い。すり鉢火口に辿り着くまで極寒は続く。
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7:36 下山開始。日が当たらない、真正面から風が当たるので山頂より寒い。すり鉢火口に辿り着くまで極寒は続く。
美瑛岳とシュカブラがめちゃ綺麗。
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美瑛岳とシュカブラがめちゃ綺麗。
8:26 太陽と再会。
すり鉢火口付近で休憩。太陽が当たってやっと−12℃、暖かい生き返る。なおこの後、急斜面を下降、避難小屋付近まで日が当たらず極寒です。
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8:26 太陽と再会。
すり鉢火口付近で休憩。太陽が当たってやっと−12℃、暖かい生き返る。なおこの後、急斜面を下降、避難小屋付近まで日が当たらず極寒です。
異世界間が凄い。この時期ならではの黒い地表が見えるのがまた良い。
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異世界間が凄い。この時期ならではの黒い地表が見えるのがまた良い。
風向き変わって噴煙が山頂へ。
十勝岳に登る際は、風向きも考慮しないといけない。
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風向き変わって噴煙が山頂へ。
十勝岳に登る際は、風向きも考慮しないといけない。
大正火口、62−恐亳付近。噴煙もうちょっと抑えてもらえないですかね。
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大正火口、62−恐亳付近。噴煙もうちょっと抑えてもらえないですかね。

装備

MYアイテム
ms090
重量:-kg
備考 ツエルト、カイロ、靴下に貼るカイロ。
ナイトハイキングー15℃以下では行動中でも手先足先がめちゃくちゃ冷える。−20℃以下の山頂でツエルトを被って靴を脱ぎカイロを足先に貼って凍傷を防いだ。最初から貼っておけばよかったと後悔。

感想

冬の十勝岳ナイトハイクに初挑戦。『てんきとくらす』『tenki.jp登山天気』の予想だと2000m付近で大体−10℃風速6mの好条件。実際は望岳台2時スタートの時点ですでにー12℃、登るにつれて寒さはどんどん厳しくなりー20℃オーバーの世界。幸い、風が弱かったので成功。景色は想像を絶するほど美しかった。

まず結論から冬のナイトハイクは必要な装備と冷静な判断力がないとお勧めできない。
1、ライトだけではルートは分からないので、GPS2台(電池はエナジャイザー必携、エネループは今回3時間で死んだ)とコンパス地図必携。
2、突然の天候不良でも行動&待機できる装備が必要。
〇ー20℃以上風速10m以上になると完璧な防寒装備でないと手先足先凍傷それらの痺れや焦りからの転倒滑落などリスクが高い。体はドライレイヤー+ウール+フリース+ダウン+ハードシェルで問題なかった。(下半身は最初からダウン履いておいた)
 足はネパールキューブ+ブレスサーモウール極厚でスノーシューやアイゼンで少しでも血行不良になるとすぐに冷えてしまった。足にもドライレイヤーとカイロが必要だと感じた。
 手は防寒テムレス+トレールアクショングローブで登ったが途中で冷たくなった。低温でも冷めない桐灰カイロ『マグマミニ』を掌に入れてほんのりと温まる程度。普通のカイロだったら全く温まらなかったと思う。下山時はアクティブスキン+BDガイドで冷たさは問題なし、カメラ操作がしづらいのでこれは最後の手段。
〇今回は必要なかったが意外と危険なのは目。極寒ではサングラスもゴーグルも体から出る水蒸気で凍結する。眼だけ出して歩くとホワイトアウトでは地形が分からない上に、まつ毛に氷が付着していき目が開かなくなる。スワンズの電熱ゴーグルがないとどうにもならない。私は『RUSH-XED』を使っているが視界が狭いので、眼鏡対応『HELI-XED』の方がいいと思う。
〇ツエルトも必携。今回はー20℃風速10m以上の山頂でツエルト被って中で靴を脱いで靴下にカイロを貼った。無ければ足先が凍傷になっていたと思う。

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