十勝岳ナイトハイク
- GPS
- 08:54
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,157m
- 下り
- 1,144m
コースタイム
- 山行
- 7:32
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 8:51
天候 | 晴れ −12℃〜−20℃ 風速10m程度 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
望岳台防災シェルター(トイレもかな?)12月27日〜閉鎖 白金温泉〜望岳台 1月4日〜閉鎖 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ラッセルは一部、深くても20冂度。大半はくるぶし以下なのでツボ足でも大丈夫。 避難小屋から先の急登は雪の下が氷なのでアイゼン必要。 ルートを示す見出し棒は見えるが、岩のマーキングは埋まったりしているので GPSとコンパスは必須。 |
写真
装備
MYアイテム |
ms090
重量:-kg
|
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備考 | ツエルト、カイロ、靴下に貼るカイロ。 ナイトハイキングー15℃以下では行動中でも手先足先がめちゃくちゃ冷える。−20℃以下の山頂でツエルトを被って靴を脱ぎカイロを足先に貼って凍傷を防いだ。最初から貼っておけばよかったと後悔。 |
感想
冬の十勝岳ナイトハイクに初挑戦。『てんきとくらす』『tenki.jp登山天気』の予想だと2000m付近で大体−10℃風速6mの好条件。実際は望岳台2時スタートの時点ですでにー12℃、登るにつれて寒さはどんどん厳しくなりー20℃オーバーの世界。幸い、風が弱かったので成功。景色は想像を絶するほど美しかった。
まず結論から冬のナイトハイクは必要な装備と冷静な判断力がないとお勧めできない。
1、ライトだけではルートは分からないので、GPS2台(電池はエナジャイザー必携、エネループは今回3時間で死んだ)とコンパス地図必携。
2、突然の天候不良でも行動&待機できる装備が必要。
〇ー20℃以上風速10m以上になると完璧な防寒装備でないと手先足先凍傷それらの痺れや焦りからの転倒滑落などリスクが高い。体はドライレイヤー+ウール+フリース+ダウン+ハードシェルで問題なかった。(下半身は最初からダウン履いておいた)
足はネパールキューブ+ブレスサーモウール極厚でスノーシューやアイゼンで少しでも血行不良になるとすぐに冷えてしまった。足にもドライレイヤーとカイロが必要だと感じた。
手は防寒テムレス+トレールアクショングローブで登ったが途中で冷たくなった。低温でも冷めない桐灰カイロ『マグマミニ』を掌に入れてほんのりと温まる程度。普通のカイロだったら全く温まらなかったと思う。下山時はアクティブスキン+BDガイドで冷たさは問題なし、カメラ操作がしづらいのでこれは最後の手段。
〇今回は必要なかったが意外と危険なのは目。極寒ではサングラスもゴーグルも体から出る水蒸気で凍結する。眼だけ出して歩くとホワイトアウトでは地形が分からない上に、まつ毛に氷が付着していき目が開かなくなる。スワンズの電熱ゴーグルがないとどうにもならない。私は『RUSH-XED』を使っているが視界が狭いので、眼鏡対応『HELI-XED』の方がいいと思う。
〇ツエルトも必携。今回はー20℃風速10m以上の山頂でツエルト被って中で靴を脱いで靴下にカイロを貼った。無ければ足先が凍傷になっていたと思う。
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