利尻富士 《鴛泊口|36.1》
- GPS
- 07:00
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,561m
- 下り
- 1,561m
コースタイム
- 山行
- 5:41
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 6:09
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2005年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
利尻北麓野営場駐車場(約10台)に駐車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口にトイレ・入山届ポスト・水場あり 危険箇所は特になし 全行程12.37km,標高差1457m,コース定数36.119 利尻北麓野営場(60張)500円/日,トイレ・水あり 利尻島ファミリーキャンプ場「ゆ〜に」(30張)500円/日,トイレ・水あり その他に 最短ルート:沓形口(5合目) |
写真
感想
日本百名山 1座目
この山を登山をする人は、早い方は足下が明るくなる早朝4時ころから登り始めるようだ。外から聞こえてくる足音に目覚め、昨夜の残りご飯でオニギリをこしらえて準備にかかった。下山後に稚内に戻る予定でテントを撤収、入山届けを投函し5時前より頂を目指した。
登山道としては一般に2ルート(北方の鴛泊ルート・西方の沓形ルート)あり、鴛泊からは行程8.4km往復約9時間の初・中級者コース。上はジャケット下はヤッケ、リュックの中には500ペットボトル3本分のお茶・特大オニギリ・Tシャツ・タオル・携帯トイレ。
序盤はトドマツの森林の中の緩やかな登りが続き、5合目附近からは展望が広け(とはいっても朝霧で真っ白)、背丈ほどの高山植物を掻き分けるように進んでゆく。いつしか雲の中にいるらしく、西からは霧のような風雨が吹き上げ、本格的な登りとなってきた。しかし、時折見え隠れする陽光に勇気付けられながら、一歩一歩進んでゆく。
長官山よりは腰上の展望が開け、頂上までは屋根づたいの登りが続いている。9合目まで来るとさらにきつい登りとなり、溶岩が固まってできたかのような小石に何度も足を滑らせてしまう。
am9:30利尻富士を制し、数名の方から「お疲れ様」の言葉をいただいた。すっかり晴れ渡り、少し汗ばんだ頬に心地よい風が吹き込んでくる。見下ろせば鴛泊港から東岸の島1/4がはっきりと望め、ふりかえれば永遠と続く雲海。高山植物の花畑の急斜面には、万年雪が白く輝きを放っていた。しばらくして昨日のチャリダーたちも到達し、彼らとともに雲の流れによって現れては霞む絶景をオカズにオニギリをほおばる旅人であった。
下る頃にはジャケットを脱ぎ捨てたくなるほどの暑さだった。名残り惜しむかのように何度も何度も振り返りながら下っていった。pm2時頃にキャンプ場へ到着、炊事場でしばらく放心状態。管理棟で登頂証明書をいただき港へ向かった。日本一の富士山と比べてみると、利尻富士は高山植物の花畑に覆われた女性的な山というのが印象に残っている。
利尻山は利尻島に位置する独立峰で成層火山。活動を休止してからの期間が長いため、山頂部を中心に侵食が著しく進み、火口などの顕著な火山地形は失われているため、火山の内部構造を観察できる。頂上は北峰(1,719m)と南峰(1,721m)に分かれているが、最高峰の南峰への道は崩壊が進み危険なため、一般登山者は北峰を頂上とみなしている。
北海道の百名山
利尻山(1719m)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2123768.html
羅臼岳(1660m)
斜里岳(1547m)
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阿寒岳(1499m)
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トムラウシ山(2141m)
十勝岳(2077m)
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羊蹄山(1898m)
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幌尻岳(2053m)
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