越後駒ケ岳(2003m)
- GPS
- 31:00
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 1,928m
- 下り
- 1,914m
コースタイム
11月29日 大湯温泉→駒ノ湯駐車(9:00)→小倉山(14:15)
11月30日 小倉山C1(6:00)→越後駒ケ岳(10 :00ー10:30)→小倉山C1(12 :30ー13:45)→登山口(15:30)
天候 | 晴れ |
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アクセス |
写真
感想
高円寺の駅で岩瀬、やんけと待ち合わせる。そのまま長野を通り、新潟の湯之谷村へ。前に平ヶ岳に登った時に松木さんと行った十日市のうまいそば屋経由で例の温泉宿に泊まる。翌日、駒温泉に車をデポして夏道を登る。
板をほとんど取り外した骨ばかりの吊橋を渡り、すぐにスネの深さのラッセルになる。佐梨川源頭の大岩壁を左に見ながら薮尾根のラッセル5時間で、小倉山の上に出る。越後駒はじめ、対岸の荒沢岳がかっこよく見える。ここに重かった冬天を張る。張ってしまえば快適だ。夜は、やんけが前の週に神戸山岳会と富士山に登ったときに教わったというトリナベで飲む。
翌朝は快晴。小倉山から駒ヶ岳までの長くヤブだらけの尾根を長いラッセルが続く。5月の様に日差しが強く、顔が暑い。山スキーではなく、わかんのラッセルというものは楽しくない。どうにも引っ掛かっていけない。
ワッカタサップ川や、空沼岳、札幌岳の12月ののっこし山行の時には僕と岩瀬が4年目で、やんけが1年目だった。やんけはくたびれて千鳥足だったものだが、今日のラッセルは誰よりも速い。
4時間かけて無風快晴の真白い山頂に立つ。北に守門、西に八海山、南に中の岳、平ヶ岳など利根川、只見川国境の山々が逆光の中、高きを競う。里の青さにこの山々の新雪が対照的だ。冬の色は山の上からから降りて行く。越後の山は標高が無くても谷が深く、急舜な斜面を持つ。上越国境は一本の山脈ではなく、利根川と只見川の入り組んだ源流の綴れ織りの山岳地帯である。その中で一つ一つの山が、俺が俺がと個性を主張している。この山塊を夏に冬に攻めまくっても、きりがないだろう。しかし、魅力を感じる山域である。先週中央アルプスで知り合った小泉さんのことが思い出された。こんなに大きな山岳地帯が横たわっているのをこれまで知らずに来たのを知って、なんとも嬉しくなる。まだまだ知らない山域がたくさんある。
下り、小倉山まではスキーが欲しいくらいだったが、その先はやっぱり無いほうがいい。一生懸命下り降りて、栃尾叉温泉の風呂にはいって鏡を見たら、日焼けした自分の人相の悪さにびっくりした。
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