平日に休みが取れたので、何年も前から温めていた公共交通機関を利用した御坂山地縦走を決行することにした。まずはJRで石和温泉駅へ。ここから富士山行きバスに乗り継ぐ。
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12/4 8:10
平日に休みが取れたので、何年も前から温めていた公共交通機関を利用した御坂山地縦走を決行することにした。まずはJRで石和温泉駅へ。ここから富士山行きバスに乗り継ぐ。
8:33発のバスに乗る予定だったが、ひとつ前のバスが10分ほど遅れて来たのでこれを利用し、スタートを20分ほど早めることに成功。(これが原因で最後に大汗をかくことになるのだが)
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12/4 8:44
8:33発のバスに乗る予定だったが、ひとつ前のバスが10分ほど遅れて来たのでこれを利用し、スタートを20分ほど早めることに成功。(これが原因で最後に大汗をかくことになるのだが)
道すがら、達沢山方面を見る。いい天気だ。今日の第一目標である釈迦ヶ岳を目指し、しばらくは舗装路歩きとなる。
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12/4 8:50
道すがら、達沢山方面を見る。いい天気だ。今日の第一目標である釈迦ヶ岳を目指し、しばらくは舗装路歩きとなる。
道中は「檜峯神社へ」という道標があちこちに設置されているのでそれに従う。しばらく歩くとフェンスゲートが現れ、「大栃山登山口」の文字が。そんな山あったっけ?
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12/4 9:00
道中は「檜峯神社へ」という道標があちこちに設置されているのでそれに従う。しばらく歩くとフェンスゲートが現れ、「大栃山登山口」の文字が。そんな山あったっけ?
檜峯神社の参詣道をひたすら歩いて行くと、右手に分岐が現れる。「第一・第二登山道近道」の文字に引き寄せられてこちらに入ったが、これは間違い。実は釈迦ヶ岳の登山口は第三登山道だった。
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12/4 9:29
檜峯神社の参詣道をひたすら歩いて行くと、右手に分岐が現れる。「第一・第二登山道近道」の文字に引き寄せられてこちらに入ったが、これは間違い。実は釈迦ヶ岳の登山口は第三登山道だった。
フェンスゲートあたりからずっと続いている「神社並木」の看板。ついに100番に到達したので記念撮影。(最終的に193番までは確認した)
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12/4 9:31
フェンスゲートあたりからずっと続いている「神社並木」の看板。ついに100番に到達したので記念撮影。(最終的に193番までは確認した)
少々遠回りをしてしまったが、第三登山道の入り口に到着した。ここから本格的な山登りが始まる。
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12/4 9:41
少々遠回りをしてしまったが、第三登山道の入り口に到着した。ここから本格的な山登りが始まる。
道標はそれなりに設置されているので不安はないが、道はやや荒れていて歩きにくい。そして、勾配はどんどん急になっていく。
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12/4 9:54
道標はそれなりに設置されているので不安はないが、道はやや荒れていて歩きにくい。そして、勾配はどんどん急になっていく。
だいぶ稜線に近付いているが、かなりの急斜面でトラロープに縋りながら登っている。斜度に関しては全行程でここが一番キツかった。
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12/4 10:17
だいぶ稜線に近付いているが、かなりの急斜面でトラロープに縋りながら登っている。斜度に関しては全行程でここが一番キツかった。
ようやく稜線に辿り着いて目の前の看板を見る。え…こっちは下山道だったのかよ。
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12/4 10:23
ようやく稜線に辿り着いて目の前の看板を見る。え…こっちは下山道だったのかよ。
道の勾配は緩んで歩きやすくなったが、時折ロープの付いた岩場が現れるようになる。特に難しい所はないが。
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12/4 10:28
道の勾配は緩んで歩きやすくなったが、時折ロープの付いた岩場が現れるようになる。特に難しい所はないが。
南アルプスの山々を遠望。甲斐駒ヶ岳は一番好きな山なので、見ているだけでテンションが上がる。
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12/4 10:30
南アルプスの山々を遠望。甲斐駒ヶ岳は一番好きな山なので、見ているだけでテンションが上がる。
釈迦ヶ岳の頂は、その尖がった姿形の通り周囲が切れ落ちた岩峰で、その分見晴らしはとても良い。
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12/4 10:31
釈迦ヶ岳の頂は、その尖がった姿形の通り周囲が切れ落ちた岩峰で、その分見晴らしはとても良い。
撮影時は気が付かなかったが、眼下に見える台形の山が「大栃山」だったようだ。初めて聞く名前だが、山梨百名山に選定されているらしい。
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12/4 10:31
撮影時は気が付かなかったが、眼下に見える台形の山が「大栃山」だったようだ。初めて聞く名前だが、山梨百名山に選定されているらしい。
岩場をせっせと登り詰め、釈迦ヶ岳山頂(標高1,641m)に到着。まだまだ序盤だが、ここからの展望は本日のクライマックスと言える。
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12/4 10:42
岩場をせっせと登り詰め、釈迦ヶ岳山頂(標高1,641m)に到着。まだまだ序盤だが、ここからの展望は本日のクライマックスと言える。
本日は気温が低めで空は晴れ渡っているので、素晴らしい景色を堪能することができた。
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12/4 10:43
本日は気温が低めで空は晴れ渡っているので、素晴らしい景色を堪能することができた。
富士山をズームアップ。この写真は年賀状に最適だろう。
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12/4 10:47
富士山をズームアップ。この写真は年賀状に最適だろう。
休憩がてら行動食(この日はカロリーメイト)を口にほおばり、山頂を辞して下りにかかる。
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12/4 10:49
休憩がてら行動食(この日はカロリーメイト)を口にほおばり、山頂を辞して下りにかかる。
程なく府駒山の山頂を通過。つぎに目指すのは日向坂峠。どんべえ峠とも呼ばれているようだ。
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12/4 11:05
程なく府駒山の山頂を通過。つぎに目指すのは日向坂峠。どんべえ峠とも呼ばれているようだ。
峠からは黒岳の頂を目指す。御坂山地の最高峰だけあって、非常に目立つどっしりとした威容を誇る。
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12/4 11:18
峠からは黒岳の頂を目指す。御坂山地の最高峰だけあって、非常に目立つどっしりとした威容を誇る。
日向坂峠に到着。林道のゲート前に乗用車が一台停めてあった。この峠からだとどちらの山にも手軽に登れそうだ。
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12/4 11:22
日向坂峠に到着。林道のゲート前に乗用車が一台停めてあった。この峠からだとどちらの山にも手軽に登れそうだ。
黒岳への登りは自然林に囲まれた展望のない道程。落葉の時期で道は見えにくいが、道標はそれなりにあるので迷う心配はなさそう。
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12/4 12:04
黒岳への登りは自然林に囲まれた展望のない道程。落葉の時期で道は見えにくいが、道標はそれなりにあるので迷う心配はなさそう。
御坂峠との分岐地点に到達。黒岳の山頂を踏むために、一旦逆方向へと舵を取る。
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12/4 12:05
御坂峠との分岐地点に到達。黒岳の山頂を踏むために、一旦逆方向へと舵を取る。
御坂山地(山塊)の最高峰、黒岳山頂(標高1,793m)に到着。一等三角点がある割には展望がないが、200mほど先に展望台があるらしい。先が長いので今日はパス。
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12/4 12:06
御坂山地(山塊)の最高峰、黒岳山頂(標高1,793m)に到着。一等三角点がある割には展望がないが、200mほど先に展望台があるらしい。先が長いので今日はパス。
山頂付近にあった倒壊した建物。林業の作業小屋か、はたまた茶屋の跡か。
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12/4 12:07
山頂付近にあった倒壊した建物。林業の作業小屋か、はたまた茶屋の跡か。
分岐に戻り、御坂峠を目指して一気に下る。ちなみに、本日はこれまでに6人の登山者とすれ違っている。この時期の平日の山としては多い方かな。
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12/4 12:13
分岐に戻り、御坂峠を目指して一気に下る。ちなみに、本日はこれまでに6人の登山者とすれ違っている。この時期の平日の山としては多い方かな。
荒廃した御坂茶屋の建物。ガラス窓が割られていて付近にはゴミが散乱している。往時は賑わっていたのだろうか。
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12/4 12:36
荒廃した御坂茶屋の建物。ガラス窓が割られていて付近にはゴミが散乱している。往時は賑わっていたのだろうか。
御坂茶屋の目の前が旧御坂峠だった。寂れた雰囲気だが、かつては交通の要衝だったのだろう。
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12/4 12:37
御坂茶屋の目の前が旧御坂峠だった。寂れた雰囲気だが、かつては交通の要衝だったのだろう。
戦国時代には山城もあったらしい。案内板が設置されていたが、字が消えかかっていて残念な感じだ。
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12/4 12:37
戦国時代には山城もあったらしい。案内板が設置されていたが、字が消えかかっていて残念な感じだ。
次に目指すのは御坂山。御坂山地の代表格のような名が付けられているが、さて、どんな山だろうか。
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12/4 12:47
次に目指すのは御坂山。御坂山地の代表格のような名が付けられているが、さて、どんな山だろうか。
地図で見てわかっていたが、登山道は鉄塔の下を横切る。空が青いと、ついこのアングルで撮影したくなる。
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12/4 12:48
地図で見てわかっていたが、登山道は鉄塔の下を横切る。空が青いと、ついこのアングルで撮影したくなる。
鉄塔の下は刈り払われているので、河口湖方面の展望が良かった。だいぶ気温が上がってきたので、富士の高嶺には雲がかかり始めていた。
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12/4 12:49
鉄塔の下は刈り払われているので、河口湖方面の展望が良かった。だいぶ気温が上がってきたので、富士の高嶺には雲がかかり始めていた。
程なく、御坂山に到着。展望もなく地味な印象の山頂だ。山名板も地味目で、これといった特徴もない。再びカロリーメイトを口に放り込んで、先を急ぐ。
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12/4 13:01
程なく、御坂山に到着。展望もなく地味な印象の山頂だ。山名板も地味目で、これといった特徴もない。再びカロリーメイトを口に放り込んで、先を急ぐ。
新御坂峠に到着。旧御坂峠以降の稜線上の道は、とにかくアップダウンが多い。名もなきピークをいくつもいくつも超えていくこの道程はなかなかにハードだ。
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12/4 13:25
新御坂峠に到着。旧御坂峠以降の稜線上の道は、とにかくアップダウンが多い。名もなきピークをいくつもいくつも超えていくこの道程はなかなかにハードだ。
果てしないアップダウンを繰り返しながら進んでいくと、八丁峠に至る。この場所はアップの途中に位置しているので、あまり峠っぽくない場所だ。
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12/4 13:51
果てしないアップダウンを繰り返しながら進んでいくと、八丁峠に至る。この場所はアップの途中に位置しているので、あまり峠っぽくない場所だ。
八丁峠には鉄塔が建てられていた。当然このアングルで。
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12/4 13:51
八丁峠には鉄塔が建てられていた。当然このアングルで。
峠からひと登りすると、八丁山の山頂に到着する。山名板などはないので、現地ではまた無名のピークかと思って素通りしてしまった。(なぜか写真は撮ってあった)
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12/4 14:06
峠からひと登りすると、八丁山の山頂に到着する。山名板などはないので、現地ではまた無名のピークかと思って素通りしてしまった。(なぜか写真は撮ってあった)
いったん下って登り返すと、眼前に清八山のピークが見えてきた。振り返ると、稜線に浮かび上がった黒岳のどっしりした姿と、釈迦ヶ岳の尖った山容が対照的だった。
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12/4 14:24
いったん下って登り返すと、眼前に清八山のピークが見えてきた。振り返ると、稜線に浮かび上がった黒岳のどっしりした姿と、釈迦ヶ岳の尖った山容が対照的だった。
清八山山頂(標高1,593m)に到着。いつの間にやら大月市に入っていたようだ。清八山は同市が指定した秀麗富嶽十二景の一峰だが、当の富嶽はだいぶ雲に隠れていたので、写真は割愛。
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12/4 14:24
清八山山頂(標高1,593m)に到着。いつの間にやら大月市に入っていたようだ。清八山は同市が指定した秀麗富嶽十二景の一峰だが、当の富嶽はだいぶ雲に隠れていたので、写真は割愛。
山頂を後にすると、ものの数分で清八峠に到着した。あとは笹子駅に向かって下るのみだ。
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12/4 14:29
山頂を後にすると、ものの数分で清八峠に到着した。あとは笹子駅に向かって下るのみだ。
鹿対策のネットが現れると登山道も終盤。ここには通過方法の案内表示などがなく一瞬躊躇するが、単純にネットを持ち上げて潜れば良かった。
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12/4 14:59
鹿対策のネットが現れると登山道も終盤。ここには通過方法の案内表示などがなく一瞬躊躇するが、単純にネットを持ち上げて潜れば良かった。
以前にも訪れて辟易したのだが、ここの最後の下りは付近一帯に植林されたモミノキ(?)の枝葉が張り出していて非常に邪魔で歩きにくい。
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12/4 15:04
以前にも訪れて辟易したのだが、ここの最後の下りは付近一帯に植林されたモミノキ(?)の枝葉が張り出していて非常に邪魔で歩きにくい。
登山口まで下ると、林道っぽい幅広の道に出合う。あとはこの道を辿って駅を目指すだけだ。最近の台風の影響か、一箇所道が大きく陥没している場所があったが通過は容易だった。
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12/4 15:14
登山口まで下ると、林道っぽい幅広の道に出合う。あとはこの道を辿って駅を目指すだけだ。最近の台風の影響か、一箇所道が大きく陥没している場所があったが通過は容易だった。
この時期は陽が落ちるのが早いので、山々はすでにオレンジ色の西日に照らされていた。
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12/4 15:41
この時期は陽が落ちるのが早いので、山々はすでにオレンジ色の西日に照らされていた。
国道に至って時計を見ると、次の電車まであと20分。走れば間に合うな…と考えてしまうと、もう走るしかない損な性格。疲れた足に鞭を打ち、息せき切って駅に飛び込んだ。バスのダイヤが定刻どおりだったらのんびり歩けたのにな…などと身勝手なことを考えながら。
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12/4 16:03
国道に至って時計を見ると、次の電車まであと20分。走れば間に合うな…と考えてしまうと、もう走るしかない損な性格。疲れた足に鞭を打ち、息せき切って駅に飛び込んだ。バスのダイヤが定刻どおりだったらのんびり歩けたのにな…などと身勝手なことを考えながら。
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