夏山遠征例会 黒部川源流 赤木沢
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コースタイム
2日目(4日) 6:00 料金所発−6:50 折立登山口より登山開始−11:30 太郎平小屋着(1時間半昼食休憩)−
13:00 太郎平小屋発−15:10 薬師沢小屋着
3日目(5日) 5:30 薬師沢小屋発 黒部川奥ノ廊下 遡行開始−7:06 赤木沢出会い−8:50 大滝−
10:40 赤木沢源頭遡行終了−11:30 源頭発−12:15 赤木岳稜線登山道−13:00 北ノ俣岳−
14:50 太郎平小屋
4日目(6日) 8:00 太郎平小屋発−11:00 折立登山口着
天候 | 全日 晴れ (最終日夜中 大雨 雷) |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
有峰湖有料道はネット上に、6時から20時まで通行可能と書かれているが、 実際は20時までに折立登山口に到着しなければならないよう設定しているとのことで、 19時30分に入り口閉鎖されるので要注意。 料金所横の駐車場 幕営許可OK 飲料水有り トイレ有り 登山道は特に危険な場所無し 赤木沢の殆どの沢は直登可能。 直登不能な滝には巻道があり。 下山後の入浴は グリーンパーク吉峰 立山吉峰温泉ゆーランド JAFカードでの割引あり |
写真
感想
今年のコンパスの夏山例会は、明るい素晴らしいと評判の赤木沢です。
お天気は高気圧の勢力次第では曇りか雨という予報でしたが、ギリギリまでどうするか迷われたそうですが、三日ともお日様が顔を出してくれました。
折立からの登山道は急登で重い荷物がずっしりときましたが、30分毎に休息をとりながら登ったので順調に登れました。
途中からは景色が開け、素晴らしい青空、そして緑鮮やかなでお花畑の向こうに白山、立山、剣と次々に山が姿を見せてくると気持ちも軽やかになります。
木陰の無いなだらかな木道行くとをやがて大きな薬師岳が見えてきて、太郎平小屋へ到着。小屋前は沢山の登山者でとても賑やか。ここで一時間半の昼食休憩をとりました。
翌日赤木沢溯上後、再び太郎平小屋戻るので、荷物を小屋に預かってもらえ、テント場に荷物をデポする必要がなくなり、小さくなったザックで薬師沢小屋へ向かいますが、せっかく登って来たのにどんどん高度が下がっていきてちょっともったいない…。
薬師沢小屋は向かう人、太郎平へ向かう人は少なく、笹原にトウヒなどの灌木、谷合で温かいのか花もほとんど終わっており、延々と同じような景色が続くので下り基調でしたが、なかなか歩くのが辛い道のりでした。
薬師沢小屋はこの日は予約で一杯でしたが、団体さんのキャンセルが入ったので最初の狭い6人部屋から、少し広い部屋へ移動することになり助かりました。
小屋の食事はお野菜が多くとても美味しかったです。
二日目は赤木沢の遡行です。
朝起きると同じく沢へ行くグループがバーネスにカタビラを沢山つけている重装備なのでシュリンゲ、カタビラのみの簡易装備な私たち女性陣はちょっとびっくりしてしまいました。
最初の黒部川奥の廊下は大きな岩がごろごろしていて、川幅が狭くなると流れも速く、何度か川を渡ったりへつりをしたり、ロープを出してもらって川を渡ったりして結構厳しい場所もありましたが、赤木沢へ入ると流れがぐっと穏やかになり、朝日が入り、水面がキラキラ輝く開けた明るく、美しい小滝やナメが次から次へと続き、私たちが歩いた後も濁りやよどみは無く、倒木も無く本当に美しい沢でした。
大滝についた時、朝見かけた重装備の先行者グループが停滞中で待っていたら時間がかかるので、私たちは少し戻り草付きを高巻きをして大滝の上へ。
足を置く場を探って探さなければならい場所もあり、私には高度感のある高巻きでした。
そしてしばらく溯上すると水がすくなくなり、辺りはお花畑へと変わり赤木沢源頭へ到着。
ここで昼食休憩。
源流で食後のコーヒーを皆でとても美味しく頂きました。
登山靴に履き替えて、ハイマツの藪漕ぎはせずに中俣乗越方面の一般登山道へ向かいます。
途中の岩場ではオコジョが姿を現してくれ、雪渓の向こうには雷鳥も見えたそうです。
雪渓を越えると一般登山へ辿り着き、大冒険が終わったかのような気持ち。
そして北ノ俣岳から太郎平小屋への登山道の両脇はハクサンイチゲの大群落が続き、満開の花の匂いが辺り一面に広がる中を小屋へ向かいました。
太郎平小屋は大勢の登山者でこの日もとても賑やか。
小屋でこの後の天気予報を見ると、夜半から雨の予報。
皆で相談してテント泊は取りやめにして小屋泊へ変更となりました。
小屋泊にして大正解! 予報より早く12時前から横殴りの大粒の雨と雷。
朝の8時ごろまで大雨は続き、小屋前も沢の様に水がどんどん流れています。
お天気が良ければ薬師岳に登る予定でしたがこれも取り止め、朝は炊事場が空くまで待ち、ゆっくり朝食、下山支度をし雨が止んでから下山開始したので、結局雨に外で振られることはありませんでした。
お天気に恵まれ、美しい赤木沢で皆童心にかえり思いっきり楽しみ、怪我も無くとても良い夏山例会となりました。
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