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Yamareco

記録ID: 213936
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

真夏の那須岳、峠の茶屋〜三本槍岳〜大峠〜姥ヶ平を回る

2012年08月05日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:18
距離
16.7km
登り
1,430m
下り
1,417m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

峠の茶屋7:25-8:35朝日岳-9:45三本槍岳-11:05大峠11:30-12:55三斗小屋温泉-14:10姥ヶ平14:15-15:05峰の茶屋-15:40峠の茶屋
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
峠の茶屋駐車場から峰の茶屋までの登りは石、岩があり注意が必要。
朝日岳に至るルートも鎖場、岩場を歩き、登ることになるが、眺望がよい。
周囲を見渡せる熊見曽根を通り、清水平に至るコースも岩場を登り、壊れかけた木の階段を下りる、これが歩きづらい。
三本槍、大峠までは危険な個所は少ないが、雨にえぐられた箇所がある。
大峠から三斗小屋のルートは、下刈りはされているものの、はじめ石・岩がごろごろしており、快適なルートは言えない、大峠から下り、三か所の渡渉点があり、渡る時には滑らないように注意が必要。
ここははっきりした登山道とは言えず、雨が降れば水が流れる涸れ沢のような道であり、踏み跡が見つけられなければルートとは思えない。アップダウンを繰り返し、最後の登り返しは狭い岩場の崖を行く箇所もある。
最後の登り返しを登ると漸く三斗小屋温泉へ着く。
三斗小屋温泉から沼っパラに至る分岐点までは平たんな歩きやすいみちである。
分岐から姥ヶ原のルートは大きく下りまだ登り返すルート。
沼っパラと牛が首の分岐点を左へ曲がると間もなく平たんになり姥ヶ平へ至る。
牛ヶ首への斜面は岩がゴロゴロと歩きにくい、コースを間違えないように注意が必要。
峰の茶屋へは平たんなルートを歩くが、硫黄臭の強い噴煙の吹き上がる傍を歩く。
初夏の朝日岳、緑の斜面が美しい。
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初夏の朝日岳、緑の斜面が美しい。
青空と花
青空と花
朝日岳から茶臼岳を見る
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朝日岳から茶臼岳を見る
朝日岳から熊見曽根。その背後に流石山〜三倉山の稜線。
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朝日岳から熊見曽根。その背後に流石山〜三倉山の稜線。
朝日岳と茶臼岳の背後は一面の雲海が広がる。
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朝日岳と茶臼岳の背後は一面の雲海が広がる。
気の早い、ナナカマド。赤くなっているところもある。
気の早い、ナナカマド。赤くなっているところもある。
大峠への途中、旭岳と神秘的な鏡が沼。
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大峠への途中、旭岳と神秘的な鏡が沼。
太陽と花
大峠への途中。花畑?
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大峠への途中。花畑?
大峠へ向かう稜線と流石山。
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大峠へ向かう稜線と流石山。
流石山の斜面。ニッコウキスゲは既に結実。
流石山の斜面。ニッコウキスゲは既に結実。
流石山の斜面から
三本槍岳を見る
流石山の斜面から
三本槍岳を見る
流石山の斜面の先は雲がかかり始める。
流石山の斜面の先は雲がかかり始める。
大峠〜三斗小屋温泉ルート。最初の渡渉点。水が冷たかった。
大峠〜三斗小屋温泉ルート。最初の渡渉点。水が冷たかった。
最初の沢を渡ると、分岐点。三斗小屋温泉と旧道。
最初の沢を渡ると、分岐点。三斗小屋温泉と旧道。
2度目の渡渉点。
こんな岩の隙間を行きます。
こんな岩の隙間を行きます。
左は崖です。
3度目の渡渉点を過ぎて、
3度目の渡渉点を過ぎて、
最後の急登。途中から木々の間から向こう側に下りてきた大峠が見える。
最後の急登。途中から木々の間から向こう側に下りてきた大峠が見える。
三斗小屋温泉の手前の分岐。旧道?(三斗小屋宿)と大峠からの合流点。
三斗小屋温泉の手前の分岐。旧道?(三斗小屋宿)と大峠からの合流点。
三斗小屋温泉。大黒屋さん。
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三斗小屋温泉。大黒屋さん。
大黒屋さんの前に流れていた水が冷たくておいしかった。ここがルート。
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大黒屋さんの前に流れていた水が冷たくておいしかった。ここがルート。
沼原への分岐。
大きく下って橋のかかる沢を渡ります。
大きく下って橋のかかる沢を渡ります。
また登って、分岐点。牛ヶ首へ行きます。
また登って、分岐点。牛ヶ首へ行きます。
ようやく登りを終えて、平坦な道へ。
ようやく登りを終えて、平坦な道へ。
姥ヶ平。
歩きにくい岩場を登って、牛ヶ首分岐。ここから峰の茶屋へ戻ります。
歩きにくい岩場を登って、牛ヶ首分岐。ここから峰の茶屋へ戻ります。
ルートの傍には噴煙、噴気の跡が残ります。
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ルートの傍には噴煙、噴気の跡が残ります。
雲のかかる峰の茶屋、雷鳴がなったが、1回で終わった。
雲のかかる峰の茶屋、雷鳴がなったが、1回で終わった。

感想

快晴の下の山歩きは気持ちがいい。
自宅を出る際の天候は雲に覆われ、途中小雨にもあり心配したが、那須山に近づくにつれ青空に。
日曜日とあって駐車場には車が多い。

歩き始めて30分ほどで峰の小屋へ。
さらに朝日岳へは30分ほどで着いた。茶臼岳が一望、まっすぐに線を引いたように登山道が伸びている。
峰の小屋付近では見えていた南会津の山々は雲に隠れてしまっていた。
東側の下界には雲海が広がっている。
今日予定しているルートには雲はない。

熊見曽根には、三斗小屋から登ってきた登山者が、三本槍へ向かう仲間らしき人にエールをおくる姿あった。
壊れた木製の階段を下りて清水平を通り三本槍へ着いた、ここまで2時間半。
ここでもツアーで来た登山者が多い。
旭岳は雲にかれてその姿の半分を隠していた、流石山三倉山の稜線を写真に収め、先へ進む。

大峠へ下る、P1826で10分ほど休憩。
このルートには多くの花が咲いている。
P1520で再度休憩。
目の前の流石山の急斜面を眺めながらおにぎりをほおばる。
予定では大峠から流石山まで登り返す予定だったが、流石山の大きな斜面を見ていてその意欲を失った。
ここで20分ほど休む。

歩き始めて、流石山から降りてきた老夫婦?が三本槍まで行くと登ってきた。
「すごいですね」と声をかけ別れた。
それでは行ってみるかとあきらめかけた流石山の斜面を登る自分がいたが、100mほど登って降りてきた。
やはりきつい、息が切れた。

大峠から三斗小屋温泉へのルートは、整備されたものではなく、はじめ岩や石がゴロゴロとしている、草は下刈りされており、登山ルートだとわかる。
三か所ほど水が流れる沢を越える、水は冷たくきもちがいい。
最初の沢で休んでいた数名の登山者とすれ違ったが、このルートで出会ったのはこのときのみで、あまりこのルートを使う人はいないようだ。
何回か沢を越えるたびにアップダウンを繰り返すが、最後の急登の途中で向かい側に今降りてきた大峠を見ることができた。
大峠から約1時間半、旧道と合流すると間もなく三斗小屋温泉に着く。

大黒屋の関係者らしい人に、姥ヶ原までのルートを聞くと親切に地図まで渡して教えてくれた。感謝。
宿屋の入口の前にパイプから流れ落ちていた水をいただく、冷たくておいしかった。

15分ほど歩くと、沼原への分岐になる。
ここを右に行く。やがて大きく下り、沢にかかる橋を渡り、また登りかえす。
この辺になるとさすがに疲れが足に来る。
牛ヶ首の分岐を左に曲がり、最後の登りをようやく登りきると平たんな道となり、姥ヶ原に出る。

姥ヶ原で5分ほど休んで最後のおにぎりを食べた。
すでに7時間近く歩いたことになる。さすがに足がきつい。
最後の牛ヶ首までの登りを休み休みようやく登りきった。
あとは平たんな道を峰の小屋まで、噴煙の上がる傍を歩くが、噴煙の上がる付近一帯は硫黄色に染まっていて、噴煙の上がる個所が増えているように思える。
那須岳は活火山であることを思い知らされる。

このルートは、ロープウェイを利用する人も多いようで反対方向へ進んでいく家族連れなども多い。
峰の小屋からは慣れた下り坂、時間が遅いせいかあまり歩いている人は少ない。
降り始めて間もなく、雷鳴が一発。
心配したがそのあとは雷は鳴らなかった。
小屋から約30分、歩き始めて8時間を越えてようやく駐車場へ戻ってきた。

気温が高い中、初めてのルート。行程中約3リットルの水分を補給した。
大峠から姥ヶ平のルートはアップダウンが多く、歩きにくいルートでもあり、利用する人もあまりいないようで、あまりお勧めできないが、天気の良い日に一度歩いて山の静けさを体感してみるのもいいかもしれない。


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