記録ID: 21428
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積雪期ピークハント/縦走
十勝連峰
十勝岳、美瑛岳
1985年03月04日(月) ~
1985年03月07日(木)
イグルスキー米山
その他4人
- GPS
- 80:00
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,387m
- 下り
- 1,670m
コースタイム
3月4日白金温泉→緑の館C1
3月5日停滞C1=C2
3月6日停滞C2=C3
3月7日C4→前十勝→十勝岳→美瑛岳→林道→白金温泉
3月5日停滞C1=C2
3月6日停滞C2=C3
3月7日C4→前十勝→十勝岳→美瑛岳→林道→白金温泉
アクセス | |
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コース状況/ 危険箇所等 |
北尾根・緑の館→十勝岳→美瑛岳→涸沢川左岸尾根→白金温泉 南アルプスのパーティー。その準備山行で十勝岳を北尾根から登り、美瑛岳まで乗っ越した。美瑛から白金温泉へのバスに乗り、スキー場の外れにある避難小屋、通称「緑の館」はシュカブラでバリンバリンに凍り付いていた。触れば手がくっつきそうな金具の把手を開け、広々とした寒い土間に入る。ガラス窓は凍り付き、その厚さで光も通さない。 翌朝、旧噴火口経由でひたすら登る。天気はあまりよくなかった。真白な世界のなかを北尾根に取り付き、ラッセルをする吹き溜まりかと思えば火山岩の突き出た岩にアイゼンをぶつけたり。シートラの荷は重いが、前回、嵐の中のホロホロ山乗っ越しに比べれば、まだましに感じた。人の余裕は相対的なもので、よりひどい条件を経験していれば次はへのかっぱになるものだ。 十勝岳山頂ではかなり寒かったが、美瑛まで前進することにする。美瑛谷の絶壁も見えない視界の中で、山頂下の肩のギャップをよじ登り、強い風の中、美瑛のピークへ向かう。地図と磁石を見るふりはするが、ガスにまかれた広大な美瑛岳北斜面など一年目の僕に方角の見当のつくはずもない。一度シートラのままつまずいて大前転をして帽子の中が雪だらけになった。樹林帯へ逃げ込むとそこはほぼ1年前初めて十勝で過ごした涸沢川左岸のあのベースキャンプの広場だった。 |
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