御池岳から頭陀ヶ平〜カルスト地形の魅力
- GPS
- 07:09
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,243m
- 下り
- 1,249m
コースタイム
- 山行
- 5:55
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 7:05
天候 | 快晴。気温3度。微風 日陰は残雪・凍結ちらほら |
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過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
キャパ10数台程度。 登山ポストあり。 登山開始口は、コグルミ谷から。 こちらは、駐車場所がありません。 トイレは、両方の登山口とも ありません。 ◎ アクセス道の、国道306号は 12月20日から、冬季通行止めとなります。 参照、三重県土木事務所。 http://www.pref.mie.lg.jp/WKENSET/HP/index.htm 今のところ、全然雪はないんですけど。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コグルミ谷登山口〜カタクリ峠) 「荒れても、なお美しい、カルスト谷」 駐車地から、一旦、舗装道を下ります。 登山口からは、枯れた沢地形を、九十九折りに 詰めてゆきます。 倒木、石灰岩の土石流などが、 谷を覆い尽くしていますが 歩き辛さはなく、しっとりと、 コケに包まれる景観は 他では、なかなか見れない眺めです。 頭陀ケ平・県境尾根縦走区間) 「展望良好なカルスト尾根歩き」 木和多尾周辺までは、両側に 樹木が密生していて、展望は ありませんが、木和多尾分岐から 頭陀ケ平(ずだがひら)までの区間は 前半のハイライト。 まっ平で広大なピーク部の展望は バツグンです。休憩適地。 白瀬峠〜真の谷を目指して) 「破線ルートで道を見失う」 ドリーネが多く見られて、 面白そうな、真の谷経由の道を 選びましたが、真の谷には、 たどり着けませんでした。 ログを検証しますと、唯一の 左折箇所を、直進してしまい 道を見失ったようです。 GPSを確認しながら 急斜面を直登して、 ルートに復帰しましたが かなり苦戦しました。 機会をみて、再検証を兼ねて 再び歩きたく思います。 山頂台地) 「癒しのテーブルランド」 なだらかな地形が 伸びやかに広がる、テーブルランドと 称される眺めが広がります。 カレンフェルト・ドリーネなど 顕著なカルスト地形が広がります。 カルスト台地の広さは 鈴鹿山脈中、最大だと思われます。 鈴北岳経由下山路) 「急坂の下りは、泥ぬか」 鈴北岳の展望も、素晴らしく 御池岳山頂を凌ぐほどです。 途中の急坂の下りは、スリップ注意。 植生保護のためにも、登山道以外の 草の上などはは歩かず、 泥ぬかに耐えるべし。 |
その他周辺情報 | 温泉) 桑名方面なら あじさいの湯。 http://ajisainosato.com/ 上石津方面の温泉は 廃業されました。 |
写真
感想
12月16日(月)、鈴鹿山脈の、
御池岳界隈を歩いてきました。
目的は、「赤線つなぎ」であります。
この時期、目指したいのは
霧氷鑑賞をメインにした
登山ですが、暖冬続きで
どこへ行っても、霧氷は
見れそうにないこの日。
行き先が決まりません。
、
そこで本年、メイン箇所が、
一本の赤線で繋がった
鈴鹿山脈の、さらなる赤線つなぎの
完成に向けて、このたびの区間を、
歩くこととしました。
登山・前半)
序盤の、大きく崩落した
コグルミ谷の歩きでは
自然の破壊力の凄まじさと
コケが演出する、再生への
小さな生命のチカラを感じました。
その後、予定どおり、県境尾根に乗り
未開通区間の、カタクリ峠から
頭陀ヶ平の区間を歩きます。
序盤の樹林歩きを抜け
木和多尾辺りまで進みますと
風景は一変して、広大な
草原が広がります。
さらに進んで到着した
頭ヶ陀平では、さえぎるもののない
360度の展望を楽しみました。
そして、この区間の踏破で
鈴鹿山脈の赤線つなぎは
鈴鹿山脈最高峰、御池岳まで
赤線が繋がることとなり、
満足しました。
その後、白瀬峠まで戻り
未踏の地、「真ノ谷」を目指してみます。
地図では、ドリーネと呼ばれる、くぼ地が
続々と登場する、楽しそうな道に
期待が膨らみます。
しかし、見事に撃沈してしまいました。
今振り返っても、左折箇所が
どこだったのか、謎であります。
強引に尾根に上り、奥の平の看板が
見えたときには、ほっとしました。
今回のルートロス区間は
機会があれば、再検証したく思います。
プチ道迷い区間でしたが
カルスト地形の美しさを
改めて感じた区間でもありました。
登山・後半)
なだらかな丘の起伏と、
柔和なドリーネが演出する
テーブルランドの地形の美しさは
冬枯れのこの時期でも、変わらず
魅力的な眺めでした。
霧氷、紅葉などの装飾が加われば、
さぞ美しい眺めだろうと
思いました。
遠望も素晴らしく、白山、御嶽山
伊吹山に琵琶湖と、
大満足の眺めでした。
今回の山旅で、鈴鹿県境稜線の
南北の線つなぎは、ほぼ完成したので
鈴鹿10座のコンプリートを
来年の課題としたく思います。
(赤線つなぎの,ログ登録目的のレコにつき
コメント欄は、閉じさせていただいております。)
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