上高地−槍ヶ岳−東鎌尾根・「母」と
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- GPS
- 31:45
- 距離
- 26.7km
- 登り
- 1,871m
- 下り
- 1,551m
コースタイム
9日 5:10槍沢ロッジ−8:50播老◆10:10槍ヶ岳山荘−(大休憩)−12:10槍・山頂−(休憩)−13:30槍ヶ岳山荘−−東鎌尾根下降−−16:05水俣乗越−18:10槍沢ロッジ(泊)
10日5:30槍沢ロッジ−−徳沢園で昼寝ーー穂高神社奥宮参拝−−16:15帝国ホテル(泊)
天候 | 1日目 快晴 2日目 快晴 3日目 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
横須賀線朝比奈インター町田ー御殿場−大月−松本インター・・沢渡 沢渡−バス片道一人1200円−上高地 |
コース状況/ 危険箇所等 |
東鎌尾根がむかしと一変していて結構きびしいルートになっていた。道幅はあるが、路肩のない断崖斜面が頻出。集中力なくし、よろけたり、転倒すれば・・・救助は不能の大転落大危険です。むかしむかし15歳のときに燕−槍−奥穂−と縦走したが、東鎌尾根などとは呼ばず、「表銀座」♪と言い、ルンルン気分で歩いた記憶があるのですが、尾根の崩壊などが起きていたのでしょうか。 |
写真
感想
「母」の感想
初めての上高地、初めての山ロッジ泊、初めての槍ヶ岳・・・こんな美しい世がここに、、言葉にできないほど、うつくしい。と、うつくしい、を何度も何度も言い続けたので大こどもに、言葉にだしてるじゃないか、うるさい、と文句をつけられたくらいです。でも、うつくしい、わよ。
上高地からの道々の両側はクマザサ(熊笹)でいっぱい。クマザサは古神道の神社などでは今でも祓い清めの儀式に使います。病気が癒えたり、苦痛が消えたりなどいたします。たくさんの人がここで気持ち良くなるのは当然ですね。クマザサのヒーリング効果という言い方でも許されるのです。ありがたいです。
上高地は、神垣内、神降地、とむかしは書いたのです。西欧ふうに言いますとサンクチュアリ(聖域)ですね。和の表現では、山々の神々さまがお集まりになる地です。神さまの坐します場所です。来て良かった。ありがとうございます。ご神域だからといってかしこまり過ぎる必要はないわよ。あなたの感動が最高のお供えになります。おいしい上高地ソフトクリーム・・は、わたしへのお供え^^)
頂上への鉄の梯子登りは怖かった。ここで手を離したら、ここで足が滑ったら・・・。必死にしがみつくので、なお怖くて。大こどもが、腕を曲げずに伸ばせ、梯子は力強く握らず軽ぁ〜るく、触るくらいだよ、上体を思い切って反らすと気持ち良いよ〜etc。ンなこと、できないわよ、も、怖いものはこわいのよ〜と怖さのあまり笑う、ただ笑うわたし。でも頂上へ辿りついた達成感は最高でした。うれしくて泣きそうになるくらい。
槍ヶ岳の穂先から降りてソフトクリームいただいて、これで安心。・・・のはずでしたが東鎌尾根の大槍ヒュッテから先では頂上直下よりも怖い、怖い断崖の上の細道があったり、長い鉄梯子三っつ連続したりし、こんなに怖いなら落ちてしまったほうが楽になるかもしれないと心中混乱のきわみでした。
でも。貴重な体験ができて、わたしは強くなりました。槍沢の一般路に出たら、ここは銀座松坂屋前の舗道みたいねえ、ルンルン、ぐんぐん勢いよく歩けました。槍沢ロッジまであと10分くらいかなと思ったとき、大きな岩陰からふいに男性お二人が姿を現し、熊、クマ、熊が出たんです、と叫ばれたのには驚きました。手に石や棒を握りしめておられました。一緒に降りましょう、と言っていただき降りました。槍沢ロッジが熊に襲われ大惨事に・・・なっていませんでした。ロッジの前では多くの人々がくつろいで山々を眺めて楽しんでおられました。
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