知床岳
- GPS
- 104:00
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 977m
- 下り
- 970m
過去天気図(気象庁) | 2006年03月の天気図 |
---|---|
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
仕事で |
写真
感想
知床岳1254m
●2006年3月
【ルート】
相泊からウナキベツ川左岸尾根経由で往復
【メンバ】
蛭田弥希 、勝亦浩希、澤田卓郎
【行程】
3月18日
相泊・くま宿(5:00)→観音岩→ウナキベ川左岸尾根標高800mにイグルー(14:00)
3月19日
停滞
3月20日
停滞
3月21日
停滞
3月22日
イグルー発(9:30)→観音岩→相泊(14:30)
最終下山日まで停滞をして、下山したら騒ぎになっていた。北アや八ヶ岳で遭難が相次いでいたのも不運。
家に置いてきた計画書の日付を直すのを忘れていたのが騒ぎのきっかけだったが、デスクに置いてきた計画書を見てもらえばわかるはずだった。結局、「連絡が何故無いのだ?」という声に押し切られ、万一をとっての捜索準備にと、話が大きくなった。山の取材では通常、事故でもなければ連絡をしないという事を、責任者層に説明できるデスクがいなかった。当事者→直接の担当者→組織の上層→世間→他団体と、離れていくごとに、話が通じなくなっていく様は、普段の報道現場そのものを見るようだ。
二つ玉低気圧が直撃して、二日目から行動不能に。イグルーを使っての中三日停滞は久しぶりだ。はじめ高さ1mはあったイグルーも、下山日には吹きだまり、スッポリ埋まっていた。外へ出れば、滝壺の中の激流のようで目も開けられない。脱糞は極力我慢した。ヒルがうんこに出て一度段差を滑り落ち、帰りが遅かったので捜索に出た。だが、中は快適。本州の遭難騒ぎをラジオでお気の毒にと聞いていた。あの荒天がたとえ翌日も続いても、イグルーの位置から安全地帯へは1時間足らずで顕著な地形を辿って降りられる。そういうパーティーだと認識していた。
ひどい天気も含め、まあまあ知床の厳しさを撮影して下ってきたけれど、騒ぎのせいで没になった。
現役と5日間山に行けていろいろ今と以前の違いや共通点を話し、おもしろかった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人