【戸倉作戦】弁天山〜網代・戸倉城山〜臼杵山〜市道山〜刈寄山〜今熊山【戊53.3】
- GPS
- 10:14
- 距離
- 31.3km
- 登り
- 2,289m
- 下り
- 2,280m
コースタイム
- 山行
- 9:26
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 10:20
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:武蔵五日市駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
激しいアップダウンと急坂 それに落葉の堆積が加わり、滑らないよう足に力を入れて歩くと消耗も速い。 |
写真
感想
台風被害甚大なるが故に最近足を運んでいなかった栃木、埼玉、東京、山梨各地に思いをいたしつつ、小規模な山行を企図。その最終章としての、また、今年最終山行としての東京・あきるの山行。
【お山の情報(主に道の状況や通行止め情報)】
〇網代弁天山・城山
武蔵増戸駅から南へ進み、秋川を渡るのだが、まっすぐデカい橋を渡るのではなく、手前で右折し、比較的小さい橋を渡る。集落外れの赤い鳥居が登山口の目印。
標高がさほどなく、また、道中、神社や洞穴があるので、大した苦もなく山頂に到達できる。
〇小峰公園・日向峰
小峰公園は里山をそのまま公園にしたものだが、私を山へ誘ったものの一つ。雰囲気もまさに山の入口といった感じである。
そこから、いつもは金剛の滝経由今熊山へと向かうのだが、今回は沢戸橋方面へ。途中に、日向峰というピークがあるが、メインルートが巻き道のため、途中で尾根筋にシフトチェンジする必要がある。この尾根筋に切り替えるポイントは東側から歩いてくると比較的簡単にわかると思う。
しかし、ピークに到達してから先、沢戸橋へ下る西側斜面は要注意。藪が増え、大岩のある急坂となっており、途中、このまま進んで大丈夫だろうか?戻った方が良いのではないかと思うこと暫し。うまく立ち回れば無事下れるが、自信が無い場合は、東側に戻って本線復帰した方が良い。
〇戸倉城山
戸倉の集落でひときわ目立つ尖峰。登山ルートとしては光厳寺、西戸倉、十里木からの3つがある。うち、光厳寺ルートは以前来た時も通行止めだったので期待していなかったが、やはり通行止めだった。ここはもう廃道と認識して良いのかもしれない。
以前来た時は結局西戸倉から登ったのだが、そのことを忘れていて十里木から登る。すると、西戸倉からの道も通行止めとなっていることに山頂手前の合流点で気がつく。結果として、ほぼ無駄なく歩くことができた。
〇戸倉三山
十里木分岐からだんだんと稜線が波打ってくる。また、前半はあまり巻き道は無かったように思う。結構しんどいなと思うも、それも当然。城山まで標高400m程度だったのが、以後は標高700〜800mと、一段ステージが上がるのだ。それだけでなく、最近はあまりハードな山行ができていないので、身体が鈍っているとも言える。また、最近体重が落ちないので、携行食料を減らしたのだが、代わりに体内脂肪が燃焼してエネルギーになるという単純な話にならなかったのは反省。
来年は、距離30卍度の山行を増やそうと思いつつ、今回に関しては予定より早く終わろうかという気持ちが早くも湧き上がってくる。
戸倉の山々を歩いていると、計画的に間伐と植林が行われているので、かつて展望が開けていた箇所の展望が木々の成長で失われつつある一方、新たに展望が開けた箇所ができ、歩く度に変わった印象を受けることは間違いない。
そうした中、戸倉最高峰の臼杵山、次いで市道山ときたところで、下るつもりだった笹平方面の道が通行止めとなっていることを知る。これこそ、今、東京はじめ関東で山と山を繋げていく大規模・長距離山行ができない理由だ。
私はこれで本当に疲れてしまった。刈寄山へ回って、戸倉三山円満周回に切り替えるも、ピークを越える元気も無く、後はほぼ巻く。刈寄山から直接下ろうとも思ったが、その道も通行止めで、結局、今熊山まで歩くこととなった。
〇今熊山、金剛の滝
辛い山行も今熊山へ至るほどに道が穏やかになる。山頂から夕日に映える大東京を眺めてホッとしたところだが、最後に、土砂に埋まった金剛の滝周辺を見て愕然とする。何しろ、沢が完全に埋まっているのだ。何がどうなったらこうなるのだろう?
最後の最後まで台風の爪痕を感じ、復旧の容易ならざるを感じた。
【総括】
今回歩いた山域は、台風被害の甚大な箇所を微妙に外したつもりが、なおも数々の被害を目の当たりとするところとなった。
これで来年も再来年も大雨が続くようなことになれば一体どうなることか。
東京都はまだ予算があるから良いだろうが、他の諸県に余裕があるかと言うと、心もとない。メジャーな山以外は後手の後手に回るのだろう。
いつも素晴らしい時間と空間を提供してくれる山について、ただ利用するだけでなく、いかに保全していくかというサポーターとしての意識も今後高めていかないといけないのだろう。
そう思わしめる今年最後の山行となった。
〜平成31/令和元年の山行・完〜
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