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Yamareco

記録ID: 216075
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無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

ダブル銀座(表銀座〜槍ヶ岳〜裏銀座)〜ああ、鷲羽岳〜の巻

2012年08月11日(土) ~ 2012年08月15日(水)
 - 拍手
GPS
101:31
距離
45.4km
登り
4,152m
下り
4,494m

コースタイム

<8月11日>
中房温泉 5:16
合戦小屋 7:52〜8:10
燕山荘 9:00〜10:30
大下りの頭 11:24
大天荘 13:53

<8月12日>
大天荘 5:01
大天井ヒュッテ 5:41
ヒュッテ西岳 7:37〜7:50
水俣乗越 8:50〜8:55
ヒュッテ大槍 10:38〜10:50
槍ヶ岳山荘 11:50

<8月13日>
槍ヶ岳山荘 6:38
千丈乗越 7:10
樅沢岳 9:20
双六小屋 9:40〜10:15
三俣山荘 12:15

<8月14日>
三俣山荘 6:05
鷲羽岳 7:10〜7:20
水晶小屋 8:33〜9:07
東沢乗越 9:32
南真砂岳分岐 10:32
野口五郎岳 11:16〜11:21三ツ岳付近 13:15
烏帽子小屋 14:00

<8月15日>
烏帽子小屋 8:05
最終水場 10:27
高瀬ダム 10:47

※山頂までのピストン登山タイムは割愛します。
天候 8月11日 曇り後小雨
8月12日 晴れ後曇り
8月13日 強風&強雨
8月14日 雨後晴れ
8月15日 雨時々止む
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
<行き道>
豊科ICを降りて信号を真っ直ぐ進み、県道310、309を道なりに進むと地方道25号に合流します。途中柏原西という交差点にあるセブンイレブンが最終コンビニです。地方道25号を北上して、確か二つ目の信号を左折すると中房温泉へたどり着きます。交差点左側に小さく青い案内板がありますので確認しましょう(他にも分かりやすい道あり)。中房温泉までは山道で道幅も狭く、時間によっては対向車に要注意。
<帰り道>
七倉ダムからタクシーで信濃大町まで行き、電車とバスでなんとか中房温泉まで戻り車を回収する予定でしたが…結末は感想にて。

※当初、裏銀座から登り表銀座に下る逆ルートの予定でした。
その場合は、信濃大町駅前のアルプス第一タクシー利用がオススメです。車も無料で預かってもらえます。そのため、車の回収も中房温泉からバスで穂高駅まで行き、電車で戻るだけで済みますので…。 (あくまでマイカー登山をする場合です)
コース状況/
危険箇所等
登山ポストは登山口直前にあります。写真はありませんが情報だけでも伝われば幸いです。
(写真をアップしました!)

<主なポイント>

〇合戦尾根→急登ですが整備されており大変歩きやすいです。合戦小屋のスイカは是非食べましょう!

〇燕山荘・燕岳→ウワサ通りのスゴイ山小屋です。燕岳は展望抜群で、今回のゴール地点である烏帽子岳もバッチリ見えます。

〇大天荘→テント場は広々しており眺めもよし。小屋やトイレも近く便利。ペグささります。

〇喜作新道→問題なしですが、眺めが良すぎるので足元要注意です。

〇ヒュッテ西岳→トイレがめちゃめちゃキレイ!ここは下界かと(笑)

〇東鎌尾根→注意して歩けば問題なしですが、雨天時や疲れている時は要注意!

〇槍ヶ岳山荘→早い者勝ちのテント30張り。受付時に場所を指定されます。概ね狭いサイトです。眺めは最高ですが、場所によっては強風注意!ペグ全く刺さらず。

〇西鎌尾根→基本的には全く問題なしですが、強風要注意。この日は強風&強雨で心が折れる寸前でした。

〇双六小屋→大好きな小屋&テント場。この日はご馳走になったホットカルピスのおかげでどれだけ助かったことか…

〇三俣山荘→北アルプスの中ではかなりの好テント場ということでしたが、あいにくの雨で…。テント場から小屋まで概ね離れてますので、受付時にトイレや水ゲットしておくと楽です。ペグささります。

〇鷲羽岳→ここからの槍見が一番の楽しみだったんですが…。

〇水晶小屋〜真砂岳分岐→所々ゴロゴロした岩があり、特に雨天時は滑りやすく足元要注意!

〇野口五郎岳→名乗りたくなるのも分かるくらい、立派などっしりとした山容。

〇野口五郎岳〜烏帽子小屋→天気が良ければ最高の稜線歩き。読売新道上の赤牛岳の勇姿が印象的。

〇烏帽子小屋→三ツ岳を望む落ちつけるテント場ですが、池が近いためか蚊が多すぎで参りました。小屋やトイレは離れております。ペグはささります。

〇烏帽子岳→山頂直下は岩登りに不慣れな方には少し怖いポイントもありますが、是非登りましょう。素晴らしい展望です。

〇ブナ立尾根→階段みたいな下りが続きます。基本的に整備されおり歩きやすいが、登りはしんどそう。

〇有明荘→日帰り入浴600円。加水してますが掛け流しで泉質は硫黄泉。わざわざ入浴に来る客もいるというのも頷けます。
合戦尾根途中より、荷揚用のゴンドラ。
私も一緒に上げちゃって下さいw
2012年08月11日 06:35撮影 by  N03B, DoCoMo
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8/11 6:35
合戦尾根途中より、荷揚用のゴンドラ。
私も一緒に上げちゃって下さいw
Mr.トンガリ、今回初登場!
2012年08月11日 08:35撮影 by  N03B, DoCoMo
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8/11 8:35
Mr.トンガリ、今回初登場!
とても素敵な燕山荘。
2012年08月11日 09:05撮影 by  N03B, DoCoMo
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8/11 9:05
とても素敵な燕山荘。
燕岳の象徴、イルカ岩。
2012年08月11日 09:17撮影 by  N03B, DoCoMo
8/11 9:17
燕岳の象徴、イルカ岩。
こちらは一日目のテント場、大天荘。
見晴らしが良く広々したテント場。
2012年08月11日 14:31撮影 by  N03B, DoCoMo
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8/11 14:31
こちらは一日目のテント場、大天荘。
見晴らしが良く広々したテント場。
染まる槍。
2012年08月12日 05:22撮影 by  N03B, DoCoMo
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8/12 5:22
染まる槍。
穂高岳。
この秋リベンジを達成することになる。
2012年08月12日 05:38撮影 by  N03B, DoCoMo
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8/12 5:38
穂高岳。
この秋リベンジを達成することになる。
ああ、鷲羽岳、、、
2012年08月12日 05:38撮影 by  N03B, DoCoMo
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8/12 5:38
ああ、鷲羽岳、、、
うーん、当然裏銀座も晴れてます。
今回はあっちがメインだったんですけど、、、
2012年08月12日 06:10撮影 by  N03B, DoCoMo
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8/12 6:10
うーん、当然裏銀座も晴れてます。
今回はあっちがメインだったんですけど、、、
2日目はホントに天気が良かったです。
2012年08月12日 06:13撮影 by  N03B, DoCoMo
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8/12 6:13
2日目はホントに天気が良かったです。
槍がだんだんと近くに。
2012年08月12日 09:10撮影 by  N03B, DoCoMo
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8/12 9:10
槍がだんだんと近くに。
Mr.三角錐、常念岳ですね。
2012年08月12日 10:01撮影 by  N03B, DoCoMo
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8/12 10:01
Mr.三角錐、常念岳ですね。
槍ヶ岳山頂より槍ヶ岳山荘を望む。
視界は最悪でしたが、この日登っておいて良かった!
2012年08月12日 13:43撮影 by  N03B, DoCoMo
8/12 13:43
槍ヶ岳山頂より槍ヶ岳山荘を望む。
視界は最悪でしたが、この日登っておいて良かった!
槍ヶ岳山荘テント場より、笠ヶ岳方面を望む私。
、、、がモクモクですね。
2012年08月12日 17:42撮影 by  N03B, DoCoMo
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8/12 17:42
槍ヶ岳山荘テント場より、笠ヶ岳方面を望む私。
、、、がモクモクですね。
3日目は地獄のような旅。
なんとか双六山荘に到着。
2012年08月13日 10:10撮影 by  N03B, DoCoMo
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8/13 10:10
3日目は地獄のような旅。
なんとか双六山荘に到着。
三俣山荘とテント場。3日目の写真は少ないです。
何故なら、終始嵐の中w
2012年08月13日 16:27撮影 by  N03B, DoCoMo
8/13 16:27
三俣山荘とテント場。3日目の写真は少ないです。
何故なら、終始嵐の中w
4日目、鷲羽岳山頂にて、、、
ヤケクソのフォー!
2012年08月14日 07:10撮影 by  N03B, DoCoMo
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8/14 7:10
4日目、鷲羽岳山頂にて、、、
ヤケクソのフォー!
野口五郎岳。
名のりたくなるのも分かるくらい立派な山。
2012年08月14日 12:48撮影 by  N03B, DoCoMo
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8/14 12:48
野口五郎岳。
名のりたくなるのも分かるくらい立派な山。
天気が回復してきました。
ゴール地点、高瀬ダムが小さく見えました。
2012年08月14日 13:09撮影 by  N03B, DoCoMo
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8/14 13:09
天気が回復してきました。
ゴール地点、高瀬ダムが小さく見えました。
裏銀座。
今回のゴール、烏帽子岳はもう近い、、、
2012年08月14日 13:34撮影 by  N03B, DoCoMo
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8/14 13:34
裏銀座。
今回のゴール、烏帽子岳はもう近い、、、
烏帽子小屋のテント場。
濡れまくりましたので、干しまくりでした(笑)
2012年08月14日 16:23撮影 by  N03B, DoCoMo
8/14 16:23
烏帽子小屋のテント場。
濡れまくりましたので、干しまくりでした(笑)
太陽の温かさは偉大ですね。
2012年08月14日 18:21撮影 by  N03B, DoCoMo
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8/14 18:21
太陽の温かさは偉大ですね。
いつか行きたい読売新道上に赤牛岳。
2012年08月14日 18:34撮影 by  N03B, DoCoMo
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8/14 18:34
いつか行きたい読売新道上に赤牛岳。
この旅、最後のピーク、烏帽子岳。
見た目通り険しいです。
2012年08月15日 06:32撮影 by  N03B, DoCoMo
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8/15 6:32
この旅、最後のピーク、烏帽子岳。
見た目通り険しいです。
気は抜けませんね。
2012年08月15日 07:06撮影 by  N03B, DoCoMo
2
8/15 7:06
気は抜けませんね。
今回の旅のターミナル、高瀬ダム。
いろんな話を聞くと、「自然破壊の象徴」、なんですかね。
2012年08月15日 10:38撮影 by  N03B, DoCoMo
8/15 10:38
今回の旅のターミナル、高瀬ダム。
いろんな話を聞くと、「自然破壊の象徴」、なんですかね。

感想

せっかくの4泊5日の山旅なので、普段なかなか行けない場所をチョイスした結果、鷲羽岳や水晶岳へ行ける裏銀座へ。
ついでに表も行ってしまおうと。

今回の山旅は槍ではなく鷲がメインでした。直前の天気予報だと2日目が最悪だということで急遽、表から登り裏銀座に下るルートに変更。
が、これが全くの裏目(泣)。
2日目、表銀座の稜線上から快晴の鷲が…。

3日目からは概ね最悪の天候で、一番楽しみにしていた裏銀座はほとんど展望なしで、いわゆるクールポコ状態。

最終日、ブナ立尾根をトコトコ下っていると後方からスゴイスピードで下ってくる人が…。
私達が下山後に七倉から中房温泉まで車を回収する事情を話した地元の方でした。
もし下山が一緒なら中房まで送ってあげられるんだけどなあという温かい言葉を最後に水晶小屋で別れたんですが、まさか…。
というのもその方は水晶小屋泊まりだったし、湯俣に行くと聞いていたのでビックリするしかなかったです。
天気が悪かったから予定を変更したのだと思いますが、感動的な再会でした。
私なら汗だくの他人を自分の車に乗せるだけでも嫌ですが、帰る途中だからと中房温泉まで送って頂きました。
本当に感謝の一言です。(その方とは住所交換などしまして、今後も良いお付き合いが出来ればと思います)

今回の山旅、最後の最後でこんなドラマが待っているとは…。山小屋の方もそうですが、地元の方は本当に温かい人が多いですね。

今回道中お会いした方、お世話になった皆様、ありがとうございました。

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