2020年山初め其の2 阿蘇山〔高岳周回・中岳〕
- GPS
- 06:17
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 875m
- 下り
- 872m
コースタイム
- 山行
- 5:19
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 6:17
ヘッドライトを着けてのスタートだったのでゆっくり歩きでしたが、休憩除いても130分!
登りも下りも火山岩凝固した凹凸の上を歩くため、距離や標高差には表れない難しさがありました。
まわりが明るくて道馴れしていれば、やっと100分かなぁ…
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【2020.1.3現在】 阿蘇山は噴火警戒レベル2(火口周辺1km立入規制) ※常に最新情報を参照する必要があります ◆気象庁HP「阿蘇山」 https://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/activity_info/503.html ◆阿蘇市 http://www.city.aso.kumamoto.jp/category/spotinfo/ |
その他周辺情報 | どんどこ湯(11:00〜21:00受付) https://www.dondoko.arden-aso.jp/ 下山後の入浴はいくつか日帰り施設がありますが、熊本市街地方面へ向かう途中にある便利な場所でした。 |
写真
感想
前日の霧島山行の後は、熊本市内に移動し、泊まれるスーパー銭湯で一夜を過ごしました。
九州に住んでいた頃はドライブで訪れることはあったけど、山に登ったことはなく、初の阿蘇登山となります。
早朝4時には出発し、5時30分には仙酔峡登山口に到着しました。
着いたときは他に1台のみ、前日の霧島山とは違いました。それもそのはず、登山口には注意を促す看板も掲げられており、一般的なハイキング道ではない様子。
事前のリサーチでは最高峰の高岳火口周辺と、先に続く中岳、南峰までが第一火口の半径1km圏外ということで現時点での安全圏です。
仙酔峡尾根は「バカ尾根」と呼ばれており、急な登りが続く道です。ヘッドライトを装備してスタートすると、後方にはカルデラの夜景を前衛として、久住連山の稜線が闇夜に浮かび上がっています。空にはまだ星が瞬いており、独特の幻想的な風景が見られました。
阿蘇は九州のヘソと呼ばれるだけあって、内陸部になるため、明け方の気温はかなり低かったように思いますが、二日目の登山だったので息子の調子も悪くありません。
足元は凝固した火山岩の凹凸のため、多少の歩きにくさはありました。
阿蘇は完全なる独立峰のため、見た目以上に山体の大きさを実感しました。登っても登ってもなかなか上にたどり着きません。
夜明けを迎え、見上げると周りは岩壁だらけ…黄色いマーカーを頼りに岩場の隙間を縫っていくように、ゆっくり焦らず高度を上げていきます。
登山口から約2時間半でようやく高岳の火口壁へたどり着きます。その壁の上から見えたのは、文字通り絶景でした!
高岳が成す大きな火口壁の先には、真っ白な噴煙が立ち上ぼり、荒涼とした山のピークがずっと先まで続きます。改めてここは正真正銘の火山であり、地球は生きていると肌で感じられる場所でした…
稜線上には我々以外に人の姿はなく、どうやら貸しきりのよう。防風&火山灰ガードのために持ってきたネックゲイターがここでは役立ちました。
青い空に続く荒々しい稜線を登ると高岳の山頂、ここが阿蘇の最高地点です。
私にとっては、これで九州にある日本百名山6座を達成することができました。
高岳から先は必須ではありませんでしたが、風向きも悪くなく、第一火口そばの中岳までは安全に進めました。中岳山頂を踏んだ後は、風をよけられる場所まで移動し、息子と買ってきたオニギリを頬張りました…
なんだかんだで小さいながらも着いてきてくれる息子、最近は学校や習い事も忙しくなってきて、前ほど自由はきかなくなってきましたが、こうして山で過ごせる時間は、決して当たり前ではなく貴重なんだよなぁと考えていました。
〔おやこ山行224 by sekihiro〕
コメント
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sekihiroさん、koh-TAくん、明けましておめでとうございます。
元旦早々からの連登で、着実に進んでいますね。
また、仙酔峡ルートからの詳細レコ有難うございます。標準CTがかなりキツイこと、中岳までは行けること、そして火山灰が積もっている岩稜ルートであること、大変参考になりました。
2カ月後に100座目としてトライする予定です。CT短縮して・・・等と目論んでいましたが、計画を練り直しします。
その時まで火山が大人しくいていてくれれば良いのですが。
fireboltさん
今年も宜しくお願いします!
今回の阿蘇登山もギリギリまで、「大丈夫かな?行けるかな?」という具合でした。
この前日に登った霧島の獅子戸岳も今ではまた規制エリアに戻ってしまいました。
日々の情報収集って大変だけど、必要ですもんね。
そうですか〜、何と最後の一座が阿蘇だったのですね!
今から楽しみ、ワクワクしますね。
私たちは夜明け前にスタートして、ゆっくり上がって行ったので、通常ならもう少し早く登れると思いますよ(^-^)
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