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記録ID: 217105
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無雪期ピークハント/縦走
鳥海山

49.鳥海山 「夏空グラフティ」

2012年08月04日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
13.8km
登り
1,212m
下り
1,212m

コースタイム

0400鉾立−0530賽の河原0540−0615御浜小屋0625−0700七五三掛0705−0820御室小屋−0845山頂 所要時間:4時間45分

0900山頂−0915御室小屋0925−1035七五三掛1040−1120御浜小屋−1150賽の河原−1220鉾立 所要時間3時間20分

合計:8時間5分



天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
駐車場は鉾立駐車場を利用。

駐車場までは比較的走りやすかったです。

駐車場は比較的広く、100台前後(観光客の分も含め)は駐車可能だと思います。
コース状況/
危険箇所等
序盤は石畳で敷き詰められて歩きやすかったのですが、七五三掛からは本格的な登山道が始まるので気を引き締めて登りたい所です。

御室小屋から山頂までは岩場になるので、ストックやポールを収納して登った方がいいです。結構難所なんで、覚悟すること。
取りあえずは普通にっていうことで
2012年08月03日 20:49撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/3 20:49
取りあえずは普通にっていうことで
鉾立の駐車場
2012年08月03日 03:52撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/3 3:52
鉾立の駐車場
鉾立から見た鳥海山
2012年08月03日 05:39撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/3 5:39
鉾立から見た鳥海山
鉾立から見る夕日 綺麗だったなぁ〜
2012年08月03日 06:50撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/3 6:50
鉾立から見る夕日 綺麗だったなぁ〜
さて、登山開始!
2012年08月03日 16:36撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
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さて、登山開始!
鳥海山もクッキリ綺麗
2012年08月03日 16:49撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
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鳥海山もクッキリ綺麗
登り始めはこんな感じ
2012年08月28日 19:25撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
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登り始めはこんな感じ
2012年08月03日 17:05撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
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2012年08月03日 17:22撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
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2012年08月03日 17:46撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
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朝日を浴びる登山道
2012年08月03日 18:03撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/3 18:03
朝日を浴びる登山道
御浜小屋
2012年08月03日 18:15撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/3 18:15
御浜小屋
鳥海湖
2012年08月03日 18:15撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/3 18:15
鳥海湖
御浜小屋で休む登山者
2012年08月03日 18:18撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
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御浜小屋で休む登山者
2012年08月03日 18:18撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/3 18:18
夫婦で登る鳥海山
2012年08月03日 18:33撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
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夫婦で登る鳥海山
2012年08月03日 18:36撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
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山頂がここまで大きく見えるようになりました
2012年08月03日 18:38撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
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山頂がここまで大きく見えるようになりました
石畳で歩きやすい
2012年08月03日 18:41撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
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石畳で歩きやすい
逆光なのはそれだけ天気が良い証
2012年08月03日 18:45撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
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逆光なのはそれだけ天気が良い証
2012年08月03日 18:53撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
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七五三掛(なみかけ)
2012年08月28日 19:29撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/28 19:29
七五三掛(なみかけ)
七五三掛で一本
2012年08月03日 19:01撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
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七五三掛で一本
急登を登ると・・・・
2012年08月28日 19:29撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/28 19:29
急登を登ると・・・・
分岐が現れ、左側を選択すると・・・・
2012年08月28日 19:30撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/28 19:30
分岐が現れ、左側を選択すると・・・・
「なぁんとぉーーーー!!!」
(シーブック・アノー(辻谷耕史)@機動戦士ガンダムF91)と叫んでしまう難所が!
2012年08月28日 19:30撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/28 19:30
「なぁんとぉーーーー!!!」
(シーブック・アノー(辻谷耕史)@機動戦士ガンダムF91)と叫んでしまう難所が!
雪渓を渡って
2012年08月03日 19:26撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
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雪渓を渡って
雪渓を登る
2012年08月28日 19:31撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/28 19:31
雪渓を登る
御室小屋に着いた 神社もあるよ
2012年08月03日 20:23撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/3 20:23
御室小屋に着いた 神社もあるよ
ここからは岩場
2012年08月28日 19:32撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/28 19:32
ここからは岩場
一旦降るので、気が萎える
2012年08月28日 19:33撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/28 19:33
一旦降るので、気が萎える
やっと到着 山頂です!
2012年08月03日 20:49撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/3 20:49
やっと到着 山頂です!
山頂からの眺め その1
2012年08月03日 20:51撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/3 20:51
山頂からの眺め その1
山頂からの眺め その2
2012年08月03日 20:51撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/3 20:51
山頂からの眺め その2
撮影機器:

感想

第49座 夏空グラフティ

 7月某日、僕は会社の会議室に呼び出された。そこで宣告されたのは、9月20日をもって解雇するという通達だった。早い話がリストラの対象になったということだ。
 解雇通告を受けた僕は、ここ数日は何もする気も起こらず、その現実を受け入れることにしたのはそれから4〜5日経過した頃だったと思う。既に残っている有給休暇を消化のため休んでいる最中であり、今こそ、社会人の身分では出来なかったことを今やろうと思って、一ヶ月にも及ぶ東北・北海道の旅を計画した。
 
 交通手段は自分のクルマ。宿泊は車中泊、幕営、YH泊と決めて、エイ、ヤーという感じで、一ヶ月にも及ぶ旅の計画を立てた。何分、こんな長期間の旅は初めてのことで、一日何キロ走れるのか見当もつかないまま計画を立て、それが完成したのが7月の下旬。

 それが終わっても、荷物を作らなければならない、登山道具は全てクルマに詰めて、その他に必要そうなものは次々とクルマに詰め込んだ。こうして旅の準備が整ったのは8月に入ってのことだった。

 8月2日に一宮市にある自宅を出発。道の駅能生のキャンプ場で幕営。

 8月3日に能生から日本海側に北上して山形県に入り、鳥海山の登山口がある鉾立に着いたのは夕方だった。この日はここで車中泊するつもりだった。今回は今まで乗ったRAV4からプリウスに変わって初めての車中泊となるが、取りあえずここまで来れて良かったなぁという思いで一杯であった。この日見た夕日も見事であった。

 8月4日、旅の始まりで慣れないせいか、ほとんど眠れなかった。3時には観念して起きてパッキングや朝食を食べ、ストレッチをやって、4時に鉾立を出発した。これだけ早いのは、御浜小屋までは登山道がしっかりしており、道に迷うリスクが少ないと踏んでの早めのスタートだった。

 その予想は的中した。登山道は石畳のように敷き詰められており、これをたどっていけば大丈夫だった。6時15分には御浜小屋に着いた。御浜小屋の向こうには鳥海湖があった。ここまでは順調に登れていると思った。七五三掛(なみかけ)までは石畳で舗装された登山道を歩いた。7時に七五三掛に到着。ここまではなだらかで歩きやすかった。

 七五三掛から先は急登の登山道となった。登り切ったところで分岐に着いて、左にいくと「千蛇谷」にいき、右にいくと「外輪」にいくのだという。どっちにしようか迷った挙句、左の「千蛇谷」の道を選択した。その道を選んで早々、僕は思わず叫んだ。

「なぁんとぉーーーーー!!!」(シーブック・アノー(辻谷耕史)@機動戦士ガンダムF91)

それはハシゴがかけられて、そのハシゴの前後に5〜6人のパーティーが懸命に登っていたのだ。いきなりの難所にうろたえる僕。その登って来るパーティーが登り終えてから、僕はハシゴを慎重に降った。

 難所はさらに続く。雪渓が広範囲に残っており、滑らないように一歩一歩横切った。しばらく登ると今度は雪渓を直登しなければならなかったが、いずれも踏み跡がしっかりあったお陰でクリア。当然、アイゼンも不要であった。その後もつづら折りの急登を登って、8時20分、御室小屋に着いた。

 ここから先は山頂まであと15分程度。見た感じ、岩場が続くので、気を引き締めなければ! と思った。いざ取り付いてみると、登るだけ登って、途中、岩と岩との間を降って通らなければならないところがあって、さすがに挫けた。僕はここでストックをしまって、慎重に岩の裂け目を通って再び登った。岩のところどころに
「世界平和」の文字が刻まれていた。

 そして8時45分、山頂に着いた。天候にも恵まれ、取りあえず、一座を幸先良く登り切り日本百名山50座目まであと一座となった。15分ほど休んだ後、来た道を戻り、12時20分には鉾立に戻った。その後は、道の駅象潟ねむの丘 眺海の湯の温泉に浸かり、八甲田山に登るべく酸ヶ湯温泉の駐車場へ向かった。

八甲田山へ続く・・・・

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