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Yamareco

記録ID: 2173896
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無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

【200名山・過去レコ】中央ア・安平路山(摺古木休憩舎より:藪山が笹の刈り払いで快適尾根に!激ダートの東俣林道が核心部…)

2010年09月20日(月) [日帰り]
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GPS
07:25
距離
14.5km
登り
1,015m
下り
1,001m

コースタイム

日帰り
山行
6:12
休憩
1:13
合計
7:25
5:40
5:45
14
第2水場
5:59
6:00
32
6:32
6:37
21
6:58
7:03
59
8:02
8:05
24
8:29
8:47
43
9:30
9:47
19
10:06
10:08
31
10:39
10:43
44
11:27
11:28
16
11:44
11:46
4
11:50
12:00
30
水場
天候 高曇り・一時小雨、のち薄日差す
過去天気図(気象庁) 2010年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
木曽福島で駅レンタカー借り、南木曽〜妻籠宿経由で大平宿へ。東俣林道(ダート・超悪路:4WD必須…)を摺古木休憩舎まで走り前泊(駐車スペースあり、タクシーも休憩舎前まで乗り入れ可)
コース状況/
危険箇所等
・休憩舎近くに複数の水場あり
・摺古木山までは直登ルート、展望台経由の迂回コースあり。(山岳展望の良い朝方の登りは迂回コース、下りは直登コースがオススメ…)
・摺古木山からの主稜線、笹藪が繁茂していると登降に難渋予想(当方登山時は笹や下草がしっかり刈られており超快適…。草刈り隊の皆様に多謝です!)
その他周辺情報 南木曽温泉・あららぎ荘で日帰り入浴可
摺古木展望台より、中央アルプス主脈を望む。高曇りながら、越百〜空木〜南駒から木曽駒までの主稜線の峰々が縦にギュッと凝縮して眺められ、感動のひととき。
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摺古木展望台より、中央アルプス主脈を望む。高曇りながら、越百〜空木〜南駒から木曽駒までの主稜線の峰々が縦にギュッと凝縮して眺められ、感動のひととき。
こちらは伊那谷を挟んでお隣の南アルプス核心部。右から聖、赤石、荒川、塩見、仙丈(?)のオールスターが勢揃い!
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こちらは伊那谷を挟んでお隣の南アルプス核心部。右から聖、赤石、荒川、塩見、仙丈(?)のオールスターが勢揃い!
摺古木山山頂の三角点と山名標。「中央アルプス最南端」の文字に感慨ひとしお…。
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摺古木山山頂の三角点と山名標。「中央アルプス最南端」の文字に感慨ひとしお…。
刈り払いの行き届いた快適な尾根道を辿り、笹に埋もれた一軒家の体の安平路小屋へ。背後には意外に立派な安平路山が堂々と鎮座。ここに泊まって強烈な藪と格闘、念丈岳〜越百山を目指すのも男のロマンかと…(小生には最早その気力・体力もなし…〈溜息〉)
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刈り払いの行き届いた快適な尾根道を辿り、笹に埋もれた一軒家の体の安平路小屋へ。背後には意外に立派な安平路山が堂々と鎮座。ここに泊まって強烈な藪と格闘、念丈岳〜越百山を目指すのも男のロマンかと…(小生には最早その気力・体力もなし…〈溜息〉)
拍子抜けするくらいアッサリと安平路山頂に到達。噂に違わず、ほぼ展望ゼロの超地味なピークながら、秘峰を究めた歓びもひとしおです…
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拍子抜けするくらいアッサリと安平路山頂に到達。噂に違わず、ほぼ展望ゼロの超地味なピークながら、秘峰を究めた歓びもひとしおです…

感想

お盆休みの北ア・霞沢岳、8月末の大無間山と難関峰をどうにか攻略、9月の秋雨シーズンに入った後も、僅かな晴れ間を狙って精力的に200山行脚へ。この週は中央ア南端のヤブとダートの超悪路林道で“武装”した寂峰・安平路山をターゲットに定め、3連休の中日から特急あずさで出撃です。塩尻から中央西線に乗り継ぎ、木曽福島で気合の入った4WDの駅レンタカーを借り出し(JR運賃・特急券が割引となる上、往復の中央道渋滞が避けられオススメ、但し帰路のスケジュールが流動的で、特急の指定券が取りにくいのが難点…)。木曽街道を南木曽〜妻籠と観光気分で走り抜けた後、ほぼ廃村化した大平宿(注:後年、移住者が入り村落再生の動きあり)を過ぎると、いよいよ本コース第1の難関、東俣林道へ。聞きしに勝る強烈ダートの連続に激しい雨裂、落石やデコボコに我がレンタカーも思わず悲鳴を上げますが、笹藪漕ぎに往復の林道歩きが加わるのは真っ平御免、と頑張ってハンドルを握り締め、午後5時前に何とか初日の寝ぐら・摺古木休憩舎に到達してホッと一息。ちょうど下山してこられたシニアのご夫婦に直登コースの状況など道の様子を伺い、小屋に入ると同宿者はゼロ。水場も近く、レトルト夕食を済ませラジオで大相撲中継を聞いたりして平和に寛いでいると、午後6時過ぎ、辺りが薄暗くなる頃に後発組2パーティ・4名が到着、小屋の中はにわかに賑やかとなります。彼らの騒がしい料理に酒盛り、そしてやっと寝静まったと安心する間もなく、スゴいイビキに当方ほとんど一睡もできず、これでは明くる日の山登りに差し支える、と堪らず夜11時過ぎにレンタカーへ避難、窮屈な車中泊に甘んじます…。
 未明にはタクシーでもう1パーティも到着、さすがに秋の3連休、とこの超マイナーな山域の時ならぬ人気ぶりに思わず感心しながら、朝4時前には起床。後続パーティの爆睡を尻目に、小屋で手早く朝食を済ませ、予定通り午前5時過ぎに小屋を出発です。水場を過ぎて間もなく、直登コースの分岐あり、往路は中央アのパノラマ目当てに展望台経由の迂回コースを辿ります。少々ヤブは煩いものの、30分強で摺古木展望台に到着、ほとんどが展望のない樹林帯歩きのこの日のコースでは貴重な、中央ア核心部までの縦方向に“圧縮”された山並みの展望を楽しむことができました。
 ここからは稜線歩き、「中央アルプス最南端」の印象的な標識のある摺古木山、白ビソ山と尾根を進みますが、意外にも笹藪や下草がしっかり刈り払われ、拍子抜けするぐらいの歩きやすいルートに一安心。白ビソ山付近ではパラパラとにわか雨に降られますが、予定よりかなり早いペースで8時半前にはメルヘンチックな安平路小屋に到着。朝食が早かったこともあり、小腹が空いてきたためここで昼食のオニギリを半分消化。しっかりカロリー補給して最後の登りをクリア、9時半には呆気なくご本尊の安平路山に到着です。樹林に囲まれほぼ展望ゼロの山頂は、間違いなく200名山でも最も地味なピークと言えそうですが、中央ア南端の秘峰を単独で究めた達成感はこの上なく、手早く残りのオニギリを平らげて下山にかかります。帰路は摺古木山から直登コースを辿り、往路より遥かに快調なペースでつづら折れの斜面を駆け下り、水場でクールダウンして昼過ぎには無事休憩舎に帰着。再びの超悪路を慎重に走り抜け、南木曽温泉でサッパリ入浴、着替えを済ませて、沿線観光など楽しみながら木曽福島へ。予定より早めに帰り着いたため、1本早いあずさに指定券を変更。土産を仕入れ、信州ソバをすする余裕も持てて、藪漕ぎの苦行を逃れてコースタイム短縮できた恩恵は計り知れないものでありました。
 ということで、これにて200山巡りも残り8座。いよいよラストスパートに入り、次の週末も虎視眈々と次なるターゲット(妙義山)攻略を狙います!
            〈2020. 1月再録〉

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