6歳&4歳児とゆくだいぼうけん都留アルプス
- GPS
- 04:03
- 距離
- 5.4km
- 登り
- 352m
- 下り
- 371m
コースタイム
天候 | 肌寒い曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
かえり:富士急行・都留市駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
整備は完璧。 わかりにくい分かれ道がいくつかあった。ここで迷ったところで遭難にはならないけど……。 |
その他周辺情報 | より道の湯 |
写真
感想
去年5月にいっしょに山登りしたRくんママから、またどこかに登りたいと連絡。
息子に聞くと「ぜひとも」というので、今回は妻も連れてハイキングにすることにした。
前回はまだ3歳、ママに抱っこされて進むことの多かったRくんは大丈夫だろうか。Rママいわく、走るのが大好きになったからいけると思う、と。
ならば4歳でも大丈夫そうな低山を探そう。
どこかでも書いたかもしれないけれど、高尾山はおやまに登りたい幼児にはまったく向いていない。
とくに1号路、コンクリの道が延々と続くだけで、植物も昆虫もたいした発見がない。登りきる前に、子供はすっかり飽きてしまうのだ。息子もそうだったし、高尾山で山登りが嫌いになった子も何人か知っている。
自然いっぱいで、適度なアップダウンがある山。そして男児を連れてゆくなら面白い電車のあるところ。あと温泉。
ということで、富士急行線も楽しめる都留アルプスにGO!
都留アルプスは、都留市の南側に連なる低山をハイキングコースとして整備したもの。ルートの長さを調節できて、エスケープもいくつかある。
大月で富士急行線に乗り換え、都留文科大学駅へ。本当は富士山ビュー号に乗りたかったけれどこの日は定期点検中だった。
電車を降りたら都留文科大学のほうに向かう。Rママは学生時代に部活でここに来たことがあるらしい。当時はほうとうのことを知らず、あずきほうとうをオーダーする痛恨のミスをしたという。それはご愁傷様すぎる。
息子が、なぜかずっとブーブー言い続けている。眠いのだという。動きも鈍い、気になる。息子はこの前の週にインフルエンザA型にかかっていた。
都留文科大学入口から奥に進むと、大学関連の建物のあいだに楽山公園があった。ここが都留アルプスのひとつの入口。
小さな丘になっている公園の上から、アルプスに入る。……はずなんだけど、道がふたてに分かれているよ? 上にいく道と下にいく道、子供たちは速攻で下を選ぶ。
しばらく歩くと、さっきの「上」の道が丘の上を通っていて、この道は丘のふもとを進んでいる。どう考えても上が正解だ。
丘がすり鉢状になっているところに、作業用の道かもしれないけど、簡素な木の階段があった。よし、ここを登ろう。ルートがよくわからないところもあったが、無事上の道に出た。
見晴らしのよい、丘の上の道。そこで息子はキツネノチャブクロを発見する。踏むとバフッと胞子を飛ばすキノコである。最高のおもちゃとしてR君に紹介、しばらくママたちの悲鳴をよそにバフバフ大きのこふみ大会が繰り広げられた。
竹笛を吹いたりヤッホーしたり、楽しくミニ尾根歩きをしていたところ、逆サイドからヤッホーの声がする。
息子がヤッホーを返したところ、あちらさん大爆笑。都留文科大の学生らしき女子たち、まさか自分のヤッホーが子供の声で返ってくるとは思わなかったのだろう。しばしヤッホーを応酬し、またねーばいばいーと叫びあってまた山にもどる。
R君はどうやら、少し急な長いくだり道が怖くて苦手らしい。ママの助けを借りながらくだる。一方息子はなんだか調子がよくない。無表情でスタスタ進んでゆく。
森にはいったところで、道がふたてに分かれていた。先行する息子と僕は、さっき左を選んで失敗したので右に進んでみる。すると鉄塔を発見! そして行き止まり! 息子が「いきどまりだよー」と叫びながらダッシュで戻る。ちょうどRくんたちと妻が分岐点についたところだった。道しるべかなにか、あればいいのに。
少し進むと、ベンチを発見。ここでおにぎりやコーヒー、スープなどをいただく。座っているとすぐ寒くなる気温、お湯を持ってきたのは正解だった。
その先には東屋があった。こっちにすればよかった……まあよし。友愛の森というそうだ。
いちどくだって、また登るとそこは本日はじめてのおやま、天神山。わりとあっさりしてて頂上感うすいけど、、、
と、ここでヤママユが枝にぶら下がってるのを発見! Rくんはもちろん初めて、息子も枝についてるのは見たことがなかった。ふたりとも興味津々。これを糸にして編んだらいい服ができるんだよ、とRくんに教える息子。でもそのヤママユが少し具合悪そうなのは内緒にしておこう。
天神山をおりたところには「ピーヤ」と呼ばれる水道橋があった。なんとなく裸の芸人を思い出すけれど、これは英語のpierから来ている。橋の下で手をならすと、共鳴してパパパパパパパン!っていう音になる。鳴り龍というらしい。これは面白い! みんなで鳴り龍しまくる。
ここからもういちど坂を登る。ここで見事に緑色のウスタビガのまゆを発見! これはRくんにとらせてあげよう。さらにはアシナガバチの巣も発見! 冬だからたぶん空き家だけど、念のためそっとしておこう。でも、冬のおやまはいろんなたからものがあって面白いでしょ?
のぼりきったところは、パノラマ展望台。ベンチがあるのでひとやすみ。今日はくもり、富士山は見えないけど都留市の街並みが一望できる。富士急行の電車がのんびり走っている。
尾根をつたい進むと、長安寺山、ついで白木山の頂上。ウキウキ気味のRくん、またおやま?としんどそうな息子。ちょっと珍しい、少し心配。それでもここまでのあいだにウスタビガのまゆを6個も見つけて満足そうではある。
のぼりがいきなりキツくなる。気楽な山歩き、と思っていたけれどなかなか骨のある坂だ。ロープもあるくらいの激登りを前に、息子は早く温泉いきたいムード満載。息がきれそうになったあたりで、本日最高峰の蟻山山頂についた。
ここにはテレビの中継装置があり、小屋のようになっている。ぜひドアを開けましょうとRくん。いややめとこうな、というかたぶん開かない。
少し奥に烽火台跡があるようだが、ちょっと見ている余裕はないかな。ここをおりたら温泉だ、最後がんばろう!
山頂直下はロープをつかみながらのくだり。ファミリー用ハイキングコースだからといってあなどってはいけないようだ。
なだらかな尾根に出たところで、露出した岩のすきまを通り抜ける。バリエーションがあって、ほどよい冒険感を楽しめるいいハイキングコースだ。
谷村方面分岐から発電所を見下ろし、富士山のいない富士展望台を過ぎたら、下界へとくだる道。金比羅神社方面と西涼寺方面、温泉に近そうなので後者を選ぶ。けっこう急なくだり。
余裕のない息子は妻の手を引いてさっさとおりていってしまう。Rくんは急なくだりが怖いので、おっかなびっくり。落ち葉でしりすべりをしながらゆっくりおりる。
そして西涼寺に到着、本日のやまのぼりは完了! Rくん、4歳でよくここまで歩きました!
あとは都留市駅を通り過ぎて、「より道の湯」へ。なぜか露天風呂の一部とつぼ湯が使えなくなっていたけど、広いおふろを満喫。子供コーナーでおっかけっこをし、ごはん(と大人たちはビール)をいただいて帰路へ。
おつかれだったふたりとも、帰りの電車で寝てしまった。だいぼうけん、楽しかったね。こんどはもうちょっとだけ、高いおやまにチャレンジしてみようか。
ちなみに調子のずっと悪かった息子は単に眠かっただけと判明。なんだったのか。
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