鎌倉山〜八丁平〜峰床山〜チセロ山〜三本杉
- GPS
- 07:55
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 1,192m
- 下り
- 1,107m
コースタイム
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 7:56
天候 | 晴れ/薄曇り/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
京都バス - 花背農協前〜烏丸北大路 800円 京都市営地下鉄 - 北大路〜四条 260円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■坊村〜鎌倉山 坊村バス停近くの橋を渡り、少し北にある登山口から入山。 やや急な斜面を少しだけ登り、尾根に乗ります。 この先、地形図では急傾斜ですが、適度なジグザグ道なので、登りでは問題なし。 林道を越える辺りから傾斜は緩みますが、登山口から鎌倉山まではほぼ登りのみです。 植林帯では踏み跡を追うのが難しく感じられ、今回もヤマレコMAPのみんなの足跡から逸れて歩いてしまっています。 その後は基本的には踏み跡ははっきりしており、道迷いの心配は少なそうで、道なりに進むと、鎌倉山山頂です。 ■鎌倉山〜八丁平〜峰床山 支尾根に注意しつつ進む事になり、倒木で微妙に進行方向への注意を逸らされる箇所があるように感じます。 現在位置と進行方向の把握をきっちりとできるようにしておく必要があるでしょう。 八丁平は周遊路を歩く形になっており、湿原内への進入は禁止されています。 クラガリ谷を登ると他のルートに合流し、程なくして峰床山山頂に至ります。 ■峰床山〜俵坂峠〜チセロ山 右側に谷を見つつ進んで行くと分岐があり、左から順に八丁平方面、フノ坂峠方面、俵坂峠方面となっているはず。 俵坂峠方面へは、地形図には表れていないけど、斜面を少し登ってから進みます。 下って行くと林道が交差しており、すぐ近くの『俵坂歩道』と記された標識の地点から山道へ進みます。 P864を経て、俵坂峠に至ります。 林道に出合って、右折。 林道を進んだ後、『こもれびの森歩道』の標識があり、ここから尾根道へ。 アップダウンのある道で、迷い込みそうな支尾根はあまりなさそうだけど、進行方向に注意しつつ進んで行くと、チセロ山山頂に到着です。 ■チセロ山〜三本杉〜大悲山口バス停 チセロ山山頂からは林道のような幅広の道で、展望所を経て、その先で林道に出合い、右折。 すぐ先に標識があり、折り返すように左折。 道なりに進んで行くと、『三本杉歩道』との標識があり、そこで左折して下りにかかります。 急斜面をジグザグに進むようなルートが設けられており、道幅が狭めのトラバース道を主に進むようなイメージなので、足元に注意して下ります。 傾斜が緩んだ辺りには杉の大木があります。 その後も注意が必要な辺りなどを経て下り終えると、沢に出合います。 程なくして、三本杉が目の前に現れます。 以前は三本杉に近づく事が可能でしたが、現在は保護のための柵が設けられ、少し離れた位置から見る事になります。 この先は林道歩きとなり、峰定寺の参道入口に至ります。 その先は舗装路を歩いて行くと、大悲山口バス停に到着です。 |
その他周辺情報 | トイレ - 坊村バス停、峰定寺参道入口、花背農協前バス停 公衆電話 - 大悲山口バス停付近 |
写真
感想
雪がなさそうなので、どこに行くかで迷う。
昨年は京都北山へあまり出かけられなかったとの印象で、峰床山へは1回のみでした。
例年なら、積雪の影響もあり、この時期に今回のルートを歩くのは時間不足になってしまいそうだけど、幸か不幸か、今年は雪不足で実現できるはず。
春にも歩く予定なので、花の開花時期を占うべく、様子を見つつ歩いて来ました。
準備を整え、坊村バス停からスタートです。
バスの乗客の皆さんは比良のお山へ向かわれるようだけど、こちらは安曇川の対岸へ。
水神社にて手を合わせた後、鎌倉山の登山口から入山です。
急斜面を少し登ると尾根に乗り、これまでと同様の風景に安心感を覚える。
イワ繋がりの野草をいつものように写真に撮り、この後の撮影は程々にと心に言い聞かせる。
まだ体は思うように動いてくれず、少し息が乱れつつ登って行くと、林道に出合う。
この先は傾斜が少し緩み、しばし歩いて行くと、ぶな平に到着です。
名前ほどにはブナが多くないとの印象だし、紅葉の頃と違い、この時期は地味で、常緑樹の低木が増えつつあるような気がしてしまう。
植林帯を経て、シャクナゲの群生地で花芽の付き具合を流し目でチェック。
もう少し歩くと、イワウチワやイワカガミの群生地があり、開花がどれぐらいになりそうなのかと観察してみるけど、判断できるほどの知識がある訳でもなく。
何となくだけど、イワウチワは昨年以上に早く開花しそう?
イワカガミはまだ花の気配はなく、どうなりますか。
群生地を過ぎて振り返ると、冬枯れの樹林越しに武奈ヶ岳方面が見え、標高の高い辺りは白くなっています。
雪ではなく、霧氷との印象で、何とか枝に遮られない場所を見つけ、そこで撮影。
静かな道を歩いて行くと、鎌倉山山頂に到着です。
以前とは違う位置にあるピークハンターさんのプレートを眺めつつ、小腹を満たしての休憩。
ここからは支尾根に注意しつつ、オグロ坂峠へ向かいます。
それなりに日射しがあるせいか、冬枯れの森は淡い色合いながらも、どこか温かみがあり、春の訪れが近いかのように感じてしまう。
イワウチワやイワカガミの群生が所々にあり、開花時期に来なくてはとの思いが強まる。
千年杉はどっしりと佇んでいるし、いくつもの谷の源頭部が誘いかけるように姿を現しては後ろへと消えて行き、いつも通りの風景がそこにあります。
自分と山だけの世界に浸る事ができ、京都北山へ戻って来たのを実感です。
気分良く歩いて行き、緩やかな谷と並走する区間で少しだけ倒木の処理をして、すぐにオグロ坂峠に到着です。
このタイミングで八丁平方面へ進んで行く人が見えたり、後ろから歩いて来た人に軽く挨拶したり、峠に滞在中の団体さんがいたりで、ちょっとした賑わいとなっていました。
八丁平へ向けて、南下します。
一帯は冬枯れで地味な色合いで、雪は全くない。
そうだろうなと思っていたので、まずはこの時期に歩いているのを良しとしたい。
八丁平の入口にて前を歩いていた女性のペアに追いつき、ご挨拶。
予定していなかったけど、P916に寄ってみたくなり、どうしようかと考えながら歩く。
結局、寄らない事にし、一般のルートを引き続き進み、分岐にて八丁平を離れ、クラガリ谷へ。
地味な風景が続くので、八丁平を周回してオグロ坂峠に戻り、尾根を辿って峰床山山頂へ行けば良かったという気がするけど、時間に不安があるので、仕方がない。
わずかに雪が残っており、虚しい気分で撮影。
谷を登り終えると尾根を辿るルートに合流し、程なくして峰床山山頂に到着です。
誰もおらず静かな山頂にて、昼食にします。
時間は問題なさそうなので、次はチセロ山へ向かいます。
来た道を引き返して行き、すぐに展望所に到着。
ここからだと蓬莱山には雪がないように見える。
イワウチワの道と言いたいぐらいにそこかしこに群生しているのを見ながら進んで行き、俵坂峠を通過、林道歩きを経て、こもれびの森歩道へ。
倒木が所々で目に入ったり、枝が散乱していたりで、少し荒れているかなという感じだけど、基本的には良い雰囲気の尾根が続きます。
イワウチワの群生地となっている斜面があり、以前と同様の密生具合となっていて、さらに範囲が広がっているような気もする。
小ピークを経て、程なくしてチセロ山山頂に到着です。
ここでもピークハンターさんのプレートは見つからず。
山頂は倒木で荒れており、もう時間の不安はないので、少し片付けます。
三本杉方面へ下って行きます。
P826に寄り道した後、本格的な下りとなり、道幅がやや狭めのトラバース道だったり、登山道の整備に使われた杭がつまずきやすそうな状態となっていたりなので、注意しつつ。
P761にも寄った後、地味な道を下り続けると、沢に出合います。
すぐに三本杉が視界に入って来るのだけど、以前とは違い、柵が設けられており、近づく事はできなくなっています。
高さが日本一と認定された事により、訪れる人が増えたはずで、根を保護するための措置のようです。
少し離れた位置からではあるけど、雄大で美しいのは変わりなく、本当に素晴らしい。
実際に自分の目で見て欲しいなと思います。
ここからは林道歩きで、その林道も整備されたよう。
峰定寺の参道入口を経て、その後は舗装路歩きとなり、大悲山口バス停に至ります。
バスの到着まで時間があるので、少し食事をした後、先へと進みます。
結局、花背農協前バス停まで歩き、ここでゴールとしました。
積雪期に八丁平を歩きたいと思っているのだけど、公共交通機関を利用しての山行だと、峰床山の山頂を踏んだ上で八丁平を周回するのは時間的に難しそう。
この冬は雪が少なく、時間の制約をクリアできそうなので歩いてみたけど、やはり雪がないと物足りない。
とは言え、京都北山を歩くのは独特の楽しさがあり、今回は一般のルートのみを歩いたけど、春以降にはまた探索しつつの山行をしてみたいですね。
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