蓬莱山〜打見山〜比良岳〜烏谷山
- GPS
- 10:30
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 1,653m
- 下り
- 1,645m
コースタイム
- 山行
- 8:40
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 10:30
天候 | 晴れ/薄曇り/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰路 - JR湖西線の比良駅にて乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■蓬莱駅〜小女郎谷〜小女郎峠 蓬莱駅から登山口への道中に東屋があるので、登山の準備などに利用可能。 堰堤に出合って右に進むと、登山口です。 沢沿いの道を何度か渡渉しつつ進みます。 水量が多くなると、通りにくくなりそうな箇所があるかも。 道幅がやや狭くなっているトラバース道やガレた道など、下りで利用する際には少し気を付けたいですね。 最後はやや急な斜面を直登気味に進むと、小女郎峠に到着。 すぐ近くに小女郎ヶ池があるので、寄ると良いでしょう。 ■小女郎峠〜蓬莱山〜打見山 人気の縦走路でもあり、道ははっきりとしています。 ■打見山〜比良岳〜烏谷山〜金糞峠 ゲレンデを下って行き、標識に従って右折すると、すぐに木戸峠へ至ります。 アップダウンのある縦走路を進んで行くと、比良岳の標識があります。 やや薄めの踏み跡を辿り、比良岳山頂へ。 縦走路に戻り、葛川越を経て全般的に急な斜面を登り返すと、烏谷山山頂です。 荒川峠の先では、従来の道は滑りやすくなっていますが、すぐ横にバイパスがあります。 南比良峠を経て、堂満岳への分岐にて右折せず、そのまま縦走路を進みます。 ロープ場があったりで、少し進みにくい所があるけど、特に問題となるほどではないはず。 堂満岳からの東レ新道と合流し、縦走路を辿って行くと金糞峠へ至ります。 ■金糞峠〜北比良峠〜ダケ道〜大山口〜比良駅 特に問題のない道が続きます。 前山を経て、すぐに北比良峠です。 ダケ道は良く整備されており、安心して利用できるルートです。 ダケ道を下り終えると正面谷の沢に出合い、対岸に大山口の標識があります。 この後、途中からは『山と高原地図』に記載されているのとは別のルートを歩いていますが、こちらの方が良いと個人的には思っています。 以上、無雪期について。 積雪期には、状況に応じて様々な対応が必要になるはずです。 びわ湖バレイの敷地内を歩く際には、一定の注意や配慮を。 |
写真
感想
新たに雪が積もったようなので、再び比良山系へ。
この時期としては例年よりも積雪量が少ないはずなので、少し長めのルートを設定。
登り始めは小女郎谷からで、2018年12月の山行を思い起こしつつ歩いてみようと思う。
以下、その山行を『例の山行』と表記しています。
いつものように湖西線の始発列車に乗り、まだ少し薄暗い蓬莱駅からスタートです。
びわ湖バレイの灯りが山上に見え、標高の高い辺りの山肌は白くなっている。
しばし歩いて行き、東屋にて休憩。
その後も林道歩きが続き、やっとの事で登山口に到着。
まだ雪はないけど、スパッツを装着。
薬師ノ滝は寒々しい雰囲気で、ここを過ぎた辺りから少しずつ雪が見られるようになる。
渡渉箇所は特に問題なく、例の山行では嫌な感じだった辺りも普通に通過。
ロープ場をいくつか通る辺りから晴れて来て、青空を見ながら気分良く谷を登って行きます。
沢を離れ、直登に近い感じで登って行くようになるけど、積雪量は少なめなので、ここでも苦労せずに済み、例の山行の時とは大違い。
レスキューポイントでカメラを落として、レンズまで濡らしてしまう失態。
最後の斜面は少し進みにくくなるけど、別に問題はなく、濃い色合いの青空に引き寄せられるように雪の道を登って行きます。
凹部を脱出すると、視界が一気に広がり、うっとりするような光景に見入ってしまう。
斜面にいたシカがこちらに気付き、逃げ去って行く。
幸福感にじんわりと包まれながら歩を進め、小女郎峠に到着です。
風もあまりなく、穏やかです。
パンを食べつつ、周囲の風景を楽しみます。
前日のものと思われるトレースを辿り、小女郎ヶ池へ。
傍らの斜面は雪のない時期以上に魅惑的で、木々には霧氷が付いているよう。
理想を言えば、積雪量がさらに多ければという感じ。
小女郎ヶ池には氷が張っているけど、その上にほとんど積雪していないようで、池の範囲がきちんと判別できる。
これはこれで魅力があり、青空との対比が美しい。
ゆっくりと見ていたいけど、木戸峠の先の状況が不明なので、早めに小女郎峠に戻ります。
例の山行ではトレースのない中を歩く事になり、かなり苦労したのだけど、この日は快適な雪山歩きです。
ちょっと踏み跡から逸れて歩いてみると、吹き溜まっていたのか、太ももぐらいまで埋もれてしまい、あの時を少し思い出します。
このまま絶景の稜線歩きを続けられるのかなと思っていたのだけど、琵琶湖側からガスが押し寄せ始め、次第に曇り空に。
京都北山は晴れているようで、ちょっと羨ましくなる。
登頂直前に再びカメラを落としてしまい、落ち込んだまま蓬莱山山頂に到着です。
すでにびわ湖バレイは賑わい始めており、無雪期以上に登山者の肩身が狭いように感じてしまう。
ゲレンデの端っこのネット沿いを下って行くと、スタートの蓬莱駅で挨拶をした方が登って来られていて、少し離れているので軽く会釈したのみですが、気付いてもらえたか、どうか。
鞍部まで下り、ゲレンデ外の斜面を登り始めると係員の方から言葉をかけられ、「ゲレンデに戻る際には、靴に付いている土を落としてから入るようにして欲しい」との事。
左側のゲレンデでは、結構な数の人がそれぞれに楽しんでおられるよう。
日射しが再び戻って来ている中、打見山山頂に到着です。
落ち着かないので、トイレのみの滞在とします。
雪不足のためか、閉鎖されているゲレンデを下って行きます。
途中で滑って尻もちをついてしまうけど、誰も見ていないし、別に良いか。
分岐にて右折し、すぐに木戸峠に到着。
雪は多くなさそうだし、葛川越の前後の斜面に不安が残るので、ワカンではなく、12本爪のアイゼンを使用してみる事に。
結局、昨シーズンは使わないままに終わり、宝の持ち腐れになってしまったので、この冬は使っておきたかったのです。
比良岳に向けて、縦走路を辿ります。
トレースはあるけど、本来のルートにこだわらずに歩いているとの印象。
トレースのない時に歩くのも想定して、自分なりの見極めを交えつつ歩くようにしてみるのだけど、変な方向に進んだりしてしまう事もあり、それなりに難しい。
こんなに遠かったかなと思いつつ歩き、比良岳の標識に到着。
序盤の貯金を使い切ってしまったらしく、コースタイムに追いつかれたよう。
山頂へ行くのが億劫に感じられるけど、トレースを辿り、比良岳山頂に到着です。
静かで、冬の光景が広がるのみ。
標識に戻り、引き続き縦走路を進みます。
大岩を過ぎると傾斜が増し、慣れていないアイゼンで転倒したりしないように慎重に下って行きます。
トレースに惑わされず、本来のルートを選択し、葛川越に到着。
心配していた区間の前半を終了し、次は急斜面の登りに転じます。
無雪期に比べると、やはりしんどいけれど、登りは危険な感じはなく、気分的に楽です。
登り終えると、烏谷山山頂に到着です。
曇り空なのが残念だけど、展望を楽しみつつの昼食とします。
心配していた区間を過ぎ、時間的にも問題はなさそうで、少し安堵。
荒川峠に到着すると、トレースは峠道へと続いており、縦走路にはトレースはなし。
特に問題のない区間のはずなので、静かな雪山歩きを楽しみます。
南比良峠に到着した頃合で再び晴れて来て、何ともありがたい。
堂満岳への分岐を過ぎると、縦走路にはシャクナゲの木がいっぱい。
久しぶりに人とすれ違い、すぐに金糞峠に到着です。
この辺りからは人を見かけるようになり、長く感じられる道を歩き、ようやく前山を経て、北比良峠に到着です。
ちらほらと人の姿があります。
思っている以上に疲れていたようで、風景を楽しみつつの休憩。
後は下山するのみで、安心のダケ道へ。
神璽谷降下点の手前での撮影の際に声をかけていただき、主に比良のお山のお話しを。
一緒に下っている間にも色々とお話しをして、普段とは違う時間を過ごさせてもらいました。
初めの会話中にヤマレコのアプリのお知らせのアナウンス音が流れ、その流れからヤマップやヤマレコの話になり、僕がヤマレコのユーザーなのもお伝えしたので、これを見ていただいているはず。
タイミングが遅れてしまったけど、カモシカ台にてアイゼンを外し、軽くなった足で下って行き、大山口に到着です。
比良駅まで車で送って行きましょうかとの申し出をしていただいたのだけど、これまでの山行の際と同様、ゴールとなる駅やバス停まで歩くというスタイルにこだわらせてもらう事にし、トイレ前にてお別れです。
ありがとうございました。
この日の余韻に包まれながら歩き、比良駅の手前でいつものように比良のお山を振り返り。
すぐに比良駅に到着し、今回も無事にゴールです。
暖冬で雪の少ない状態が続いており、嘆きの言葉を目にする機会が少なくない。
雪山歩きに慣れていない身としては、この時期に未踏の区間を長めに歩く事が可能となり、逆に好都合な面もあるように感じています。
2週間前と同様に、程々の積雪の中、楽しく歩く事ができました。
とは言え、少し物足りないのは事実なので、これからの寒波がどれぐらいの雪をもたらしてくれるのか、推移を見守りたいですね。
こんばんは。当日北比良峠からご一緒させていただいた者です。素晴らしい詳細な記録でよくわかりました。今週はだいぶ積もってるみたいですね。またお会いできたら嬉しいです。お互い安全登山を楽しみましょうね。
その節はありがとうございました。
いつもダケ道ではイワカガミなどをちらちらと見る以外は、スタスタと下ってしまうのだけど、山の話を色々とさせてもらい、楽しく歩く事ができました。
長文のレコを見ていただき、ありがとうございます。
短い文章にまとめるのが下手で、こういうスタイルでやらせてもらっています。
細かく書いておくと、後で読み返した時に当時の事を思い出しやすく、自分のために書いているような部分もあったりしますが。
今回の寒波で新たな積雪があったようですね。
この土日に京都府最高峰の皆子山へ行きたかったのだけど、風邪で体調が十分でなかったりで、自宅待機となってしまいました。
数日後からはかなりの高温との予報なので、それ以降だと、この冬に近場での雪山歩きはもうできないかも知れないですね。
11日に両親と愛宕山へ行く予定なので、雪の感触を楽しみたいと思います。
そうですね、またどこかのお山でお会いできれば。
同じ山へ繰り返して出かけるタイプなので、可能性は十分にありそう?
今後もよろしくお願いしますね。
思っていたよりも積雪があったようですね。
まだレコのチェックはできていないけど、タイトルに『撤退』の文字があったりするし、苦労されているよう。
一定以上の積雪になると、本当に大変になりますからね。
愛宕山はそれなりに積雪があるはずで、楽しみを取っておくべく、直前のレコは見ないようにしておきます。
11日は天気が良さそうなので、まずまずの人出になりそう。
昨年の秋以降に何度か歩いた時のように、雲海が出てくれれば良いのだけど、可能性は低そうかな?
こちらは保津峡駅からツツジ尾根へ向かうので、お会いするとすれば、合流地点から先の区間でしょうか。
fujimoto1968さんは以前に一度歩かれているとの事だったはずなので、思い出しながら歩いてみて下さい。
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