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Yamareco

記録ID: 2205055
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
近畿

鈴鹿・946m 宮指路岳 新雪の松ノ木谷〜イワクラ尾根縦走・ヤケギ谷

2020年02月02日(日) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 三重県 滋賀県
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kenny その他1人
GPS
--:--
距離
8.2km
登り
816m
下り
819m

コースタイム

日帰り
山行
6:46
休憩
0:59
合計
7:45
7:30
150
大石橋
10:00
150
イワクラ尾根
12:30
12:40
1
馬乗り岩
12:41
13:30
105
宮指路岳
15:15
大石橋
尾根上の縦走は足首までの新雪歩行での時間です。
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2020年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
新名神の鈴鹿PAスマートインターは椿大神社のすぐ側。アプローチは格段に良くなりましたが、小岐須渓谷へは案内板もほとんどなく、朝明や宮妻などと比べてやはり人少ない上に林道も狭い。

夏季シーズンだけオープンの小岐須渓谷キャンプ場の奥、大石橋まで林道で入る。

林道の落石防止のため、屏風岩から少し先で法面工事中。早朝は三角コーンも置いてなく、大石橋まで車で入れてしまうが、帰路は工事車両が狭い林道に停車していたりと迷惑をかけてしまう場合があるので、ご注意を。
工事が始まる時間になると三角コーンが置かれてその先には入れません。

大石橋を渡り谷へ入る林道入口に数台の駐車スペース有り。
コース状況/
危険箇所等
降雪直後、谷を詰めて稜線へ。雪が踏跡を隠す上、岩や落ちている木を踏み抜いたりと、松ノ木谷は意外と時間がかかった。

大岩谷や他の枝沢との分岐など、雪化粧した景色に変わると案外間違えやすいので、常にコンパスと地図で方向を確認して進む。
源頭の急登は降雪があるとずいぶん危ない。キックステップで慎重に登る事。

イワクラ尾根から県境稜線を宮指路岳までは危険箇所もない尾根道。尾根が方向をかえる場所がいくつかあるので、踏み跡のない降雪直後は方向を確認して進む。赤テープに従って歩くとかえって雪のコンディションでは歩きにくい。風で地肌が見えている稜線の西寄りが歩き易く、雪の吹き溜りや一部雪庇になっている東寄りは歩きにくく時間がかかる。

宮指路岳山頂から東海展望までは所々岩の稜線で、風が強い。
下りに選んだヤケギ谷は午後から雪が溶けて滑りやすかった。
その他周辺情報 椿大神社。
詳しくはブログにて。
 ▶ https://kenny3.jp/archives/4160
小岐須渓谷の奥、大石橋。手前の駐車スペースは2台駐車がやっと。
小岐須渓谷の奥、大石橋。手前の駐車スペースは2台駐車がやっと。
橋を越えた松ノ木谷へのびる林道入口の方がまだ多少広いので、車を移動。この林道から登山開始です。
橋を越えた松ノ木谷へのびる林道入口の方がまだ多少広いので、車を移動。この林道から登山開始です。
しばらくで林道を外れ、松ノ木谷へ入渓。この辺りは降雪なし。
しばらくで林道を外れ、松ノ木谷へ入渓。この辺りは降雪なし。
花崗岩ごろごろ、いかにも鈴鹿の沢といった感じの松ノ木谷。
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花崗岩ごろごろ、いかにも鈴鹿の沢といった感じの松ノ木谷。
降雪直後の沢。トレースもないので、本流を外れると進退極まります。慎重なルーファイ必須です。
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降雪直後の沢。トレースもないので、本流を外れると進退極まります。慎重なルーファイ必須です。
思いのほかはやく雪が出て来ました。
思いのほかはやく雪が出て来ました。
何かの足あとがついてます。
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何かの足あとがついてます。
登る、登る。とにかく登る。
登る、登る。とにかく登る。
松ノ木谷源頭。稜線まであと一息がしんどいです。キックステップの急登10 分、太ももパンパン。あー、情けない。
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松ノ木谷源頭。稜線まであと一息がしんどいです。キックステップの急登10 分、太ももパンパン。あー、情けない。
10時過ぎ、ようやく稜線。水沢岳(左)から続く鎌尾根の先、鎌ヶ岳。奥に御在所岳。
2020年02月02日 10:05撮影 by  iPhone XS, Apple
2
2/2 10:05
10時過ぎ、ようやく稜線。水沢岳(左)から続く鎌尾根の先、鎌ヶ岳。奥に御在所岳。
快適にイワクラ尾根を歩く。標高が低い雲母峰(きららみね)まで今朝はうっすら雪化粧。
2020年02月02日 10:26撮影 by  iPhone XS, Apple
1
2/2 10:26
快適にイワクラ尾根を歩く。標高が低い雲母峰(きららみね)まで今朝はうっすら雪化粧。
雪をまとうと「ミニ槍」と言われるのも納得の格好良さの鎌ヶ岳。
2020年02月02日 10:30撮影 by  iPhone XS, Apple
2
2/2 10:30
雪をまとうと「ミニ槍」と言われるのも納得の格好良さの鎌ヶ岳。
見る方向で大きく山容が変わる山。イワクラ尾根からはシンメトリックで、いかにも『山』といった感じがいいです。
2020年02月02日 10:30撮影 by  iPhone XS, Apple
1
2/2 10:30
見る方向で大きく山容が変わる山。イワクラ尾根からはシンメトリックで、いかにも『山』といった感じがいいです。
イワクラ尾根と県境稜線の分岐。ここからは左へ宮指路岳を目指す。
イワクラ尾根と県境稜線の分岐。ここからは左へ宮指路岳を目指す。
左手、振り返り見る入道ヶ岳。雪があるだけで大きな山に見える。
2020年02月02日 11:20撮影 by  iPhone XS, Apple
1
2/2 11:20
左手、振り返り見る入道ヶ岳。雪があるだけで大きな山に見える。
冬の鈴鹿、しかもビミョーに地味な入道ヶ岳と仙ヶ岳の間の稜線… 会った登山者は1人だけでした。
冬の鈴鹿、しかもビミョーに地味な入道ヶ岳と仙ヶ岳の間の稜線… 会った登山者は1人だけでした。
稜線左は雪の吹き溜り。右は西風で地肌が見えて歩き易い。
稜線左は雪の吹き溜り。右は西風で地肌が見えて歩き易い。
入道山頂の大鳥居が、見えるかな〜?
2020年02月02日 12:06撮影 by  iPhone XS, Apple
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2/2 12:06
入道山頂の大鳥居が、見えるかな〜?
新雪の稜線、気持ちイイ。
2
新雪の稜線、気持ちイイ。
目指す宮指路岳。山頂は右奥。
2020年02月02日 12:08撮影 by  iPhone XS, Apple
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2/2 12:08
目指す宮指路岳。山頂は右奥。
カワラコバ谷の下山路が別れる小岐須峠。ここから宮指路岳へ登り返す。
カワラコバ谷の下山路が別れる小岐須峠。ここから宮指路岳へ登り返す。
山頂手前、展望がひらける。谷に迫り出した大岩が。「馬乗り岩」です。
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山頂手前、展望がひらける。谷に迫り出した大岩が。「馬乗り岩」です。
岩の上からの展望は抜群。主稜線から外れて西側にあるからか、綿向山も頂きは真っ白。
2020年02月02日 12:32撮影 by  iPhone XS, Apple
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2/2 12:32
岩の上からの展望は抜群。主稜線から外れて西側にあるからか、綿向山も頂きは真っ白。
馬乗りする事なく、岩の上に立ちましたが、さすがに風があると怖いです。
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馬乗りする事なく、岩の上に立ちましたが、さすがに風があると怖いです。
ようやく山頂。展望に恵まれていませんが、程よく木陰、程よく日向(ひなた)。ランチには好都合の場所。
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ようやく山頂。展望に恵まれていませんが、程よく木陰、程よく日向(ひなた)。ランチには好都合の場所。
下山します。帰りはヤケギ谷ルートへ。
下山します。帰りはヤケギ谷ルートへ。
「東海展望」は展望良し。入道ヶ岳と雲母峰。
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「東海展望」は展望良し。入道ヶ岳と雲母峰。
鎌ヶ岳が「ミニ槍」なら双耳峰の仙ヶ岳は「ミニ谷川」。
2020年02月02日 13:50撮影 by  iPhone XS, Apple
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2/2 13:50
鎌ヶ岳が「ミニ槍」なら双耳峰の仙ヶ岳は「ミニ谷川」。
手が届きそうな程近くに見える伊勢湾に向かって下る道。
2020年02月02日 13:51撮影 by  iPhone XS, Apple
2/2 13:51
手が届きそうな程近くに見える伊勢湾に向かって下る道。
今回の展望、やはり一番オシはこの山、鎌ヶ岳。
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今回の展望、やはり一番オシはこの山、鎌ヶ岳。
同じ林道へ戻りました。小さな木の目印があります。
同じ林道へ戻りました。小さな木の目印があります。
無事に大石橋へ下山。雪のおかげで大幅に予定時間をオーバー、午後3時を過ぎていました。
無事に大石橋へ下山。雪のおかげで大幅に予定時間をオーバー、午後3時を過ぎていました。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ネックウォーマー 毛帽子 着替え ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) 食器
共同装備
ガスカートリッジ コッヘル

感想

降雪を全く想定していなかった相方。ズボンの裾は短く、靴も心細いライトタイプ。暖冬だからといって、低山だからとなめては痛い目を見ます。
足先の寒さに随分参っていました。
勝手知った鈴鹿の山ですが、この季節、しかも降雪直後に沢からのコース。一年を通して人気の御在所や藤原岳周辺と違い、宮指路岳はやはりポピュラーなエリアとは言い難く、出会った登山者はわずかに3人でした。
足首程度の積雪でしたが、歩くスピードはずいぶんと落ちるし、新雪で踏み跡は完全に隠されてルート取りも難儀に。
「午後1時には下山して、菰野の福村家でカレーうどんといこうか」なんて話も吹き飛んでしまい下山したのは3時。
冠雪した鎌ヶ岳や仙ヶ岳の展望と、新雪の地面に初めて足跡をつける嬉しさは十分堪能しましたが、やはり山はあなどってはいけないと気を引き締める気になる山行でした。
宮指路岳は目立たない山ですが、王道のヤケギ谷やカワラコバ谷からではなく、今回の松ノ木谷や大岩谷など、入道ヶ岳方面からイワクラ尾根経由で周遊する方が面白さがあります。
雪不足に笹枯れと、最近の鈴鹿の変貌ぶりに驚かされがちでしたが、今回は変わらぬ山の厳しさと優しさの両面を楽しめた今年の初山行でした。

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