和賀岳〜念願の頂にベニヒカゲ舞う
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- GPS
- 07:18
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,289m
- 下り
- 1,276m
コースタイム
8:48薬師岳-9:25小杉山-9:51小鷲倉-10:30和賀岳
10:56和賀岳-12:13薬師岳-13:47小路又駐車場
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
現在甘露水までは入れない 真木林道はロングダートだがほぼフラットで乗用車でも問題なし |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所 特になし 薬師〜和賀岳は登山道に草木や灌木、笹が被り気味で軽くヤブを漕いで行く個所が多く、ズボン特にひざ下はドロドロになる(スパッツ着用が良) 特に小鷲倉〜小鷲倉-和賀岳鞍部間は笹藪が腰から胸高で足元が見えない ただし、笹の上からなんとなくルートはわかるし、藪下のルートに大きなギャップは少ない 小杉山〜小鷲倉直下は刈払いされている |
写真
感想
和賀岳。毎年のように東北の主要な山々を訪ね歩いていた頃、奥羽山脈の秘峰として俎上に上げていたものの、不整脈で山から遠ざかり登る機を逸していた。大分くたびれたが、今日念願の頂へ。最も容易と思われる甘露水からのピストンだが、もっぱら3〜4時間の軽ハイクしか行っていない今の自分には目一杯の行程でどきどきものである。
レンタカーでの林道アプローチなので、明るくなってから真木林道に。ロングダートを腹をこすらぬよう慎重に進め、休憩舎のある小路又に着くと既に10台程先着車があり驚く。休憩舎に泊まったグループもあり。他も前夜のうちに入っていたようだ。秘峰どころか、結構な賑わいだ。
林道を10分ほどで甘露水登山口。登り出しは杉林で緩い登りだが、傾斜が急になる頃ブナの林の中を行くようになる。登山口の標高が低いためか、かなり暑い。まだ先は長いので、ペースは抑え気味て、ウチワはフル回転での登りである。滝倉で喉をうるおして一休み。急登しばしで、尾根上に出て行く手の稜線から南側の大甲方面の展望が開ける。道は主に尾根の南側をからみ気味に行く。花々も現れはじめるが・・・・暑い。尾根上で展望が効く分日差しも浴びるのに、風が全くない。薬師分岐に着いた時は既に汗だくだくだが、姿を見せた和賀岳に励まされながらもうひとがんばりして薬師山頂で大休止。エネルギー補給しながら見る和賀岳は小鷲倉の奥に南アルプスを思わせる大きな姿。遠いなあ〜!
縦走路は薬師山頂からちょっと戻ったところから下るが、結構草が被っていて、灌木の下を潜るような個所もある。傾斜が緩むと一面お花畑でハクサンボウフウ(?)、タカネツリガネニンジン、アザミなどが咲く。薬師平の標柱のあたりからはかえってヤブっぽい道になる。草丈が高くないのと傾斜が緩いのが救いだが・・・・相変わらず無風!日差しの前にはウチワも焼石に水で、オーバーヒート気味。小杉山からは刈り払いされた道。小鷲倉の登りは刈払い直後のようで、山頂手前に草刈り機が置いてあった。小鷲倉からは噂通り笹漕ぎの道だが、それほど丈が高くないので笹のやや窪んだところに向かって漕いでゆく。鞍部付近からは藪も薄くなり、直下は湿原状を経て、お花畑の中の和賀岳山頂に着いた。
暑さにばてばてで、結局登りに4時間も要してしまった。ともあれ念願の山頂、ノンアルコールビールで1人乾杯!頂上には先着者が数名いたが、ぽつぽつと登ってくる人と入れ替わる。高下からの人が、渡渉は大したことないが、林道が登山口までは入れず途中で通行止めで数十分余分に歩いたとのこと。
コケ平方面は東面からもガスが湧いてきている。羽後朝日岳方面もガスが巻き始めているが、時折垣間見える。山頂周辺のお花畑、トウゲブキはもう終わっているが、シシウド、タカネツリガネニンジン、アキノキリンソウ、ウメバチソウ、ハクサンフウロなどが咲く。そこをギンヤンマ、アキアカネなどのトンボ達、アゲハ、ベニヒカゲなどのチョウチョ達が忙しく飛び回っている。
下りは往路をそのまま戻る。小鷲倉の南に延びる支稜が雪崩に磨かれた岩襖を見せて印象的だ。登り返しもあるがやはり下り基調なのに加え、曇ってきたこと、少し風も出てきたこともあり随分楽だ。山頂では止まってくれなかったベニヒカゲも何とか途中で撮ることができラッキー。薬師平付近ではまた晴れてきて、しばし時間をつぶす。薬師岳で最後の休憩をとり、和賀岳に別れを告げる。途中滝倉で喉を潤し、2時前に駐車場に辿りつけた。
長い林道を慎重に下り、直近の中里温泉で汗を流し(雰囲気は御近所の温泉センターぽかったですが、通常\400、当日は半額だったのはお得でした)、さっぱりした後はレンタカーを借りた北上までドライブ。列車では今回のレンタカー利用での秋田駒、和賀岳登頂成功に、今度はアルコール入りで再度祝杯をあげたのはいうまでもありません。
和賀岳、大きな伸びやかな山姿は期待通りでした。ただやはり花の山としてはもう少し早い時期に来た方がよかったか?でも20数年来の念願がかない大満足です。
休憩所に泊まったパーティです(笑)
この日は本当に暑かったですね。
滝倉や甘露水の湧き水がとても美味しく感じました。
ところで出発時間を見ると、私たちの車(ハイエース、アウトランダー)の隣に駐車された方でしょうか。
http://yossy1904.exblog.jp/
御察しのとおり、休憩所前の駐車スペース、アウトランダー(の方だったかな)の左隣にチョコンとわ皀凜ッツを停めてました。前夜入り休憩舎に泊まられたとの話を交わした方がYossy1904さん?朝でもあの長いダートにヴィッツはどきどきもんでしたので、とても夜入る勇気はありませんでした(大曲の花火を眺めてました)。
あの日は朝全く風がなく、稜線に出ても涼しいどころか炙られるだけ
そんな暑い山を歩いた後の
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