戸倉山
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- GPS
- --:--
- 距離
- 5.1km
- 登り
- 644m
- 下り
- 629m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
ブンゲンに登った夕方から腹痛があり、翌日から下痢が3日間続いて、体調不良。手頃な山と云う事で、信州の戸倉山を選んだ。2012年5月27日朝、出発前にテレビを見ていると、「竹内洋岳、日本人初の8000m峰14座全山登頂達成」とニューズが流れていた。わたしが驚いたのは、この41歳の男は身長180cmでわたしと左程変わりが無いが、体重はなんと65kgとわたしより10kg以上軽い。下痢が続いて1kg減ったと喜んでいたが、わたしはまだまだデブ、1ヶ月ぐらい下痢が続かなくっちゃ。中央高速を駒ヶ根ICで降り、ナビにまかせて登山口のある戸倉山キャンプ場に。10台程度の駐車場はほぼ満杯であるが、最奥に車を停める。「戸倉山登山道→」に従って、ツツジが満開のキャンプ場に入る。カラマツの尾根を真っ直ぐに登る。急な階段の登りが続き、直に汗がしたたり落ちて来る。道は踏みしめられ、登りやすい登山道、先週の薮との格闘が懐かしい。30分程で、「ミツバツツジ保護区」の立て看板があり、その奥に丁度今が盛りとミツバツツジが群生。道はつづら折れとなり、傾斜は緩む。急な場所には壊れかけの丸太の階段がある。ウリハダカエデ、ミズナラ、ブナ、若葉が陽の光を浴び、新緑を輝かせている。「馬止の松」と、太い松の幹に埋め込んである。小回りのジグザグが大きくなったかと思うと、真っ直ぐの登りになったり、1時間弱で、「上の森コース」との分岐に出る。それからしばらく登ると、「5合目」の印が現れる。ずっと展望の無い道が続くが、ようやく樹間の開けた場所があり、覗いて見ると下にゴルフ場、なんだかガッカリ。「沢コース」への道を分け、「報恩の伝説 猿の松」、そして「天狗伝説の岩」を過ぎると、「7合目」。そして東屋が現れる。東屋には木製の椅子と机があり、鴨居に大きな鉄鍋がぶら下がっている。山の中で、鍋料理を囲んでいる人達の姿を想像する。傍らに、「金明水」という水場があるが、塩ビチューブからは水は流れ出ず、折角鍋料理を楽しみにして来ても、水が無ければ何ともならない。落ち葉の積もったフワフワの尾根道を真っ直ぐ登ると、「8合目」。10分もしない内に、「9合目」、嬉しいな。そして戸倉山山頂に到着。正面に、駒ヶ根市街を隔てて、雪を冠った中央アルプスの峰々が並んでいる。反対側には、二児山の向こうに南アルプス。塩見、農鳥、間ノ岳、北岳、仙丈と、白い峰々が連なっている。戸倉山は二児山から続く南アルプスの前衛峰、仙丈が間近に大きく迫っている。頂上には不動明王、霊犬碑があり、鉄製の古びた鉾が立て掛けられている。裏側に廻ると、石の祠、石塔、庚申碑、摩利支天尊碑が立ち並ぶ、信仰の山。丸太に腰を下ろし、中央アルプスを眺めながらオムスビを頬張る。宝剣岳、空木岳、南駒ケ岳、越百山、春霞の中、のんびりと頂上で過ごした。
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