ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 221745
全員に公開
ハイキング
北陸

取立山

2012年06月02日(土) [日帰り]
情報量の目安: B
都道府県 石川県 福井県
 - 拍手
GPS
--:--
距離
5.5km
登り
491m
下り
497m

コースタイム

8:55登山口―10:07取立山山頂―10:27避難小屋―10:41こつぶり山山頂―11:48大滝―12:09登山口
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車

感想

「マイカー登山 ベストコース 名古屋周辺」(山と渓谷社)を見て、越前の取立山を選んだ。2012年6月2日、朝6時半に自宅を出て、各務原ICから東海北陸道に乗る。白鳥ICで高速道路を降り、九頭竜ダムから大野を経て勝山に向かう。東山いこいの森キャンプ場から林道に入り、比較的整備された道を行くと、関所があり道路が遮断されている。取立山に登る前から取り立てが始まり、駐車料金500円を払って遮断器を開けて貰う。関所の番人のおじさんが、「ミズバショウが咲いていますよ」と教えて呉れる。広い駐車場にはすでに十数台の車が停まっている。ミズバショウが咲いている所はジメジメした所に違いない、念のためスパッツを装着しておく。登山口にある案内図を眺め、取立山〜こつぶり山〜大滝の周遊コースを辿ることにする。登山口の階段を上がると取立山と大滝の分岐があり、ここは右手の取立山への道に入る。しばらく広い道を歩くと、「取立山頂まで1.6km」の標識があり、そこから山道となる。タチツボスミレに迎えられ、石がゴロゴロする道をジグザグに登る。直に、おじさんを一人追い越す。わたしとしては少し速めで、おまけにクマ除けの鈴を鳴らしているので、前を行く人が急かされた気になるのだろう、また一人おじさんを追い越す。30分以上経った頃、展望が開けて周囲の山々が見渡せるようになる。定かではないが、おそらくは法恩寺山や経ヶ岳であろう。ジグザグ登りが終わり、尾根をほぼ真っ直ぐに登る。曇り空ではあるがちょっと暑い中、休まず頑張って登り、子供連れの家族を追い越す。ムシカリは散房状に、マルバウツギは円錐状に白い花を広げ、ヤマツツジが紫色の花を一杯咲かせている。おっ、チゴユリだ。これは珍しいと、写真を撮る。が、この先、チゴユリだらけとなる。マイズルソウも群れている。汗を一杯かきながらも、花々を楽しみ登って行くと空が開けて三角点が現れる。その先に取立山頂上の柱が立っている。正面に、雪が溶け始めてまだらに白い白山が、大きく横たわっている。頂上には、これを眺めながら数組のパーティーが腰を下ろしている。わたしも坐って水分補給。皆さんゆっくりしてなかなか動こうとしないので、わたしは早々と先に進む。取立山を下りると、「水芭蕉群生地まで600m」の柱があり、広々と展望の開けた中を気持ち良く歩く。イワウチワがポツンと咲き、終わりかけのショウジョウバカマ、中には元気なものもいる。取立山避難小屋から少し下ると、水芭蕉群生地があり、周遊コースとなっている。大きな葉っぱだけで花はなく、花の咲く時期はもう終わったのかと思っていると、真っ白なミズバショウが一輪。喜んで写真に納める。と、また一輪、そしてまた一輪。清流が音を立てて流れる中に、ミズバショウの群れ、今が盛りと咲き乱れている。一周し終わって元の道に出、それから5分程登ると、こつぶり山(1,264m)に着く。広い山頂では、あちこちでお弁当を広げている。まだ11時前、少し早目ではあるが、こんな気持ち良い場所を外すわけにはいかない。わたしも腰を下ろしておむすびを頬張る。目の前に白山の峰々が、やや霞んではいるが大きく連なっている。6月とは云え、ここはまだ春。のんびりと過ごしているつもりでも、まだ20分も経っていないが、もう充分。「大滝2.0km」の案内に従って下り始める。行く手の丘に登山道が伸び、そこを登っている人の小さな姿が見える。山また山の世界であるが、これから行く場所が見えるのは、心が落ち着く。長い階段を下って行くと、おじさんが道の脇を覗きこんでいる。何があるのかと近寄ると、「サンカヨウ」。よくまあこんな繁みの中、見付ける事が出来たもんだと感心する。ミヤマカタバミ、スミレソウ、チゴユjリ、アカモノ、タニウツギ、マルバウツギと、花々を楽しみながら下る。小滝が流れる沢を渡ると、間もなくロープが現れ、それを掴んで濡れた崖を高巻いて、足の置きどころを見定めて慎重に下り、滝壺のふちに降り立つ。涼しい風が頬を冷やす。成る程、「大滝」の名に相応しい滝である。ここからは遊歩道、キランソウ、キンポウゲ、マムシグサ、ミヤマキケマンと花盛り。帰り着いた駐車場には、来た時より倍程の車が停まっていた。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:433人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 白山 [日帰り]
取立山(周回コース)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
1/5
雪山ハイキング 北陸 [日帰り]
取立山憩いの森ログハウスからの尾根コース
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
1/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら