記録ID: 2217926
全員に公開
ハイキング
房総・三浦
手強い麻綿原高原 七里川温泉〜石尊山〜初日山往復
2020年02月11日(火) [日帰り]
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
![](https://yamareco.org/include/imgresize.php?maxsize=90&crop=1&fname=%2Fuploads%2Fyp7e5590c06e07468.jpg)
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 08:11
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 841m
- 下り
- 830m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:53
- 休憩
- 2:06
- 合計
- 7:59
距離 16.7km
登り 841m
下り 842m
11:52
11:53
17分
タブの木分岐
16:25
ゴール地点
ジオグラフィカおよび手書き記録によります
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
祝日朝 8:05到着時、一番乗り 帰着時 16:25、3台駐車。向かいにも路駐あり。日中は混雑していたのかも。 七里川温泉いろりの宿の駐車スペースに300円/日という情報もありましたが、当日はそのような表記が見当たらなかったので路肩にしました。なお、トイレは無いので注意です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
不明瞭箇所、荒廃箇所あり。 ・七里川温泉〜石尊山 温泉施設いろりの宿の左手から小道に入ります。道なりに進むと案内付きの二股で右へ入ります。林に入ると、旧道と思われる深くえぐれた窪地の右肩(川でいうと左岸)を行きます。リボンがあるので迷いません。しばらく行くと表登山道と裏登山道の分岐に出ます。ここは表登山道へ進んでみました。その後、踏み跡は次第に不明瞭となり、リボンが頼りになります。更に行くと再び裏登山道への分岐が現れます。今回は道標に従って裏登山道へ行きました。しかしこの先も、さらに踏み跡が不明瞭となりリボン頼りです。GPS(ジオグラフィカ)で軌跡を見ると表でも裏でもないところを歩いてました。 復路では祠の正面から表登山道を辿りました。しかし、こちらは荒廃してます。朽ちた石段が歩きづらく、脇を歩きました。表登山道はお勧めしません。 ・石尊山〜大岩壁 石尊山山頂をそのまま奥へ下りていくと、電波塔が見えてきます。踏み跡に従ってフェンス沿いを行くと電波塔の裏手で舗装路に出ます。その先に二つ目の電波塔があるので、こちらもフェンス沿いに進みます。フェンス沿いに歩くのは1辺目だけです。2辺目まで行ってしまうと踏み跡が途切れてしまいます。1辺目の角に、下りていく踏み跡が続いてます。この道が正解です。GPS(ジオグラフィカ)で確認すると、向かうべき麻綿原方面とは逆へ向いていますが、踏み跡はこの後ヘアピンカーブして麻綿原方面へ向かいます。私はこれに気が付かず、尾根筋を忠実に辿ろうと急勾配を強行して滑落してしまいました。読図能力の無さを痛感します。 ・大岩壁〜モミ次郎 崩落個所を回避する迂回路を通ります。迂回路は足場の悪い急傾斜を上り下りする難路です。特に往路では2,3個ある最後のピークが難関でした。ピーク手前の急登では踏み跡が二手に分かれてます。直登コースを行きましたが、ザレ気味で滑ると滑落必至で危険でした。もう一方はトラバース気味に高度を稼いでいきます。復路ではこちらを使いました。こちらの方が幾分安全ですが、道幅が狭く崩落気味でした。このピークを登りつめると、尾根上に左右どちらにも踏み跡が付いており迷ってしまいました。ここは右へ進むのが正解です。尾根伝いに降下していくとすぐ、リボンが多数付いている箇所に出ます。ここで尾根から山肌へ「レ」の字に曲がります。しかしここがまた崩落しており、危険でした。何とか慎重に下りれば、通行止め箇所の逆側に出ます。これで迂回路が終了します。 その後は倒木が流入した窪地を行きます。地面が湿っているので、滑らないよう要注意です。窪地ゾーンはすぐに終わります。難所を抜けて気持ちの良い道をしばらく行けばモミの大木モミ次郎に着きます。 ・モミ次郎〜妙法生寺(初日山) ここからはスタンダードな登山道です。途中大きな木の倒木が道を塞いでいる箇所がありました。木の根に固着している土を踏み抜かないよう注意が必要ですが、難なく乗り越えられると思います。いくつか東大演習林への分岐(立ち入り禁止の表示があるので迷いません)を越えて行くと、左手に舗装路が出てきます。我々は舗装路に下りたのですが、登山道はつながっており、そのまま登り返すと初日山に出ます(復路で歩いた)。舗装路を行くと妙法生寺に至ります。トイレがありますので助かります。初日山の山頂標のある所は通路状になっており狭いです。少し進むと、西側の斜面の上部にベンチがあるので、そこでお昼ご飯にしました。 |
その他周辺情報 | 七里川温泉いろりの宿:日帰り入浴 880円 http://shichirigawa-onsen.com/spa.html 内湯(熱め)と露天(温め)があります。建物や風呂、脱衣所等は鄙びた古めかしい感じでしたが、お客さんが結構入っており、にぎわってました。その割に風呂は空いていてゆったりできました。湯上りには大広間や囲炉裏のあるフロント前のスペースで寛げるようになってます。旦那さんも女将さんも丁寧で感じが良かったです。 道迷い遭難 / 羽根田治 著 https://www.amazon.co.jp/gp/product/4635047881/ref=dbs_a_def_rwt_bibl_vppi_i3 これを読んで歩いてみたくなりました。遭難事故を機に道標が多数設置され、現在はわかりやすくなっています。それなのに今回迷ったのは、単なる私の予習不足です。 |
写真
撮影機器:
感想
道迷い遭難 / 羽根田治 を読み、訪れたくなりました。現在は道標が整備され歩きやすくなっていますが、それでも石尊山の不明瞭箇所や、小倉野分岐より先にある迂回路の荒廃など、かなり手強い印象でした。また、累積標高差は小さく肉体的には楽なはずですが、行程のほとんどが眺望の無い森の中で、計画時間より遅れていたこともあり、精神的に疲労する山行となりました。
一方で初日山からの眺望は、森の中から急に開けて劇的な展開でした。今回山の中で会ったのは、歩きだしてすぐに居た何かの採集と言っていた中年男性(理科教員?)一人でした。それ以降は誰にも会わず、静かな山歩きが出来ました。
メジャーでないので静けさが堪能できる反面、未整備や不明瞭箇所が多いという難点がある房総の低山でした。けしてナメてはいませんでしたが、とてもキツかった。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1554人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する