熊鷹山・丸岩岳・野峰:前半はスリルの渓谷美・後半はなだらかな稜線美、半袖隊長、有難うコミュニティーバス
- GPS
- 06:16
- 距離
- 19.1km
- 登り
- 1,257m
- 下り
- 1,210m
コースタイム
- 山行
- 5:48
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 6:16
累積標高(上り): 1184m /累積標高(下り): 1127m
(標高グラフ機能の「SRTM標高」値を採用)
★EK度数:36.585=19.11+(1184÷100)+(1127÷100÷2)
→→→判定「●EK32〜40未満 日帰りとしてはきつい」
EK度数=合計距離+(累積標高上り÷100)+(累積標高下り÷100÷2)
Thanks to murrenさん⇒
http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=142
【参考文献レコ】
分県登山ガイド08栃木県の山(山と渓谷社2018年7月1日初版)
38熊鷹山(くまたかやま1169m)・丸岩岳(まるいわだけ1127m)
清流の渓谷美をもつ好展望の山
watasaruさん:2019年12月29日(日)ありえない熊鷹山丸岩岳
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2158515.html
kaori509さん:2019年05月12日(日)おり姫バスで、ツツジ咲く熊鷹山・根本山 栃木百62・63(野外活動センターから梅田ふるさとセンターまで)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1845917.html
天候 | すっきりしない晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
【復路】梅田橋BS15291558桐生駅16001657小山駅1703新宿駅地元駅 佐野市営バス:さーのって号野上線(310円/乗車時現金払い) (注)野上線を利用するには〕用者登録(佐野市役所)∋前予約が必要:登録方法⇨ https://www.city.sano.lg.jp/kurashi_gyosei/kurashi_tetsuzuki/kotsu_bus/shiei/rosen/8047.html 足利市営バス:おりひめバス梅田線(200円/降車時現金払い)時刻表⇨ http://www.city.kiryu.lg.jp/_res/common/koukyoukoutsu/orihime/ume2018.pdf |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況【emj:158]】 ‘刺犬呂曚箸鵑匹覆、沢沿い歩きや幅広尾根歩きが多く、薄い踏み跡と各種テープだけが頼りの中〜上級者向けコース。 ⊇薺藜圓箍搬河△譴蓮峭圓ぬが仏」です。 J県登山ガイドで技術度1(5段階)となっているのは過小評価だと感じます。 ●小戸川バス停〜熊鷹山登山口 林道歩き。最初は舗装路だがやがて砂利道。台風被害(倒木・がけ崩れ)処理は「概ね」なされているが、クルマは2km付近で通行止め。その後、一般車両では乗り越え不可能な土砂崩れ箇所があるが、歩行には支障なし。 ●熊鷹山登山口〜丸岩岳分岐〜夫婦杉 登山口を示す道標もない。主に狭い沢筋の右岸沿いを進む。色んな小滝を見ながら遡上し、何度も桟橋を渡るが、台風被害後の補強はなされている。しかし崖上(最大落差20m?)トラバース箇所(クサリ・ロープなし)もあり、そこは沢床へ滑落したら、即アウト。また落ち葉の吹き溜まりで足下が怪しい箇所や岩や樹木の出っ張りも多く、細心の注意を払うべし。 ●夫婦杉〜熊鷹山 夫婦杉の先で右から流れ込む小沢への分岐点が怪しい。沢床のため明確な踏み跡もない。その先で小沢から離れ、涸沢沿いに登り詰めるが、やがてだだっ広い斜面となると堆積した落ち葉で踏み跡がなくなる。拙者はそこで道を失い、仕方なく右上に見える尾根筋へ斜面を直登し熊鷹山へ通じる東南尾根に乗った。しかしガイド本通りであれば、落ち葉が堆積する斜面をトラバース気味に進んで南南西に下る尾根に乗るべきだったようだ。 ●熊鷹山〜丸岩岳 基本は南南西に下る尾根沿いの道。途中で右裾を巻くように伸びる踏み跡を行くとすぐ右下に林道が見えるが、そこに行くと丸岩岳を巻いてしまうので行ってはならない。 ●丸岩岳〜野峰 やはり南南西に下る尾根沿いだが、次第に幅広くなり、踏み跡が途中で分岐したり、落ち葉で隠れて見えなくなる。散見される各種のテープを丹念に拾って支尾根に突っ込まないこと。最後は約100mほど登り返す。 ●野峰〜野外活動センターBS 分かり辛さでは本コースの中で随一の区間。それまでは基本は尾根通しで好かったが、幅広尾根の下りとなって踏み跡が薄い・落ち葉が多いなどの要素から進行方向を定めにくい。拙者はここで道を外してしまい、斜面トラバースで復帰した。自然林から人工林(植林帯)になると、作業道と見られる踏み跡が濃くなり、ジグを切りながらただひたすら下る。途中で梅田ふるさとセンターへの道(分岐道標あり)を見送り、野外センターへ向かうも、バス時刻に焦っていたこともあり、よく道も分からぬまましゃにむに下ったら、民家裏手の塀の上に出てしまい尻ズルしながら降り立った。 ★水場:夫婦杉を過ぎ右から流れ込む小沢(分県登山ガイドに拠る) ★渡渉箇所:小戸川 ★泥濘状況:近時の暖かさで地中の氷柱が融けたのか?水で緩んだ土が滑って歩き辛い ★積雪状況:なし ★蜘蛛の巣 :なし ★その他:部分的に深い落ち葉の吹き溜まりがあり、崖上トラバースでは足元注意 ☆半袖 タイム:小戸川沿い林道林道の途中から最後(梅田橋BS)まで ★半袖 出会い指数:ゼロ ☆半袖 驚かれ指数:ゼロ ★入山者:小戸川沿い林道で初老男性ソロを追い抜く |
その他周辺情報 | ★登山ポスト:なし ★駐車場:バス利用 ★トイレ:梅田橋BS(水洗・和式) ★携帯:基本的に圏外 ★食料調達処:せず ★酒類調達処:NewDays小山駅(改札内) ★お土産処:買わず ★飲食店:寄らず ★温泉:寄らず ★宿泊施設:日帰り |
写真
感想
【コミュニティーバスなくして有り得ないコース取り】
新型肺炎の国内感染拡大が収まらない中、「山に行くべきか?行かぬべきか?」
「これが正解!」がある訳ではありませんが、きっと空いているであろう群馬県境に近い熊鷹山・丸岩岳・高峰(栃木県佐野市〜桐生市)の縦走に出掛けました。
熊鷹山には6年半前に登っていますが、そのすぐ近くに位置し「栃木県の山」で紹介されてる丸岩岳には未踏です。
同書ではマイカーでアクセスし南側登山口から両山を周回するコースが紹介されています。
しかし、さーのって号(佐野市営コミュニテイーバス)を利用し、片道6km弱の林道をアルバイトすれば、紹介されている周回コースを回れそうです。
但し15時までに小戸川バス停に戻ることが前提です。
当初はその積りでしたが、更にコースチェックしていたら、丸岩岳から更に野峰へ縦走し、県道66号線に下れば、おりひめ号(桐生市営コミュニティーバス)を利用して桐生市街に戻ることができるのが分かりました。
「こりゃ、好いわい!」マイカー登山ではなしえない…電車バス利用派の特典です。
歩跡(赤線)が重複することなく、すっきりときれいな逆V字を残せます。
またさーのって号乗車には事前予約が必要ですが、おりひめ号は予約不要かつ最終便は18時台と万が一でも安心です。
【前半はワイルド・後半は踏み跡探し】
登山道は思っていた以上にワイルドでした。
詳しくは「コース状況」に書きましたが、前半(登山口〜熊鷹山)までは台風被害の影響もあるのでしょうが、川・沢沿いの道や桟橋にビビりつつ、涸れ沢になってからの急登は道を探しながら…最後は見失って斜面を直登しました。
実は2013年9月に道を間違え途中まで下ってしまったことがあります。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-347415.html
従って二度目ではあるのですが…覚えていないものですね。
…と言うか、枯れ葉が積もった時期はルーファイが難しくなるものだと改めて思いました。
後半(熊鷹山〜県道66号線)まではなだらかに尾根筋を下るので体力的には楽なのですが、そもそも入山者が少ないためか、踏み跡が不鮮明です。
また道標もほとんどなく、テープ・リボン類とGPSが頼りです。
野峰まではほぼ尾根筋トップ目なので、まだマシなのですが、野峰以降の自然林では(大袈裟に言うと)登山道はないと考えた方がいいです。
もちろん踏み跡はありますし、植林帯に入ると明確な作業道が現れますが、急いでいたたためあまり確認もせず目に付いた踏み跡に突っ込んで行ったら…民家の裏庭へ。
最後は尻ズルで下降し、皆様をお騒がせしてしまいました_(._.)_
【新型肺炎予防になるか…?】
ところで…都市部での新型肺炎感染予防には「満員電車バスには乗らない」が一積ん手段。
東武伊勢崎線田沼駅までは早朝でもあり、2m間隔を保つのは余裕です。
土曜なので補修に通う高校生以外の通学生も少ないですしね。
予約していたさーのって号野上線の乗客は拙者のみ。
山中でも出会ったのは一人だけ…もっとも山中で感染するなんてし想定しがたいが。
帰りのおりひめ号とJR両毛線は2m間隔は保てる程度の混雑。
しかし宇都宮線は大宮前後からは立ち客も含めてほぼぎっしり。
2m間隔なんて保てるはずはありませんね。
それにしても「マスク不足」が叫ばれているのに、電車の中での着用率は2〜3割かと思いました。
ニュースに煽られ買い溜めした人々も実際には着用してない疑惑…が高まりました。
医療関係者でもマスク不足が深刻化しているのに…。
そもそも拙者は普段からマスクしない派ですが、1号隊員の厳しいお達しで、当日はマスクをして出かけました。
それにしても「どうすりゃいいんだ!」の日々が続きますね(-。-)y-゜゜゜
【今回登った主な山】
★熊鷹山(くまたかやま)624.4m:2度目…栃木百名山、山渓栃木県の山
★丸岩岳(まるいわだけ):初…山渓栃木県の山
★野峰(のみね):初…無冠
(注)ヤマレコ「栃木県の山」リストでは3ヶ所(隠れ三滝・茶ノ木平・古峰原高原)の登録漏れがあります。2週間以上前(1月下旬)に追加登録依頼しています。
お疲れさんどした<m(__)m>
隊長
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
隊長、まずはお疲れ様でした。先週までは田園都市線、小田急線のマスク率はそうですね50パーセントって感じですかね。今週からはさらに上がると思いますが。先週、前職の仕事関係で松江ー出雲にいましたが町中でマスクしている人はほとんどいませんでした。一部の特定場所 を除いて人との間隔は20メートルありますからw
私も普段はマスクしないのですが電車に乗る時はします。
「市中感染」なる新しい言葉も出てきて、首都圏でのマスク率は高まるでしょうね。
防御していたはずの救急隊員や厚労省職員も感染しており、マスク如きで身を守るのは難しいですが…でもないよりはかなりマシなのだと。
当日はバス停から林道歩きを初めて数十分間はマスクしてましたが、こんな誰もいないところでしてる意味はないと悟り、その後は外しました。
隊長
yamabeeryuさん、こんばんは。
野峰のまっすぐな尾根が気になっていました。
バスをうまくつかった、いいルートですね。
これはと思い、さっそく、佐野のバスの登録とか調べてみました。
ちょっと面倒ですが、やってみようかと。
予約はネットでなくて、電話なんですね。
林道作原沢入線は崖崩れで通れないようですが、
こちらの林道は通れるのですね。
熊鷹山を通過するので、つつじの頃の熊鷹山にあわせるのがいいかな、と思いましたが、ヤマビルがいるなら...悩みます。
野峰〜熊鷹山(十二山)の真っ直ぐな尾根…拙者は前夜になって気付き、急遽コース変更しました。
熊鷹山へは本来の登山口まで林道が通じていますが、ほぼ2km地点で「立入禁止」措置が取られています。
その直前の路肩に駐車スペースがあり、当日は2台止まっていました。
ナンバープレートから判断して、2台ともハイカーだったと思います。
そのうちの一台が5番の男性ソロハイカーでした。
クルマは7番で完全にアウトですが、歩行者は特に問題なく通過できます。
落石リスクはありますが、その前に行った埼玉・南天山の方が10倍以上高いと感じました。
さて、さーのって号の中で、野上線だけが事前登録制になっていますが、高齢者対応で玄関先まで小型バス(=ワゴン車)が乗り付けられるように、事前に場所を特定するためだそうです。
我々のような登山・ハイキング目的者はそこまでする必要はないので、すぐに手続きしてもらえますよ。
〆缶郢毀鮟蟷毀雲験萇交通生活課(0283-20-3014)に電話して野上線利用登録したい旨告げる。
△修虜櫃法登山目的で「田沼駅前BS〜小戸口BS」間の利用であることを伝える
E佻人兒罎鬟瀬Ε鵐蹇璽匹擦困箸癲◆崕蚕蝓¬樵亜性別・生年月日、電話番号(自宅、携帯電話、登録場所」をテキスト(箇条)書きしてメールする。
じ綟、登録証とバス路線図・時刻表が送付されてくる。
朝一番バスを利用するなら、前日の夕方までに予約すればいいので、ギリギリまで天気予報を勘案できます。
コミュニティーバスも、いつまでも運行されるとは限りません。
たった一回の利用のために…と心苦しい側面もありますが、その一回が活性化のためになるなら…と割り切って利用しました。
【追伸】ヒルについてはこちらをご覧下さい。夏場には行く気がなくなりますよ。
kaori509さん 2019年08月24日:ヒルの恐怖💧と熊鷹山と氷室山
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1988227.html
隊長
yamabeeryuさん、再びこんばんは。
早速、佐野市に、利用登録の申請のメールを提出しました。
ありがとうございました。
kaori509さんのレコ、見ました。
それにしても、ヒルはいやですね。
おっ!素早いですね。
今週中には登録証が送られてきますね。
なお登録証を提示することなく乗車しました。
一応、持参していましたが……。
もし拙者同様に熊鷹山から南下されるなら、梅田ふるさとセンターへ下山された方が宜しいかと思います。
農産品だけでなく、14:30までであれば、食堂(⇨蕎麦あり)がまだ開いていますから。
その後、桐生駅まてロード(約12km)をひとっ走りされてはいかがでしょうか
隊長
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