とんがり頭に魅せられて-色々あったけど堂平山・笠山-
- GPS
- 13:04
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 779m
- 下り
- 796m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
*地図は途中一部分、保留状態になってしまい、手書きで加えたのでスタートが変な位置にあります。本来はスタートとゴール位置は同じ場所です。 剣ケ峰〜笠山:特に問題なし。堂平山までは緩やかな登り。堂平山から篭山のタルへの下りは濡れていて滑りやすく、転倒注意。堂平山、笠山の山頂からの展望よし。 笠山の山頂は837mでそこに山標があるが、奥へ進むと笠山神社がありそこは842mの表示があるので最高点はこちらだろう。 笠山〜白石車庫:あまり人が通らないのか荒れている。倒木多し。落ち葉で道が埋もれている。踏み跡が多数あるが、明確なものを辿ったほうが無難。こっちの方が近道などとは思わずに。(自戒) 白石車庫〜白石峠:しばらくは舗装道路を緩く上る。405m地点のカーブを曲がらず直進してコンクリートの道へ。やがて山道になる。コンクリートの道や山道はかなり荒れている。落石、土砂崩れなど多数。白石峠までは体力的に結構きつかった。(シャリバテかも)白石車庫から白石峠までは標高差400m強を一気に登る。 白石峠〜駐車場:林道に沿って山道もあるが、疲労感がかなりあるので車道を歩く。車だとすぐなのに長く感じる。 今回は、堂平山から下りで滑って転倒し、眼鏡を紛失(たぶん) 笠山からの下りで近道のつもりで踏み跡を辿ったら別尾根に入り込み、道迷いの挙げ句転倒滑落(5mほど)、白石車庫から白石峠への標高差400m強の登りでかなりの疲労(シャリバテだったかも知れない)と歩行距離はこれまでより短いが、標高差が大きかったのでかなり疲れました。(ウェイトの影響もあったと思う) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
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感想
県東から眺めると奥武蔵の山なみの北の外れの方に位置する笠山。その形から乳房山ともよばれているそうな。ぴょこっと飛びだした山頂を目印に、何処から見てもすぐにその位置が分かります。
今日はその山頂に魅せられて、いつか行ってみたいと思う希望を叶えに登りました。ところが・・・アクシデント続き・・・
登り始めは、堂平山の南にある剣ヶ峰の駐車場から。準備をして出発!
林道を300mほど歩いたところで「あれ?車の鍵を閉めたっけ?」と不安になります。戻るかどうするか迷いましたが、戻ってくるまで不安のままではいられないので、戻りました。確認するとやはりノ-ロック。戻ってよかったです。でも、全てのアクシデントはここから始まりました。
せっかく戻ったので、剣ヶ峰の山頂を極めて反対側へ降りようと登ります。展望台という表示がありますが、中腹の東屋の辺りのことをいうのでしょうか。そこから上は登りにくい道です。山頂には電波塔。展望台らしき物はありません。一回りして、反対側へ降ります。
そこから林道へ出たり山道に入ったりしながら堂平山へ緩く登ります。
山頂には昔の東京大学天文台。1965年〜2000年3月に閉鎖になるまで長い間観測をしていました。山頂からは雪を被った山々も見えます。
写真を撮って笠山へ向かいます。この辺りは、パラグライダースクールもあり、多くの人がパラグライダーをやりに訪れていました。
下りは北側の斜面なので少しぬかっていて、転んでしまいました。後になって気付いたのですが、この時にどうやら頭に乗せていた眼鏡を落としてしまったらしいのです。去年の4月にやはり同じように紛失した眼鏡の代わりに買い換えた物です。またやってしまいました。気落ち・・・です。
笠山を目指します。篭山のタルから笠山は標高差150mほどの登り返しです。山頂は837mの所にありますが、更に進むと842mの所に笠山神社が有ります。こちらが最高点です。遠くから見ると、ここが乳首のようにみえるのでした。だからというわけではありませんが、遠くから眺め、何年も前から気になっていた山頂に立ちました。
この前、宝登山から笠山を眺めた時に、妻に乳房山というのだと話したら、そう見える!と喜んで(?)でいました。
下山路は、かなり荒れていました。あまり人が通らないのでしょう。おまけに、楽をしようと考え、本道(どう見ても本道だったのです)を外れ、同じ所に出るだろうと薄い踏み跡の方へ(直進だったのでそう思ったのです)下ると、なんと、ひとつ違う尾根に入り込んでしまいました。GPSや地図を確認しながらなんとか本道へ戻るために谷へ下り始めました。下ってはいけないということは知っていましたが、それほど深い谷ではなく、沢沿いに本道があるのでそこへすぐに抜けられると思っていたのです。道無き斜面を歩いていると、バランスを崩し、滑落してしまいました。ザックが重いので、止まりません。軟らかい土の斜面だったので、手を土に食い込ませ(雪斜面でのピッケルのように)5mほどの滑落で止まりました。そんな斜面なので服は汚れましたが怪我はしませんでした。岩場だったらアウトだったなとひやりとしました。
本道を探してさまよいます。ゆっくり、止まって、GPSと地図とコンパスで確認すれば良かったのです。しばらく彷徨っても、有るべき所に本道がありません。しばらくしてから、落ち着いて、GPSと地図で確認をしました。
なんと!地図上で沢だと思っていた線は林道のものでした。沢の左側に本道があるはずだと思い込んでいたのが、沢では無く、林道の左側にあったのです。沢を越えて、ひとつ向こうの尾根に出なくてはなりません。
沢を越えて、尾根へ登り返します。息を切らせながら登り、ようやく本道へ出ました。これまでもそうでしたが、体力もさることながら、道迷いをすると精神的に披露をします。眼鏡の紛失、滑落、道迷いと連続して心がダメージを受けたので、ゆっくりと下りながら気を取り直します。
さて、最後は、白石バス停から白石峠への登り返しです。山行の最後が登りというのはやはりきついです。しかも標高差400m強の登り返しです。本日一番の登りが最後になってしまいました。
林道から山道へはいると道はかなり荒れていました。落石や土砂崩れです。それでも登ります。途中でだんだん体が動かなくなってきました。筋力も呼吸もそれほどでもないのですが、何となく疲れるのです。シャリバテかも知れません。行動食をとれば良いのですが、ザックの中です。ザックを降ろすのも面倒なので、本当に動けなくなって限界になったら食べようと思い、我慢しました。
ヘロヘロになって白石峠まで登り切りました。ここから車道を歩いて、駐車場まで戻ります。が、それの長いこと!たぶん、元気な時ならそれほどでも無かったのかも知れませんが、今日はとても長く感じました。
帰宅してから、滑落や道迷い、シャリバテのことなどを妻に話すと「もう、いい歳なんだから、重い荷物を背負って歩くのは無理なんだよ!」と怒られました。18圓曚匹硫拱は、それほどの高低差がない所ならこれまで何とかなったのですが、今日はオーバーウェイトだったのかも知れません。行く前に、ちょっとへらそうかと考えもしたのですが。
でも、次もまたきっと同じぐらい背負って歩いてしまうのかも知れません。
心も体も疲れた山行でした。
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