五竜岳(五龍岳)・八方尾根ピストン(日帰り)
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 09:40
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 2,388m
- 下り
- 2,386m
コースタイム
黒菱駐車場(4:50)〜八方池(6:15)〜唐松山荘(7:35)〜五竜山荘(9:00)〜五竜岳山頂(9:45)〜五竜山荘(10:40)〜唐松山荘(12:15)〜唐松岳山頂(12:30)〜唐松岳山荘(12:45)〜八方池(13:45)〜黒菱駐車場(14:25)
天候 | ガス→晴れ→ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・黒菱林道から黒菱駐車場(黒菱第3ペアリフト乗り場) 座標[36°42’03"][137°48’34"] ・黒菱林道、牛が放牧されており道に出てきます。走行に注意必要 <リフト> ・朝は当然やってませんでした(午前5時前だったので・・・) ・今週は第3ペアリフトが運休でした。帰りは最上部の1本だけ利用(270円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・特記することはなし ・唐松岳から五竜山荘へ向かう最初の30分の鎖場は思った以上に集中力必要でした(ちょっと舐めてたかも) |
写真
感想
天気予報では週末の天気はよろしくない。でも、よくよく見てみると白馬は午前中晴れで、午後3時以降は雨。朝早く狙えば、唐松岳くらいまでなら行って来れるかな?と八方尾根を登ることにした。
白馬の市街地を抜けて、ペンション街を抜け、黒菱林道へ。黒菱林道、あんなに長く、標高の高いところまで上がれるとは思ってなかった。駐車場には2台ほど車が停まっていたが、人のいる気配は無い。小屋泊まりの人たちみたい。暗い中準備していると2台ほどあがってきた。皆、車降りた瞬間「寒い!」と言ってました。20℃を切っていたので、いきなりだと寒く感じた。
午前5時前なのでリフトは動いておらず、ゲートの隙間をくぐって進入。最初の登りはきつい。スキー場は夏に登ると傾斜きつ過ぎ。第3ペアリフト降り場まで登ると最上部のクワッドリフト乗り場が見えてくる。当然そちらに行っているが、登山道が見当たらない。道を探して10分くらいうろうろしてしまった。結局「自然研究路トレッキングコース」という看板にそって、木道から登山道に入るのが正解。暗いと分かりにくい。この頃から辺りが明るくなりはじめ、白馬三山がうっすらみえるようになる。かなり近くに見えてテンションあがる。特に天気がダメだろうと思っていた分、うれしい誤算。
八方尾根は歩きやすい&景観が非常によかった。途中ケルンもあり、目印も申し分ない。五竜岳は遠くて無理だけど、唐松岳狙いで後輩連れてまた来ても良いなと思った。
3時間近くかかって唐松山荘へ到着。思った以上に時間がかかってしまった。唐松岳、晴れて非常に綺麗に見えていたけど、この後の天気を考えると寄り道するのは躊躇われた。帰りに時間&体力があれば登ることにして五竜岳へ向かう。
唐松山荘から五竜岳へ向かうといきなり鎖場が現れる。そして、意外と道が狭く怖い。たしかに八方尾根からみるとこの稜線、岩場で狭そうだなぁ、とは思っていた。これが延々五竜山荘まで続くのか、と思うとげんなり。また、唐松山荘過ぎたころからガスが上がってきてしまい、鎖場歩きしているときはまったく景色が見えなくなっていた。正直「天気崩れたらこの鎖場怖いし、引き返すか?と真剣に考えながら進む。しかし、30分くらいすると鎖場は終わり、快適な稜線道歩きが五竜山荘まで続いた。
五竜山荘へついたときもガスだった。丁度山荘や稜線のある2300m以下はガスで、それより高いところは晴れているようだった。
五竜山荘から五竜岳へ向かうとすぐにガスが晴れて五竜岳がお目見えする。初めは「アプローチが険しいし、あのピークじゃないよな?」と思っていたが、山腹に武田菱が見えるし、どうみてもあれが五竜岳だな、と分かる。
岩場を登る箇所もあるが、それほど怖くない。唐松山荘からの鎖場の方が個人的には怖かった。
山荘から40分くらいで山頂へ。景色は最高だった。天気予報で午前中晴れ、の予報通り。北を見ると白馬岳、南は鹿島槍、西は立山が見えた。まあ、多少雲もあったがぜんぜん気にならないくらい十分な景観を楽しめた。
天気予報がイマイチだったためか、登っている人も少なかった。ピークでは3人ほどしかおらず、下るときに山荘まですれ違ったのも4〜5組程度だった。贅沢な楽しみさせてもらえました。
戻りは唐松山荘までが非常につらかった。五竜山荘から唐松山荘は登りが多い。下山気分で登りが続くと精神的もつらい。あと、鎖場はやはり緊張するし、行きはほとんどいなかった、すれ違いの登山者も増えていたため、余計疲れてしまった。
唐松山荘に戻ると、大勢の人がいるのに驚いた。行きはガラガラだったので9月なんてこんなもの?と思っていたが、単に時間の問題だったらしい。
疲労していたし、唐松岳登るか迷ったが、地図をみると30分くらいで往復できそう。せっかくなので登ることにした。が、頂上着いたくらいで雲が急速に上がってきて、景観は無くなってしまった。山荘に戻るともうガスガス。たくさん登山客いたけど、午前中の景色を知っている身としては気の毒だった。
八方尾根を下るとまだまだ登山客が登ってきていた。このあとは天気下ると分かっているのに、こんなに登って来るんだなぁ、とちょっと感心。
行きに見えていた白馬岳はこのときにはまったく見えず。登りの方はあの景色を知らないのか、と思うと残念。
下っていると「雷鳥がいる」と話し声が聞こえる。見てみると雷鳥が3羽いた。下りだったので、カメラをザックに仕舞っていたため、慌てて取り出す。が、登山道から離れてしまい、小さくしか撮影できず。いつもは18-200mmレンズなのだが、今日は軽量化のため18-55mmしか持ってこなかった。今日の山行はここだけが残念だった。
八方池山荘まで戻るとリフトが動いている。すごく迷ったが、リフト使うことにした。下りは足へのダメージが大きいので助かる。でも、1本だけしか使えず、中途半端だったかな。
車に到着し、帰るための準備が完了した瞬間に雨が降り出した。午後3時ちょっと前。天気予報的中だった。そして自分にとってはギリギリ間に合った、という感じ。
天気は期待せず、どちらかというとトレーニング目的だったが、予想外に天気が良くなり、最高の一日となった。こんな日があるから、山登りは行ってみないと分からない。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する