入道ヶ岳【井戸谷からイワクラ尾根へ】
- GPS
- 07:02
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 969m
- 下り
- 891m
コースタイム
- 山行
- 4:36
- 休憩
- 2:21
- 合計
- 6:57
天候 | 曇り 後 晴れ 強風 【気温】6〜8℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
新名神・鈴鹿PAにスマートインターが出来て、 椿大神社が大変近くなりました。 |
その他周辺情報 | 入道ヶ岳の磐座: www.cty-net.ne.jp/~hrkn/arekore/nyudo_01.html#Sec_03 |
写真
感想
北尾根からイワクラ尾根への縦走計画があると聞いていたが、季節がら
井戸谷に変更したとSさんから連絡を受け、初めての井戸谷コースを
歩くにはいい機会なので参加をお願いする。
混雑を心配していた井戸谷入口の駐車場には、まだ充分余裕があった。
コース入口から立派な舗道を歩き、土砂が堆積した谷を横切って
しばらくすると小尾根の登りに変わった。
どうやら右岸の尾根から高捲きしているんだと理解できた頃
左手に石段が現れ祠が見えた。聞くと「石神」と呼ばれ奥には磐座も
有るらしい。体温調整の小休止をしていると、Mさんが二本松尾根に
合流する尾根(井戸谷右岸尾根)の途中にもイシグラと呼ばれる磐座が
あると言うので急遽コースを変更し、イシグラ経由で福寿草のポイントへ下ろうと話がまとまる。早速祠の奥から山腹を強引に尾根のラインを
目指して取り付くが、枯葉が堆積した急斜面は足場の確保も一苦労だ。
適当にジグザグ登りでやっとの思いで乗った尾根筋もなかなか
手厳しい尾根だった。木の根や幹に縋りながら尾根を辿る。
気まぐれに色褪せたテープも見られ、稀に歩かれているようだが・・・。
左に見えるのは二本松尾根、そして小さなピークは国見岳だろうか。
尾根がやや西向きに変わとやっと厳しい登りが緩み、
僅かに開けた平坦地に出ると祠が祀られた跡が見られる岩塊が現れた。
これがイシグラと呼ばれる磐座のようだが、我々はここで井戸谷への
下降点を見逃し行き過ぎてしまった。
足元に境界杭を見る辺りで引き返すと分岐を示す紐が目に留まった。
イシグラの僅か下から馬酔木をくぐると、踏み跡が現れ井戸谷の
通報ポイント5番へ案内してくれた。
どうやらこの辺りから上がるのがノーマルコースのようだ。
メジャーなコースで福寿草ポイントを訪ねる予定が、思いもよらぬ
アルバイトの末、井戸谷へ復帰すると苦労する事なく福寿草の斜面へ
向かう踏み跡を見つけられた。
しっかりした踏み跡が残るほど知られた場所になったようだが、
蕾を踏み付けないように注意して楽しみたいものだ。
谷へ戻りしばらくすると明るい笹原の斜面が広がり、一息の頑張りで
馬酔木の森と笹原が広がる山頂部に出ると、いきなり強風に煽られた。
笹原の向こうに鎌尾根から釈迦ヶ岳に連なる景色を期待したが、
粉雪が舞う天気で、鎌ヶ岳が精一杯だった。
吹き付ける強風にふらつきながら奥宮の森をくぐると、
先客は数人だけで、幸いにも馬酔木の陰で昼食を摂る事が出来た。
入道ヶ岳の最高点は奥宮だと妙な理屈をつけて、風にさらされる山頂は
パスしてイワクラ尾根へ向かう。
戻ってきた青空に鎌尾根〜御在所岳の県境稜線を眺めながら、
痩せ尾根のアップダウンを繰り返し、仏岩を下った鞍部から奥の谷を
宮妻峡へ下る。
【メジャールートで福寿草と痩せ尾根のアップダウンを楽しむ計画が、
Mさんの一言から興味深い磐座巡りが加わった。椿大神社の御神体となる
お山だけに、数多くの磐座がある事を知った有意義な山行だった。】
福寿草、咲いてますね。
この時期で、井戸谷上部にも雪がなくて、草原状態とは、温かいハズです。
石神からイシグラ経由で、二本松尾根へ抜けずに井戸谷まで降りてお花鑑賞
とても味のあるルート選択です。
仏岩のあるイワクラ尾根も、険しさの中に荘厳さを感じる、お気に入りの尾根の一つです。
イシグラからイワクラまで、つないでの縦走、さらには福寿草まで見ることができて、神々の宿る山の良さを満喫されましたね
onetotaniさんが井戸谷が初めてとは驚きました
totokさん 今晩は。
そうなんです、単独での周回を考えるとつい宮妻峡からのコースを
選んでしまうんですが、今回はいい機会を得ました。
樹林を抜けた開放的な笹の斜面は、竜ヶ岳の裏道に似た爽快な雰囲気が
漂っていました。
イシグラに通じる右岸尾根はなかなか厳しい尾根でしたが、面白みのある
尾根でした。そしてこんな場所にも祠を祀り、山の神として崇める先人の
信仰の厚さを感じさせる場所でもありました。
久し振りに歩きましたが、やっぱりイワクラ尾根は鈴鹿を代表する
魅力的な尾根ですね。
入道ヶ岳ハイクお疲れさまでした。
奥の谷は以前宮妻峡から周回で歩いた事がありますが、井戸谷右岸の尾根が歩けるとは知りませんでした。そのまま登れば山頂まで到達できそうですが、下りで使ったら危なくてダメそうですね。
井戸谷の福寿草は良く知られる様になりました。
あるページで知ったのですが、福寿草は厳密には4種類あって、鈴鹿では2種類確認されているそうです。葉っぱの毛の有無だったか?ごく微妙な違いだそうで、入道のものがどちらなのか判りませんが、藤原では標高700~1000mあたりを境に分布が別れているみたいです。
最後に入道へ登ったのは5年前で、その時は椿大神社に車を置いて、小岐須まで歩いて南尾根を使って登頂し、井戸谷を下って周回しました。その時初めて入道の福寿草を観賞しました。
teppanさん 今晩は。
初めて井戸谷を歩きました・・と言っても序盤と終盤だけですが。
途中から上がった右岸尾根は厳しいながらも面白みのあるルートでした。
イシグラでは福寿草を楽しんでから二本松尾根へ向かうグループに
逢いました。こういったルートで入道へ上がる人もみえるんですね。
井戸谷ではもう少し奥に行けば、もっと福寿草も見られたと思いますが
旬を過ぎていたため深追いはやめてしまいました。
今年はもう根雪は期待できないので、早々に春山仕様に切り替えようと
思います。
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