伊那前岳-木曽駒ヶ岳
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- GPS
- 10:30
- 距離
- 35.6km
- 登り
- 3,016m
- 下り
- 3,005m
コースタイム
04:00 蛇腹沢登山口
05:30 うどんや峠
07:40 伊那前岳
08:40 木曽駒ヶ岳
--
09:00 木曽駒ヶ岳
09:45 伊那前岳
10:30 うどんや峠
11:10 蛇腹沢登山口
12:30 こまくさの湯
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 下山後の温泉はこまくさの湯。食事は明治亭にて。 |
写真
感想
駒ヶ岳ロープウェイが休止中なので木曽駒ヶ岳が遠い山になった。静かな木曽駒を楽しむなら今年しかない。ということで岩さんと狙っていたがいつの間にか2月も終わり3月に入ってしまった。雪無くなるんじゃないか。今週末はガッツリ晴れるので木曽駒やるなら今日しかない。しかし肝心の岩さんは愛娘の誕生日のため参戦できず。なんでも誕生日が2/29だから4年に1度しか誕生日が来ないらしい。それは仕方ないね。そんなわけで一人で行くことにした。桂小場から入るか北御所から入るか迷ったが伊那前岳は一度も登ったことがないので北御所登山口から伊那前岳経由で木曽駒を目指した。スタートはこまくさの湯。下山後速攻でこまくさの湯に入れる。
前日夜、駒ヶ根は雨が降っていた。山では雪だろうか。幸い深夜には止んでいた。今日も元気に2時出発。まずは北御所登山口まで500m上げる。駒ヶ根は標高が高いとはいえ春の陽気だ。汗だくだく。林道に入ったら雪が出てくるかと思いきや全然出てこない。出てきてもすぐに切れる。1,600mまで板の出番は無かった。蛇腹沢登山口は雪が無いので再び担ぐ。1,888m手前でようやくまともに雪が出てきた。登山道をシールで登ってゆく。うどんや峠に着いたら一休みして伊那前岳への尾根に取り付くと辺りが明るくなってきた。木々の隙間から八ヶ岳、南アルプスがよく見える。そして朝が来た。素晴らしい朝だった。7合目船窪から先は風衝地となる。北側はカチカチに凍っていて転べば下まで止まらない。クトーが刺さらないのでここからは担いで爪。板が風に煽られてつらいが先週の四ッ岳に比べたらマシだ。伊那前岳の三角点から浄土乗越までは中々の細尾根で風も強く厳しい区間。ここが今日の核心部だった。しかし伊那前岳からの眺めは素晴らしかった。左手には空木岳と檜尾尾根、宝剣岳もよく見える。右手には将綦頭山へ続く尾根がドッシリ。素晴らしい。伊那前岳がこんなに良い山だとは。今日はこのルートを選んでよかった。さあ中岳と駒ヶ岳を捉えた。変に巻いていくと距離が伸びるので愚直にピークを踏んでゆく。この辺は風が弱くて穏やかだ。当然だが誰もいない。静かだ。ロープウェイが動いていれば冬でも結構な数の登山者で賑わっているらしい。
こまくさの湯を出て7時間弱で駒ヶ岳に到着した。遠かった。とても達成感のあるピークだ。板は宝剣山荘にデポして空身ピストンも考えたが、折角なので駒ヶ岳の頂上から滑りたいので板を担いできた。シールを剥がして準備完了したところで西駒方面から単独の男性が登ってきた。聞けば桂小場からの日帰りとのこと。強い。鍛えている人だ。今日は誰にも会わないと思っていたので会話ができて嬉しかった。帰りもご安全に。駒ヶ岳直下の雪はアイスバーンの上にパラッと良い雪が乗っていて大変素晴らしい。豪快に4回くらいターンしたら終わり。小さい斜面だが板を担いできた甲斐があった。このまま黒川渓谷まで滑り込んでうどん坂を登り返すプランも考えたが、夏にも歩いたことのない場所を冬に初見で下るのは怖い。なので大人しく来た道を引き返すことにした。板担いで爪履いて中岳を登り返したら板履いて滑る。浄土乗越まで滑ったら再び板担いで爪。本日最後の登り、伊那前岳へ。風は朝より弱まっていたので帰りは楽々だった。伊那前岳の三角点まで歩いたら本日の登りはこれにて終了。下まで一気に落ちてゆく。北側はカチカチだが毛羽立っていてエッジはよく効く。しかし転べばタダでは済まないので気が抜けない。あっという間に樹林帯まで降りてきたらあとは登山道滑降。1,900mまで頑張って降りてきたが石や木の根が出てきてもう限界。最後は板を担いで歩いて下りた。
下山後はこまくさの湯へ。2泊3日も駒ヶ根に滞在していたので帰りは奮発して明治亭でカツカレーを食べた。今日は58g羊羹2個しか食べなかったのでお腹ぐーぐー山行だった。美味すぎて涙が出そう。昨日の空木も良かったが今日も素晴らしかった。来年も行こう。空木もそうだが、木曽駒も福島から登ってみたい。木曽、福島から登れば静かな山を楽しみつつ日陰のパウダーを楽しめたりしないかな。
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