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Yamareco

記録ID: 2243168
全員に公開
山滑走
北陸

大地山は藪雪山、初雪山は新雪山だった

2020年02月29日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
13:22
距離
19.9km
登り
1,754m
下り
1,741m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
12:58
休憩
0:25
合計
13:23
距離 19.9km 登り 1,754m 下り 1,757m
5:53
148
スタート地点
8:21
8:25
117
10:22
10:26
184
13:30
13:37
154
16:11
16:21
95
17:56
80
19:16
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
夢創塾前の大地山登山口
一応夜明け前に、夢想塾前を出発。
2020年02月29日 05:53撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/29 5:53
一応夜明け前に、夢想塾前を出発。
いきなり急登の登山口。
2020年02月29日 05:54撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/29 5:54
いきなり急登の登山口。
標高400m辺りで雪が見え始める。
2020年02月29日 06:05撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/29 6:05
標高400m辺りで雪が見え始める。
638ピーク直下
2020年02月29日 07:15撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/29 7:15
638ピーク直下
638ピークから見えるは鍋倉山か。
2020年02月29日 07:21撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/29 7:21
638ピークから見えるは鍋倉山か。
標高700m辺りでスキーに
2020年02月29日 07:36撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/29 7:36
標高700m辺りでスキーに
796p鍋倉山から平野の眺め
2020年02月29日 08:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/29 8:20
796p鍋倉山から平野の眺め
鍋倉山から大地山を望む
2020年02月29日 08:22撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/29 8:22
鍋倉山から大地山を望む
大地山手前の標高1100mでお兄さんに追いつかれる。
2020年02月29日 10:09撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/29 10:09
大地山手前の標高1100mでお兄さんに追いつかれる。
もう少しで大地山
2020年02月29日 10:09撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/29 10:09
もう少しで大地山
剱から毛勝、駒ケ岳、僧ヶ岳
2020年02月29日 10:09撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
2/29 10:09
剱から毛勝、駒ケ岳、僧ヶ岳
朝日岳方面
2020年02月29日 10:09撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/29 10:09
朝日岳方面
ついに見えた初雪山
2020年02月29日 10:09撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/29 10:09
ついに見えた初雪山
小広い大地山山頂領域
2020年02月29日 10:22撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/29 10:22
小広い大地山山頂領域
大地山から見える初雪山
2020年02月29日 10:22撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/29 10:22
大地山から見える初雪山
一度抜かれたお姉さんに追いついた。
2020年02月29日 10:37撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/29 10:37
一度抜かれたお姉さんに追いついた。
初雪山までノートレースの綺麗な斜面だが、
ピーク多いな...
2020年02月29日 11:07撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
2/29 11:07
初雪山までノートレースの綺麗な斜面だが、
ピーク多いな...
ピークは巻けそうで巻けない。
2020年02月29日 11:23撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/29 11:23
ピークは巻けそうで巻けない。
初雪山の左奥には犬ヶ岳。懐かしいな。
2020年02月29日 11:34撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
2/29 11:34
初雪山の左奥には犬ヶ岳。懐かしいな。
スキーの僕が先行している。
2020年02月29日 11:46撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/29 11:46
スキーの僕が先行している。
シール団子で重くなった僕に追いついてきた。
2020年02月29日 12:56撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/29 12:56
シール団子で重くなった僕に追いついてきた。
皆着いた。初雪山だ。
2020年02月29日 13:31撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/29 13:31
皆着いた。初雪山だ。
眺めは抜群、風はゴオゴオ。
2020年02月29日 13:33撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/29 13:33
眺めは抜群、風はゴオゴオ。
息を飲む
2020年02月29日 13:33撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/29 13:33
息を飲む
富山湾も
2020年02月29日 13:33撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/29 13:33
富山湾も
お姉さんに撮ってもらった。
2020年02月29日 13:34撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7
2/29 13:34
お姉さんに撮ってもらった。
最高に気持ちいいシュプールを撮ったのだが、
露出オーバーの設定に切り替わって白飛び。
2020年02月29日 13:52撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/29 13:52
最高に気持ちいいシュプールを撮ったのだが、
露出オーバーの設定に切り替わって白飛び。
小ピーク群に突入。ここは上手く巻けてまだ良い。
2020年02月29日 14:23撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/29 14:23
小ピーク群に突入。ここは上手く巻けてまだ良い。
自分の影を撮ったり、
2020年02月29日 14:25撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/29 14:25
自分の影を撮ったり、
1293pを過ぎて振り返る。
この辺までは余裕がある(と思っていた)
2020年02月29日 14:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
2/29 14:30
1293pを過ぎて振り返る。
この辺までは余裕がある(と思っていた)
登り返しと藪の地獄帯を抜け、大地山へはシールで登り返す。
2020年02月29日 16:02撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/29 16:02
登り返しと藪の地獄帯を抜け、大地山へはシールで登り返す。
雪が減ってツボ足になるまえに日が暮れた。
2020年02月29日 18:15撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/29 18:15
雪が減ってツボ足になるまえに日が暮れた。
登山口直前でサングラスを拾った。
2020年02月29日 19:12撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/29 19:12
登山口直前でサングラスを拾った。
撮影機器:

感想

 初雪山へはこれまで境川からの北斜面と犬ヶ岳からの縦走で到達し、いずれもスキーで境川に下りた。冬のルートとしては小川から大地山経由の西尾根がよりポピュラーだと思うが、途中小ピークが多いのでスキーには抜群とは思えなかった。寡雪の今シーズン、北斜面の最下部は藪が酷いと想像される。西尾根へは朝日小川ダムからだと夏道がないので、夢創塾前の大地山登山口から登ることにした。こちらから行くのは、大地山で富山百山登頂数を増やす目的もある。

 標高200mの登山口には全く雪がなくシートラで登り始めたが、300mになったらちらほら雪が見え出して、400〜500mで雪の上を歩く方が多くなった。638pから先でスキーを履いた。ツボ足だった先行トレースもスノーシュートレースに代わった。

 796pの鍋倉山の前後は稜線の地形がやや複雑で、道迷いのトレースに追随して引き返すこと1回、スノーシュートレースに乗っていけない傾斜が随所にあり、小藪を捌くのも煩わしい。この間にスノーシューのお姉さんに追いつかれ、抜かれた。さらに、大地山に近づいたところでスノーシューのお兄さん(masatan)に追いつかれたが、彼も写真を撮って立ち止まったりしていて、相前後して大地山に到達。目指す初雪山が樹間に見えて心躍る一時であった。

 大地山からシールオンながら、1143pの手前のコルへと滑り降りる。そこで、一時は山頂まで追いつくことはないだろうと思ったお姉さんにあっさり追いついてしまった。大地山からはノートレースの新雪深雪ラッセルになってペースダウンしていたのだ。ここからはスキーが有利、先行させてもらう。1223p、1247p、1293pと小ピークが連なる区間で、調子よく進んでいたのだが、シールの雪団子が発生して僕もペースダウン。お兄さんも追いついてきて連隊となり、お兄さんには一度先頭を代わってもらう。しばらくで団子が取れ、再び僕が先頭に。1431pを越えてラストスパートと行きたいがまたまた団子発生。蹴飛ばし落としたりしながら必死に先頭を守って初雪山頂の鉄塔にたどりついた。かなりの強風で、急いで記念写真を撮って一段坂を下りて滑降準備した。

 山頂直下から1293pの手前にある窪地までは幅広く、そしてパウダーの大変楽しい斜面を一気に降りて来た。楽しい一瞬であった。窪地も登りとは異なるトラバースルートで殆ど登り返さずに1293p手前のコルまで来て、補給休憩にした。この間にスノーシューの2人に一旦抜かれる。さて大変なのはこの後だった。

 1293pから大地山手前のコルまでの連続小ピーク区間、帰りを考えた巻きが殆ど出来ていない。ピークを巻こうとしても、直ぐに藪斜面になって小規模な巻きしかできてなかった。登り返しをカニ歩きか、少し長いとツボ足にしてスノーシュートレースに乗るが、それでもゴボる。そして稜線でも藪で、下りでも、いや下りでこそ藪でスキーが難しい。たまらず下りでもツボにする。先日キラズ山で役立ったワカンを今日は持ってこなかったことを悔やんだ。当初はスノーシュー組に下りで追いつき、登り返しで抜き返されていたが、藪になったら下りも僕が遅く、追いつくことはなくなった。

 大地山の登り返しはシール使用。大地山から838pまではスキー滑降になった部分とそうでないのが半々くらいか。838pから796p鍋倉山までがまた登り返しと藪捌きが続く。鍋倉から標高700mまでは相対的には辛くない区間だった。標高700mで一旦雪が切れ、スノーシュートレースもツボ足に戻っていたので、僕もシートラツボ足に。その後638pから登山口までヘッドランプ下山を坦々と続け、真っ暗な登山口に戻った。

今日もやれやれ、大地山は富山百山92座目。

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コメント

お疲れ様です。
1143のピークからの先頭 お疲れ様でした。

後々から歩く者としては 非常に助かりました。もし 一人だと あの長い尾根とあの雪質 途中 撤退だったでしょう。ありがとうございました。

Nishidenさんに追いついた時は 初雪山山頂 一番乗りの欲が出ましたが 途中で力尽きちゃいました(笑)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
写真を撮ってる後ろ姿を カッコよく撮って頂き ありがとうございます。非常に喜んでます。
2020/3/2 21:06
Re: お疲れ様です。
masatanさんもお疲れさまです。
大地山から先はスキー登行に有利な雪面になって、ぶっちぎりで行けるかと思いましたが、重い雪団子発生でスローダウンとなりました。シールのメンテ悪いですね。

帰りは、標高1600mから1300mまでは快適パウダーで10分、1300mから大地山手前の1100mまでは登り返しと藪で90分、これが山スキーの世界ですよ。
1時間以上遅れて下山でしたね。
2020/3/3 6:06
Re[2]: お疲れ様です。
1223ピークからの登り返しと藪漕ぎは 山スキーをする人には 大変だろうなと思ってました。この辺りで 前方にいた ねーさんに追いついて そのような話をしてました。

でも 上部のパウダーは 気持ちよさそうだな〜と羨ましく思ってました(笑)

鍋倉山からの急坂 スキーを担ぎながら夜道は 大変だったと思います。
お疲れ様でした。

暗くなっても下りて来られなかったので ねーさんが心配されてました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
もし よろしかったら 大地山手前のピークで私が写真を撮っている写真を頂けたら嬉しいです。
2020/3/3 21:08
Re[3]: お疲れ様です。
ご心配おかけしました。
どこかで穴にでも落ちて出られなくなってしまうようなことも、あり得なくはないですからね。
天国から地獄へ、でしたよ。
藪スキーでは何回も転びましたが、スキー担いでからは転ばず下りてきました。ゆっくりじっくりですがね。
2020/3/4 10:08
プロフィール画像
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